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色々あるぞ!『メトロイド』グッズ紹介!【日本製フィギュア 編】

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最近 不定期でやってる『メトロイド』グッズ紹介記事。前回の記事では『メトロイド』関連のamiibo (全6種類) を簡単にレビューしてみた。未見の方は下記リンク先をご参照いただきたい。

 

www.wata-ridley.com

 

 今回の記事では、日本国内で発売された『メトロイド』系フィギュアにターゲットを絞って、簡単にレビューしていきたいと思う。『メトロイド』は海外人気の高いゲームシリーズなので、フィギュアなどのグッズは基本的に海外 (特に北米) で発売されるパターンが多いのだが、日本製の『メトロイド』フィギュアも少なからず存在するのだ。では、紹介していきましょう。

 

 

figma サムス・アラン (Other M ver.)

 最初に紹介するのは「figma サムス・アラン」だ。グッドスマイルカンパニーが販売するアクションフィギュアシリーズ「figma」133番目の商品で、2012年6月に発売された。当時のシリーズ最新作『METROID Other M』仕様のサムスを忠実に立体化している。

 

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セット内容

 

 当時 本屋で読んだホビージャパン誌に、この「figma サムス・アラン」が掲載されていたのを見た自分は心底驚いた。『メトロイド』の可動フィギュアが日本で発売されること自体が大事件だったし、何よりも原作のイメージそのままなビジュアルに度肝を抜かれたものである。もちろん、発売後すぐに買ったよね。

 

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正面

 

こちらが全体像。一般的なfigmaと比べるとかなり大きめのサイズで、重量も結構ズッシリとある。全身にメタリック塗装が施されていて、美しい光沢のある『Other M』版バリアスーツの特徴がしっかりと再現されている。

 

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バストアップ

 

肩・胸部などの主要パーツは硬質プラスチック製なので、かなり頑丈。大きな肩アーマー部は、軸の長いY字型ボールジョイントで接合されているので、思った以上に可動範囲が広く様々なポージングが可能。スーツ各所の発光部位は、緑色の塗料で表現されている。

 

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工夫された各パーツ

 

バイザーはクリアパーツで成型されていて、その裏側にあるメタリックな素材で自然光を反射するため、とても見栄えが良い。首元のボールジョイントが結構堅めなので、頭部は若干動かしづらさがある。

 

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背面

 

後ろから見るとこんな感じ。背中のバーニアなどもしっかり塗り分けられている。腰の部分に穴があるが、コレはfigmaの標準仕様で、支柱付き専用スタンドで本体を固定する際に使うものだ。

 

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可動範囲が広い

 

股関節は2段式のボールジョイント構造になっている。おかげで可動範囲がメチャクチャ広く、足の接地性も良いため自由自在に動かせる。『メトロイドⅡ』パッケージ風の膝立ちポーズも楽勝である。

 

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劇中のポーズを再現

 

広い可動範囲に加えて、関節パーツの保持力も高いので『Other M』劇中のポーズを余すことなく再現可能だ。アクションフィギュアとしての完成度が非常に高い。ガシガシ動かして存分にポーズを取って楽しもう。

 

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お馴染みの「サムズアップ」

 

 付属品もかなり豊富だ。まず、5種類の交換用の左手首パーツ。『メトロイド 』ではお馴染みの「サムズアップ手」をはじめ、アームキャノンを構えるときの「キャノン添え手」や、棒状のモノを持たせられる「持ち手」なども用意されている。この左手首パーツのおかげで、サムスに幅広いアクションを取らせることが可能。

 

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モーフボールも付属

 

サムスが変形する「モーフボール」も付属。劇中のサイズ感をしっかり再現しているので、かなり大きめ。溝の部分に固定用の穴があって、figma用台座の支柱をこの穴に差し込み、イイ感じに飾ることもできる。なお、ボムは付いていない。

 

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ビームエフェクトも付いている

 

