わたブログ - WataRidley's Blog -

コミュ障の鳥類が贈る雑記ブログ。

デジタル絵描きにオススメ!左手デバイスに使える「8BitDo Zero 2」

スポンサーリンク

f:id:Wata_Ridley:20201022141349p:plain

 

前回、Joy-Conをイラスト制作支援ツール「左手デバイス」として利用する方法を紹介した。多くの人に記事を読んで貰っているらしい。嬉しいね。

 

www.wata-ridley.com

 

だが、この記事を上げてから数週間後。Twitterでこんなツイートを見かけた。無線ゲームパッド「8BitDo Zero 2」を、左手デバイスとして活用できる!という話だ。

 

 

調べてみると、超安価なゲームパッドで、iPad版「CLIP STUDIO (クリスタ)」との相性が抜群に良いデバイスなのだとか。携帯性・利便性が高く、iPadユーザーに好評らしい。

 

自分は既にこの手のツールは間に合っていたので、当時は「こんな方法もあるんだなぁ~」と感動した程度で、大して気に留めていなかった。

 

だが…やっぱり使い心地が気になったので、思い切って「8BitDo Zero 2」を購入してみたのだった。安かったし。

 

 

実は…前回紹介したJoy-Con左手デバイス化手順は、iPad等には適用できない。

 

Joy-Conは製品の仕様上、 iOS端末 (iPad/iPhone) ではデバイス認識されず、ワイヤレス接続できないのだ。iPadユーザーは、他のツールを検討する必要がある。

 

そこで候補として挙がるのが、この「8BitDo Zero 2」というワケ。対応機種が幅広く、iPadでも問題なく使えるのが強みなのだ。実機で動作確認もしてみたので、備忘録として記事に残しておきたい

 

※余談だが…自分が実際に触ってみて「良いな!」と感じた、コスパ最強で良質な左手デバイス比較記事 (2021年度版) も書いてみた。あわせて参考にして欲しい。

 

www.wata-ridley.com

 

「8BitDo Zero 2」レビュー

まず最初に「8BitDo Zero 2」の製品レビューから入ろう。

 

『スーパーファミコン』を彷彿とさせる、レトロな雰囲気のゲームパッドだ。本体カラーは ブルー/イエロー/ピンク から選択可能。自分はブルーにした。

 

f:id:Wata_Ridley:20201020181853p:plain

超小型のゲームパッド

 

手に取った第一印象だが…とにかくサイズが小さい!!

 

寸法 [約3.5cm × 7.5cm] という超コンパクトサイズで、文房具店で売ってる「MONO 消しゴム (特大サイズ)」と同程度の大きさ。軽くて持ち運びやすく、手の中にスッポリと収まる。筆箱に入れて持ち歩く…なんてことも可能だ。

 

手持ちの「Joy-Con」と比較してみると、そのコンパクトさが際立つ。結構小さいので、手が大きめの人は操作しづらいかも自分は大丈夫だったが。

 

f:id:Wata_Ridley:20201020181953p:plain

Joy-Con (L) との大きさ比較

 

海外製の安物コントローラーだが、想像以上にしっかりとした作りで、廉価商品にありがちな "安っぽさ" は全然感じられない。ボタンを押した時の反応速度・クリック感は快適で、使い心地は良好。

 

対応OSが幅広く、Bluetooth接続が超スムーズな点も、本製品のメリットだろう。

 

Bluetoothデバイスは機器同士の相性が悪く、接続に失敗するパターンが稀にある。その点「8BitDo Zero 2」は、何も心配いらない。Switchに繋いで遊んだりもできる。

 

f:id:Wata_Ridley:20201020182108p:plain

様々なハードに対応

 

対応機種・OSは以下の通り。コントローラー起動時に特定のボタン操作を行うことで、最適なモードでワイヤレス接続が可能だ。

 

対応機種

 

  • Nintendo Switch
  • Windows 10 (X-input)
  • Android
  • macOS 
  • iOS

 

※商品説明には「iOSは未対応」と書かれているが、自分のiPhone 6s (iOS: 14.0.1) で確認したところ、問題なく接続できた。コントローラー対応のiOSゲームであれば、普通にプレイ可能。