地味に嬉しいのが、クリアパーツ製の「ビームエフェクト」だ。アームキャノン先端部に差し込むことで、サムスの戦闘シーンを演出できる。自分は写真を撮るのが下手クソなので魅せ方が分からないが、写真好きのフィギュア愛好家の皆さんであれば、上手く活用することができるだろう。

 

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ミサイル発射モードを再現

 

ミサイル発射時の銃口を再現できる「発射口差し替えパーツ」も付属。だが、肝心のミサイルは付いていないので、そこは心の眼で補完しよう。

  

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そんな感じの「figma サムス・アラン」だが、発売当時の価格は3800円だった。原作のプロポーションを完全再現した出来の良いアクションフィギュア + 充実の付属品で、このお値段である。メチャクチャ安い!!自分のような『メトロイド』ファンは勿論のこと、原作を知らない人でも、欲しくなっちゃうのではないだろうか。

 

実際「figma サムス・アラン」は飛ぶように売れたらしい。発売後すぐに売り切れが続出し、それに合わせてグッスマ公式で2回も再販されている。figmaのラインナップは多岐にわたるが、2回も再販された商品となると結構珍しい。自分の知る限りでは「初音ミク」「セイバー (ver.2.0)」辺りが該当する。超有名どころじゃん。

 

ちなみに、数ある任天堂ゲームキャラの中で初めてfigma化されたのが、サムスだった。「figma サムス・アラン」の発売後には『ゼルダの伝説』『ファイアーエムブレム』などの登場キャラが続々とfigma化され、「ねんどろいど」「S.H.Figuarts 」などの他ブランドでも任天堂キャラの商品展開がなされた。さらに2014年12月には、自社製フィギュア(?)である「amiibo」の販売もスタートしている。

 

こうした事実を鑑みるに、「figma サムス・アラン」の売上が好調だったことを受けて、任天堂は自社のゲームキャラクターを積極的にフィギュア化するようになったのではないだろうか。つまり、サムスが昨今の任天堂キャラクター商品戦略の立役者となったのではないか?…と自分は考えている。あくまで個人の憶測に過ぎないケド。

 

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かなりオススメの可動フィギュア

 

それほどまでに出来のイイ「figma サムス・アラン」だが、現在は生産終了しているため、新品の値段はかなり高騰している。だがそれなりに流通しているので、中古品などを探せば比較的安価で入手できるハズ。興味のある人は探してみよう!

 

 

figma サムス・アラン PRIME 3 ver.

 2017年11月、待望のシリーズ新作『メトロイド サムスリターンズ』が発売され、界隈が大いに熱狂していた時期に発売されたのが、この「figma サムス・アラン PRIME 3 ver.」だ。『メトロイドプライム3 コラプション』版サムスのアクションフィギュアで、バリアスーツ姿のサムスを、原作のビジュアルそのままに立体化している。

 

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セット内容

 

先に紹介した『METROID Other M』版の「figma サムス・アラン」に続いて、日本国内で立体化に恵まれなかった『メトロイドプライム3』仕様のパワードスーツまで、figma化されたのだ。コレを知った多くの『メトロイド』ファンは欣喜雀躍しただろうし、自分も予約開始と同時に迷うことなく購入した。こんなん買うしかないでしょ。

 

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正面


 

正面から見た全体像。独特な形状の『プライム3』版バリアスーツを、かなり正確に立体化しているので驚きだ。しかもコレを動かせるんだぜ?可動フィギュアの造形師ってホント凄いと思う。

 

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背面

 

ディティールの凝った背面。メカニカルで情報量の多い『プライム』版バリアスーツを、違和感なくしっかりと再現している。無骨でゴツい背中のバーニアとかも素敵。

 

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『Other M』版との比較

 

『Other M』版のfigmaサムスと並べると、両者のプロポーションの違いがよく分かる。シンプルでスタイリッシュさを追求した『Other M』版バリアスーツに対して、『プライム3』版は全体的に重厚かつマッシブで、各所のモールドなども細かい。塗装に関しても若干の差異があり、『プライム3』版の方が彩度低めで落ち着いたカラーリングとなっている。

 

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可動範囲がさらにアップ!