 

f:id:Wata_Ridley:20201020182024p:plain

付属品はこんな感じ

 

付属品はこんな感じ。小型の充電ケーブル (MicroUSB) と、ゴム製ストラップが同梱。取扱説明書も付いているが、英語/中国語のみ。日本語の説明書は入っていないが…困ることはまず無い。

 

f:id:Wata_Ridley:20201020182528p:plain

MicroUSBで充電する


上の写真のように、LボタンとRボタンの間に接続ポートがあり、そこにケーブルを繋いで充電する。大体1~2時間程度でフル充電が可能だ。

 

説明書によると、バッテリーの持続時間は約8時間

 

他の無線コントローラーと比べると見劣りするスペックだが…ゲームを遊んだり、左手デバイスとして使う程度なら十分。電池残量が少なくなると赤色ランプが点滅するので、こまめな充電を心がけよう。

 

f:id:Wata_Ridley:20201022141443p:plain

電池残量はランプで確認できる

 

気になるお値段は 2000円弱。数ある無線コントローラーの中でも、かなり格安な方じゃないだろうか。品質もまぁまぁ良いので、"安物買いの銭失い" にはならない

 

ゲームに使えるだけでなく、イラスト制作の左手デバイスとしても活用できるので、汎用性・コスパが非常に高い。ゲーム好きなデジタル絵描きにオススメの逸品!と言えるだろう。

 

 

スポンサーリンク
 

左手デバイス化の設定手順

さて、ここからが本題。「8BitDo Zero 2」の左手デバイス化手順について説明していく。今回は「iPad/iPhone (iOS環境)および「PC (Windows10環境)での手順を紹介する。

 

だがその前に、重要な前提知識を2つ共有しておきたい。

 

注意事項

接続モードがいくつかある

先のレビューでも書いた通り「8BitDo Zero 2」には、いくつかの接続モードが用意されている。種類が多いのだが、雑にまとめると「ゲームパッドモード」「キーボードモード」の2種類に大別できる。

 

◆ゲームパッドモード

 

本来の用途。PC・Switchなどのゲーム操作に使える。作業環境によっては、左手デバイス用の設定が可能 (Windowsなど)

 


 

◆キーボードモード

 

その名の通り「8BitDo Zero 2」をキーボードとして利用できる。ボタンを押すと、対応する文字が入力できる。

 

f:id:Wata_Ridley:20201022145605p:plain

「キーボードモード」の対応文字一覧

 

何だか便利そうに聞こえるが…文字が完全に固定されていて変更不可上の写真が対応文字のリストだ。

 

キーが固定なので、キーボードとしての実用性はゼロ。だが…iPadユーザーが左手デバイスとして設定するなら、このモードの方が都合が良い詳細は後述する。

 

 

「8BitDo Zero」を左手デバイス化する際には、これら2種類の接続モードを使い分けることになる。使用目的・環境に応じて、最適な接続モードを使おう。

 

あと、今更な説明だが…作業環境 (iPad/PC など) がBluetooh対応でないと「8Bit Do Zero 2」がワイヤレス接続できない。そりゃそうだよな。

 

iPadを使っている人は、全機種Bluetooth対応 (のハズ) なので問題ない。だが、PCの場合はBluetooth非対応の場合もあるので要注意。

 

※この辺の確認手順・対処法については、自分の過去記事を確認して欲しい。

 

スポンサーリンク
 

iPad勢は『CLIP STUDIO』でしか使えない!

これはiPadユーザーに対する注意喚起。

 

iOS版『CLIP STUDIO』では、今回の手順で確実に左手デバイス化が可能。しかし…他のイラストソフトでは上手く設定できない可能性が高い

 

例えば『Procreate』では、一部のボタンしか設定できず、ロクに使えない。イラストソフト側のショートカット設定が完全に固定されているからだ。以下のnote記事が詳しい。

 

 

このため…本手順はiOS版『CLIP STUDIO』にしか適用できない!と考えて欲しい。他のペイントソフトでの動作保証はゼロ。ご承知おき願いたい。

 

…注意事項は以上である。こうした点を踏まえて、以下の設定方法を読み進めて欲しい。

 