 

実は『Other M』版よりも上半身の可動域が改善されていて、全身を屈伸させるポーズが取りやすくなっている。肩と胸部の接合部など、要所に組み込まれた軟質素材のラバーパーツが関節部を隠す役割を果たしているので、柔軟かつ自然なポージングが可能だ。

 

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首関節もよく動く


『Other M』版では動かしづらかった首関節にも工夫が施され、可動範囲が格段に広がっているのも嬉しいポイント。二層構造になっていて、頭部を軽く引っ張ると、軟質素材でできた首パーツが引き出される仕組みになっているのだ。この構造のおかげで、上を見上げるようなポーズも難なくこなせる。

 

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ヒーロー着地もお手の物

 

下半身の可動域も安定していて、膝立ちポーズも簡単に取れる。太腿の付け根の装甲が可動するため、パーツ干渉が少なくなっているのだ。心なしか『Other M』版よりも、関節パーツが頑丈になり、カッチリ固定できるようになった印象。

 

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クリアパーツを使った高級感のある仕上がり

 

スーツの各所にある緑色の発光ラインは、クリアパーツを組み込むことで再現。同じ部位をシンプルな塗装だけ再現していた『Other M』版と比較すると、かなりリアリティのある仕上がりとなっている。地味にうれしい改善点。

 

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サムズアップがよく似合う

 

figma本体のクオリティに努力を全振りしているためか、『Other M』版と比べると付属品のボリュームは控えめ。交換用の左手首パーツは全4種類で、お馴染みの「サムズアップ手」も付属。『Other M』版にあった「持ち手」パーツが付いていないのは惜しまれるが、必要最低限のモノは揃っているので問題ない。

 

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『プライム3』版モーフボール

 

『プライム3』仕様の「モーフボール」も用意されている。『Other M』版よりもディテールアップしていて、溝の部分のモールドなど結構凝っている。ゴロゴロ転がしたり、figma専用台座の支柱に取り付けて飾るなどして楽しもう。

 

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ミサイル発射モード

 

ミサイル発射時の「発射口差し替えパーツ」も完備。『メトロイドプライム』版アームキャノンの独特な変形機構を再現できる。残念ながら、ビームなどのエフェクトパーツは付いていない。悲しみ。

 

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とにかく触っていて楽しい!!!!

 

可動範囲が広いのでストレスなくガシガシ動かせるし、ポーズもバッチリ決められる。プロポーションに関しても、劇中のイメージそのままで申し分ない。『メトロイド』が好きなら、絶対に買って損はないだろう

 

余談だが、企画段階で公開された「figma サムス・アラン PRIME 3 ver.」の原型は、現在のモノとは全くの別物で、ビジュアルが大きくかけ離れていた。下記の写真を見ればお分かりいただけるかと思う。パーツのサイズ比に違和感があったり、手足が無駄に長かったりと、全体的にバランスが悪い印象を受ける。

 

 

コレについては、最初の原型制作を担当した、NAOKIというデザイナーが原因だったらしい。フィギュア・ガンプラ界隈では結構名前が知られていて、原作のビジュアルをガン無視した造形を作ることで有名なのだとか。ネット上には、彼を憎むアンチも多いらしい。

 

ファンメイドや完全オリジナルのフィギュア商品であれば、こういう尖ったデザインも全然アリだと思う。だが「figma サムス・アラン PRIME 3 ver.」と銘打っている以上、原作『プライム3』に寄せたデザインにするのが道理なんじゃないか?…最初にこの原型が公開されたときには、自分を含め多くの『メトロイド』ファンは不安を隠せずにはいられなかったし、実際に非難の声もチラホラ上がっていた。

 

グッスマ・任天堂も、流石にこの原型で商品化はマズいと判断したのだろう。「figma サムス・アラン PRIME 3 ver.」の原型師は途中で変更され、現在のビジュアルにまで大幅に改修されたのだった。いやぁ~よかったよかった。

 

 

原型制作を引き継いだ 枡さんという方は、かなり気合を入れて制作に取り組んでくださったらしい。おかげで原作再現度の高いサムスのフィギュアが世に売り出されたのである。感謝してもしきれないね。

 

 

発売してから長らく追加生産されず、つい最近までプレ値が付いて手が届かなかった本商品だが、なんと2020年4月に再販されることが決定した。こんなにも高品質なサムスの可動フィギュアを、適正価格で買えるのである!!待ってました!!!

 

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2020年4月の再販商品を買おう!(宣伝)

 

あまりにも人気が高いため、グッスマ公式の直販ページだと既に予約販売終了となっているが、Amazonなどのショッピングサイトならまだ間に合う。購入を検討している人は要チェックだ!!この機を逃してはならない!!!(宣伝)

 

 

figma サムス・アラン ゼロスーツver.

 パワードスーツ姿の「figma サムス・アラン」に続いて、2016年12月には「figma サムス・アラン ゼロスーツver.」が発売された。『METROID Other M』仕様のゼロスーツサムスの可動フィギュアである。

 

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セット内容

 

アクションフィギュアとしての実用性を追求していたパワードスーツ版に対して、この「figma ゼロスーツver.」は、観賞用フィギュアのような造形美を重視して作られているような印象。同じサムスの可動フィギュアだが、趣が全然違う。

 

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正面

 

正面から見た全身像。パワードスーツ版figmaを見た後だと細身で小さく感じるのだが、一応コレがfigmaの標準サイズである。パワードスーツが規格外でデカ過ぎるんですよ。

 

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背面

 

ボディーラインの美しさが際立つ後ろ姿。装飾が少ない簡素なフィギュアではあるが、全身のメタリック塗装がとても綺麗なので、その辺は全く気にならない。背中の模様や随所にあるモールドも緻密に再現されている。

 

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顔のアップ

 

顔のアップ。自分の写真が下手くそで伝わりづらいが、『Other M』版サムスの、顔の特徴をよく捉えている。表情はキリッとした凛々しい「睨み顔」と、優し気な雰囲気の「微笑み顔」の2種類あり、顔パーツの差し替えで再現できる。髪の造形も非常に丁寧。後ろ髪のポニーテールは、ボールジョイントで可動する。

 

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お馴染みの「ハンドガン」が付属

 

サムスが携行する護身銃「ハンドガン」が付属。小さいサイズながらも、かなり緻密に作り込まれている。グリップだけの別パーツもあり、脚のホルスターに差し込むことで、ハンドガンを収納した状態も再現可能だ。

 

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くらえ!パラライザー!

 

ゼロスーツサムスといえば、やはりハンドガンを使ったアクションだろう。肩関節が柔軟に動かせるので、銃を構えるポーズもバッチリ決められる。

 

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「アダムのヘルメット」が付属


『Other M』劇中で印象的だった「アダムのヘルメット」も用意されている。サムスの小脇に持たせて、様々なアクションを取らせよう。原作を知らないと意味不明なオマケですな。なお、サイズが合わないため、サムスにヘルメットを被せることはできない。

 

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ショートカット髪にイメチェン


他には『Other M』回想シーンで登場した、若き日のサムスを再現できる「ショートカット頭部」パーツなんてのもあったりする。自分はポニテ派なので分からないが、短髪好きな人には刺さるオマケなんじゃないかな。あとは他のfigmaと同じく、交換用手首パーツと専用スタンドが付いている。

 