 

スポンサーリンク
 

iPad/iPhone (iOS環境) の場合

iOS環境では「キーボードモード」で接続する「ゲームパッドモード」で接続しても、左手デバイスとして利用できない。

 

※今回、自分はiPhoneで動作確認を行った。iPadの場合も、大体同じ手順になる。

 

 

①「8BitDo Zero 2」をキーボードモードで起動

f:id:Wata_Ridley:20201022154046p:plain

Rボタン + start ボタンで起動

 

Rボタンとstartボタンを同時に押して、「8BitDo Zero 2」をキーボードモードで起動しよう。青色ランプが、ピコピコッと5回点滅する。

 


 

② 「8BitDo Zero 2」を接続待機モードにする

f:id:Wata_Ridley:20201022154153p:plain

selectボタンを長押しする

 

selectボタンを約3秒間長押しすると、青色ランプがチカチカ点滅して、Bluetooth接続の待機モードになる。

 

※うまくいかない場合は、startボタン長押しで電源を切り、手順①からやり直そう。

 


 

③デバイスの設定画面でペアリング

f:id:Wata_Ridley:20201022161845p:plain

Bluetoothでワイヤレス接続 (画像はiPhone)

 

iPad/iPhone側で「設定」⇒「Bluetooth」と進み、Bluetooth機能をオン。しばらく待つと「8BitDo Zero 2」がデバイス認識されるので、項目をタップして接続しよう。

 

f:id:Wata_Ridley:20201022162545p:plain

青色ランプが光ったままになる


通信に成功すると、コントローラーの青色ランプが光ったままになる。上手くいかない場合は、リセットしてもう一度やり直そう。

 


 

④イラストソフト側でショートカットキーを設定

 

ここまで来たら最終段階。イラストソフト側でショートカットキー設定を行う

 

「8BitDo Zero 2」の各アルファベットキーに、ショートカット設定を割り振るのだ。以下の対応表を参考にして欲しい。

 

f:id:Wata_Ridley:20201022145605p:plain

対応アルファベット一覧

 

『CLIP STUDIO』のショートカットキー設定手順は、以下の過去記事を参照して欲しい。PC版 / iOS版 両方のケースを紹介してある。

 

www.wata-ridley.com

 

 

スポンサーリンク
 

PC (Windows10環境) の場合

Windows10環境の場合は、「キーボードモード」「ゲームパッドモード」の、両方の接続モードで左手デバイス化が可能だ。どちらも一長一短…といったところ。

 

キーボードモードで接続する (非推奨)

「キーボードモード」で接続するなら、先に紹介したiOS環境の場合と、設定手順はほぼ同じ。手順③の設定画面のUIが違う程度で、大まかな流れは一緒だ。Joy-Conをパソコンに接続する手順も参考にして欲しい。「Joy-Con」を「8BitDo Zero 2」に読み替えよう。

 

手順は簡単だが…後述する「ゲームパッドモード」と比べて、単純な操作しか導入できない点に注意。各ボタンに1つずつ、最大12個までしかキーを割り振れない

 

そのため、Windowsユーザーは次に紹介する「ゲームパッドモード」での設定を視野に入れた方がイイと思う。

 

スポンサーリンク
 

ゲームパッドモードで接続する (推奨)

「ゲームパッドモード」で接続する場合は、無料ソフト「JoyToKey」を経由して、ショートカット設定を割り振ることで、左手デバイス化が実現できる。

 

「キーボードモード」と比べて設定がダルいものの、ボタンの同時押しなど、複雑な操作を取り入れることも可能なのだ。個人的にはこっちがオススメ。

 

 

①「JoyToKey」のダウンロード

 

まず、以前紹介した「JoyToKeyのダウンロード」手順を参考に「JoyToKey」を作業環境に導入しよう。

 


 

②「8BitDo Zero 2」を「ゲームパッドモード」で起動する

f:id:Wata_Ridley:20201022171918p:plain

Xボタン + startボタンで起動

 

Xボタンとstartボタンの同時押しで、コントローラーを「ゲームパッドモード (X-input)」で起動。Windows対応の接続モードで、青色ランプがピコピコッと2回光る。

 