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アクションさせるのが難しい…


「figma サムス・アラン ゼロスーツver.」は、先に紹介したパワードスーツ版と比べると可動範囲がやや狭い。お腹から腰にかけての本体パーツが分割されず一体化されているので、全身を屈めるような姿勢や、立ち膝などのアクションが難しくなっているのだ。

 

コレが本来のfigmaの標準仕様ではあるのだが、ガシガシ動かせたパワードスーツ版と比べると若干見劣りしてしまう。また、飾りの少ない素体同然のフィギュアなので、アクション映えしづらいという欠点もある。

 

こうした要素が仇になったのか、「ゼロスーツver.」は他の『メトロイド』関連figmaと比較すると、そこまで多くは売れなかったらしい。おかげで在庫に余裕があるようで、今でも定価で購入することが可能だ。興味のある方はチェックしてほしい。

 

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パワードスーツ版とセットで購入しよう!

 

単体だとあんまりパッとしないが、パワードスーツ版figmaと一緒に飾ると魅力が倍増する…というのが個人的な感想。パワードスーツ版・ゼロスーツ版の2種類のfigmaを持っていれば、顔パーツだけ交換してヘルメットを脱いだサムスを再現できたりもするので、セット購入することを強くオススメしたい

 

 

1/8スケール サムス・アラン ゼロスーツver.

『METROID Other M』版ゼロスーツサムスの、1/8スケールフィギュア。先に紹介したパワードスーツ版「figma サムス・アラン」と同時期に発売された。立体化に全然恵まれなかったサムスのフィギュアが、同時に2種類もリリースされるなんて珍しい。マジで何があったんだ2012年。『Other M』発売直後ってワケでもなかったのに。

 

先に紹介したfigmaは、ポージングなどの実用性が重視されたアクションフィギュアだったが、こちらは「飾る」ことを目的とした観賞用フィギュア。所謂「美少女フィギュア」に分類されるタイプの立体物になる。サムスの場合、美少女というより美女だけど。

 

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フロントビュー

 

こちらが全体像。感情表現が豊かで様々な一面を見せた『Other M』版サムスを、凛とした立ち姿で表現。恐ろしくスタイルが良いし、艶やかで光沢のあるメタリックブルーの塗装が非常にキレイである。後述するが、ベビーメトロイドのフィギュアも付いているぞ。

 

1/8スケールのフィギュアなので、全高22cmと結構デカい。一般向けに販売された国内製『メトロイド』関連フィギュアでは、コレが一番大きいんじゃないかな。自分の部屋には飾る場所が無いため、現在は泣く泣く押し入れの奥にしまっている状況。

 

話は変わるが、フィギュアのサイズ比から計算すると、サムスさんの身長は約175cmということになる。日本人の我々からすると、かなり背が高い。ちなみに、公式設定によればパワードスーツ着用時の身長は190cm。バレーボール選手かよ。いや、体格的にアメフト選手か。

 

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リアビュー

 

リアビュー。特に支柱などはなく、足裏にある穴を凸部に差し込んで、ステージに固定する方式のフィギュアだ。実際のグラフィックと比べて、ブーツの底が若干厚いのはそのためだと思われる。ベビーメトロイドは、透明プラスチック製の棒で固定する。

 

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バストアップ

 

バストアップ。首元や鎖骨、胸の立体感など、非の打ち所がない。特にお腹周りの造型は、腹筋フェチの自分にはたまらないね。塗り分けもしっかりしていて、スーツ表面のディティール表現など抜かりが無い。

 

ローアングルで見ると改めて再認識できるが、やはりサムスさんのおっぱいは大きい。タイトなゼロスーツが、はちきれんばかりの巨乳っぷりである。そのおっぱいで賞金稼ぎは無理でしょ。

 

ちなみに、攻略本『スーパーメトロイド サムス・アランの2時間59分』によれば、サムスさんのスリーサイズは「106・60・90」らしい。ボンキュッボンとかいうレベルではない。開発者コラムに載ってるジョークっぽい情報なので、公式設定じゃない可能性が高いけどね。あんまり本気にしてはいけない。

 

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キリっとした表情

 

顔のアップ。目の部分はプリント、眉や唇などは塗装で表現されている。萌え系でなくリアル寄りで、色気と同時に力強さも感じられる表情だ。『Other M』から追加された、口元のホクロもしっかり再現。束感のある髪や、揺れるポニーテールの造型なんかも凝っててステキ。

 

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背中

 

背中のアップ。背中からお尻にかけてのラインが非常に綺麗。上半身の捻り具合や、ゼロスーツの少し皺が寄れた感じも好き。背中や左手甲などにあるピンク色の模様は、タンポ印刷で丁寧にプリントされている。

 

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うなじが美しい…

 

全体的に筋肉質で引き締まった肉体表現がなされているので、ナイスバディで出るとこ出てるエロい造型ではあるが、あまり過剰な色っぽさ・イヤらしさは感じられない点がステキだと思う。自分も見習いたいです。

 

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ハンドガンの造型も丁寧

 

ハンドガンの形状も、劇中グラフィック・設定画に忠実。グリップなどの塗分けも丁寧に施されている。なお、しっかり接着されているので、ハンドガンを手から取り外すことはできない。右足に装備されたホルスターも、しっかり中空に成型されてはいるものの、ハンドガンを収納したりはできない。

 

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刻印入りの専用ステージ

 

ステージは無色透明のプラスチック製で、表面に『METROID Other M』のタイトルロゴが刻印されている。シンプルで飾り気が無いが、コレくらいが丁度いいと自分は思う。

 

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付属のベビーメトロイド

 

『メトロイド』シリーズのストーリーで重要な役割を果たす「ベビーメトロイド」のフィギュアも付属。被膜部分は透明なプラスチックパーツ、内部の毛細血管はプリントで再現されている。メトロイドがフィギュアとして立体化されたのは、おそらくコレが最初じゃないかな。ゼロスーツは興味ないけど、メトロイドが欲しい!という理由で、このスケールフィギュアを買った人もいたくらいだし。

 

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figma版サムスと一緒に飾っても楽しい

 

原作のグラフィックと比較するとグロ過ぎるというか、可愛らしさが足りないような気もするが、コレでも割と頑張っている方だろう。前回の記事で紹介した「amiibo メトロイド」の完成度が異常過ぎたのだ。あっちは被膜のプニプニ具合まで再現してるし。

 

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『サムスリターンズ』のベストエンディング

 

なお、出典元の『Other M』では、サムスさんはこんなポーズは取っていない。しかし、その後発売された『サムスリターンズ』のエンディングでは、パワードスーツを脱いだサムスが、このフィギュアと全く同じポーズを取ってくれる。多分、ファンサービスなんだと思う。未プレイで気になる人は、ノーマルモードを4時間以内にクリアしてみよう!(超ネタバレ)

 

このスケールフィギュアも、先に紹介した「figma サムス・アラン」と肩を並べるほどの大人気商品で、これまで2回も再販されている。現在は生産終了のため、新品の入手が困難になりつつあるが、ゼロスーツ好きなら買って損することはないと思う。また再販されないかな…。

 

 

SRDXシリーズ サムス・アラン

2005年に株式会社ユージンから発売された、ゼロスーツサムスのフィギュアだ。一応、コレも任天堂公認の製品で、『メトロイド ゼロミッション』公式サイトで坂本さんの口から直々に紹介されていたりする。おそらく、日本国内で初めて商品化された『メトロイド』関連フィギュアだと思われる。

 

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出典:METROID ZERO MISSION OFFICIAL SITE

 

『ゼロミッション』仕様のゼロスーツ姿のサムスを、設定画に則したデザインで立体化している。なお、全体的にプライズフィギュアと同程度のクオリティなので、先に紹介した「1/8スケール サムス・アラン ゼロスーツver.」と比べると、やはり見劣りする部分は多い。

 

パワードスーツの方じゃなくて、ピッチリタイツのお姉さんを先行してフィギュア化する辺り、お国柄が如実に表れているなぁと思いますね。日本でもパワードスーツ需要はあると思うのじゃが。少なくとも俺は買う。

 

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「SRDX サムス・アラン」外箱

 

外箱はこんな感じ。残念ながら、自分が所持している「SRDX サムス・アラン」は、この1個だけ。この手のブリスター包装の商品は、2個以上確保しないと開封したくないという俺ルールがあるので、申し訳ないが今回は未開封のままで紹介しようと思う台紙部分を破いちゃうのがイヤなんですよね…。

 

写真を見ると分かるが、黒色の支柱付き台座も付属している。今回はお見せすることができないが、フィギュア本体を支柱で支えて、台座の上に飾ることが可能だ。

 

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外箱の裏側

 

箱の裏側はこんな感じ。台紙の表面は『ゼロミッション』のパッケージアート、裏面にはゼロスーツサムスの公式アートがプリントされている。やたら目立つ「対象年令15才以上」の表記が個人的にツボ。確かにゼロスーツは刺激強いからな。

 

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顔周りのアップ

 

ブリスター越しに見た顔周りのアップ。目などはデカールではなく塗装で表現されているらしく、多少のっぺりとした印象の表情。でもまぁ、発売時期を考えれば頑張っている方だと思う。『ゼロミッション』のサムスはアメコミ風に描画されてるから、違和感はそんなに無い。

 

ちなみに、このSRDXフィギュアが発売された頃は「ゼロスーツ」という名称は使われていなかった。そのため商品名などに「ゼロスーツ」の記載は全く見当たらない。『ゼロミッション』設定画などでは単に「ボディスーツ」と書かれていて、特に固有名詞などは無かったのだ。その後、このボディスーツ姿のサムスが『スマブラX』に参戦した際に「ゼロスーツサムス」という名前が付けられ、以降「ゼロスーツ」が正式名称として定着した…という経緯があったりする。『スマブラ』の影響はやっぱすごいね。

 

今回は未開封パッケージでの紹介になってしまったが、いずれ2個目を入手できたら、開封して実物をレビューしたいと考えている。このSRDXフィギュアは今や入手困難になっているので、いつ実現できるかは分からないけど…。

 

ファミコンチョコ 食玩消しゴム

フィギュアに分類されるかビミョーだが、ユニークな立体物があるので併せて紹介しておきたい。1980年代後半、子供達の間でファミコンが大ブームとなっていた頃、ロッテが販売していた「ファミコンチョコ」という食玩だ。

 

当時は「ビックリマンチョコ」などが大人気だった時期らしく、その成功に肖ろうとして売り出された商品が「ファミコンチョコ」らしい。だが、販売数はそこまで多くなかったらしく、当時を知る人々の間でも知名度はあまり高くない。

 

「ファミコンチョコ」では、ファミコンゲームに登場する様々なキャラクターを模した消しゴムがオマケとして付属していた。所謂「キン消し」と同じタイプの食玩である。この辺の詳細は、下記リンク先が詳しい。

 

middle-edge.jp

 

『スーパーマリオ』『ゼルダの伝説』などの人気タイトルは勿論、『スパルタンX』『謎の村雨城』などといったマイナー作品まで、かなり幅広いジャンルを取り扱っているのが面白い。

 

そしてなんと『メトロイド』も、ファミコンチョコのラインナップに含まれていたのである!主人公の「サムス・アラン」や敵キャラなど、全14種類の消しゴムが発売されていたらしい。マニアック過ぎんだろ…。

 

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ファミコンチョコ『メトロイド』系消しゴム

 

自分が持っている『メトロイド』消しゴムはこんな感じ。一応、有名どころは抑えていて「サムス・アラン」「リドリー」「ホルツ」の3種類を所持している。流石に全14種類コンプリートするのは至難の業なので、そこは大目に見てほしい。

 

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初代『メトロイド』仕様のサムス

 

まず紹介するのは、我らが主人公「サムス・アラン」である。初代『メトロイド』の説明書などに載っている、古めかしい初期デザインのサムスだ。アームキャノンを構えて膝立ちしたポーズを取ってるが、コレは説明書に記載の公式アートが元ネタ。

 

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リドリーの消しゴム

 

次は「リドリー」だ。近年のシリーズ作品では、サムスの宿敵として度々登場するなど、『メトロイド』を語る上では欠かせない存在となったリドリー。だが、この時期は一介の小ボスに過ぎず、取扱説明書では「宇宙海賊に洗脳されたゼーベスの原生生物」などと紹介されていた。パイレーツ司令官じゃなかったんかい。

 

リドリーの外観については、説明書に載ってるエイリアンじみた不気味なデザインではなく、ゲーム中のグラフィックに近い、翼竜っぽいデザインの方が採用されている。確かにコッチの方が子供も喜ぶし、妥当な判断だろう。

 

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ホルツの消しゴム

 

そして「ホルツ」である。誰だお前?とか言ってはいけない。初代『メトロイド』の敵キャラの中でもトップクラスの攻撃力・機動性を兼ね備えていて、『スーパーメトロイド』『ゼロミッション』にも登場している中堅キャラやぞ。このホルツも、取扱説明書のアートに準拠したデザインとなっている。

 

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蓄光消しゴムだから暗闇で光る!

 

ちなみに、ファミコンチョコの消しゴムには蓄光性があり、光を軽く当てて暗い場所に置くと発光する特徴がある。試してみたところ、思った以上にしっかり発光して驚いた。元の塗装とは全く違う色に変化するのも面白い。子供の頃好きだったなぁ、こういうの。

 

この「ファミコンチョコ」消しゴム、オークションサイトに出品されてたり、中古グッズ販売店に置いてたりと、何かと見かける機会は多い。30年前の商品だが、現在でも比較的入手しやすい方だと思われる。サムスなどの主人公格のキャラはかなり高額だが、敵キャラの消しゴムは数百円で買えたりするので、興味のある方は、是非探してみて欲しい。

 

To Be Continued…

今回の特集記事はここまで。日本でも最近になって徐々に増えてきた『メトロイド』のフィギュアだが、どれもクオリティが非常に高く、特に可動フィギュア「figma」の完成度には目を見張る

 

実際、海外の『メトロイド』ファンからの評判も良く、ニューヨークにある任天堂公式グッズショップ「Nintendo NY」でも「サムス・アラン PRIME 3 ver.」の輸入品が販売されてたくらいだし。わざわざ取り寄せるだけの価値があるフィギュアなのだ。

 

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『メトロイド』フィギュアはいいぞ

 

グッスマには、この調子でドンドン『メトロイド』関連フィギュアを販売していただきたい。個人的な要望を言わせてもらうと「figma サムス・アラン スーパーメトロイドver.」「サムスリターンズver.」「figm ダークサムス PRIME 3 ver.」が欲しいです。海外はもちろんのこと、国内需要もメチャクチャあるから売れると思うんですよね。特にダークサムス様は『スマブラ』に出てからは知名度グングン上がってるし。figmaがダメなら「ねんどろいど サムス・アラン」でもイイぞ。

 

次回は海外製(というか北米製)の『メトロイド』関連フィギュアを取り上げたいと考えている。『メトロイド』人気が高い海外では、結構な頻度でフィギュアが発売されているし、種類もかなり豊富なのだ。自分が所持してるグッズはその一部にも満たないが、ユニークなモノが多いので、皆さんのお眼鏡にかなうこと間違いなし。気が向いたら書こうと思うので、気長にお待ちいただければ。

 

P.S. (メトロイドグッズの発売はまだですか…Nintendo Tokyo…)