※一応、他のモードでもBluetooth接続は問題なく可能だが、X-input形式で接続した方が都合が良い。

 


 

③「8BitDo Zero 2」を接続待機モードにする

f:id:Wata_Ridley:20201022154153p:plain

selectボタンを長押しする

 

selectボタンを約3秒間長押しすると、青色ランプがチカチカ点滅して、Bluetooth接続の待機モードになる。

 

※うまくいかない場合は、startボタン長押しで電源を切り、手順②からやり直そう。

 


 

④設定画面でペアリングを実行

f:id:Wata_Ridley:20201023113215p:plain

設定画面でBluetooth接続


Windows側で「設定」(スタートの歯車マーク) >「デバイス」>「Bluetoothとその他のデバイス」と移動して、Bluetooth機能をオンにしよう。

 

「Bluetooth またはその他のデバイスを追加する」を押し、無線機器をサーチすると「8BitDo Zero 2」がリストに上がってくる。項目をクリックして接続すれば、上のスクショ画面のように、正常にデバイス認識されるハズだ。

 

f:id:Wata_Ridley:20201022162545p:plain

青色ランプが光ったままになる


Bluetooth接続に成功すると、コントローラーの青色ランプが光ったままになる。上手くいかない場合は、リセットしてもう一度やり直そう。

 


 

⑤「JoyToKey」でショートカット設定を適用

 

ゲームのコントローラーを左手デバイス化する場合は、先にDLした「JoyToKey」を使って、キーコンフィグを行う。かなり柔軟な設定が可能で、ボタン同時押しなどの複雑な操作も実現できる。

 

この辺の詳細は、前回紹介したJoy-Con左手デバイスの「ショートカットキーの割り当て」手順を参照して欲しい。全体の流れは全く同じだ。「Joy-Con」を「8BitDo Zero 2」に読み替えて、設定手順を進めよう。

 

 

スポンサーリンク
 

「8BitDo Zero 2」活用術

作業再開時のノウハウ

「8BitDo Zero」は省エネ的設計で、Bluetoothe接続が途切れるか、何もせず15分以上放置していると、自動的にスリープ状態になる。電池が切れたワケではないので安心しよう。

 

作業再開時には、startボタンを長押しすればOK。クイックペアリングで再接続が行われ、スムーズに作業が再開できる。

 

ちなみに…iPadでは「8BitDo Zero 2」を接続している間、キーボード入力が使えない。iPadで漫画を描く人にとっては、地味に困る問題だ。

 

この対処法については、以下のツイート内容を参考にして欲しい

 

 

また、startボタンを長押して、コントローラーの電源を一旦切ることでも回避できる。もう一度startボタンを押せば、スムーズに再接続が可能だからだ。好みで選択しよう。

 

スポンサーリンク
 

ファームウェアの更新

「8BitDo Zero 2」の初期生産品を購入した場合…ファームウェアが古いせいで、Bluetooth接続が上手くいかない!という不具合が稀にあるらしい。

 

対処法はカンタン。最新版ファームウェアをDLして、コントローラーに導入すればOK。公式サイトから専用DLアプリを入手しよう。

 

関連サイト (外部リンク)

 

R + L + start ボタンを同時押しで、コントローラーを「アップデートモード」にする。その後 USBケーブルでPCに接続しよう。アプリを経由して、最新のファームウェアがインストールされる。コレで万事解決だ。

 

メルカリ等で中古品を購入した場合、こうした現象が起こりうる。滅多に発生しないレアケースだが…念のために対処法を記載しておく。

 

スポンサーリンク
 

最後に

以上、左手デバイスにも使える「8BitDo Zero 2」の紹介記事でした。

 

コンパクト仕様の無線コントローラーで、汎用性が高くコスパも良い。これからデジタル絵を描こう!と考えている人は、購入して損はないと思う。選択肢の1つとして検討して欲しい。

 

 

かくいう自分は「8BitDo Zero 2」はサブツールとして置いておき、今後もJoy-Con左手デバイスを利用するつもり。操作性が自分に合ってるし…1年以上使っているので愛着もあるのだ。

 

f:id:Wata_Ridley:20201023120506p:plain

『月下の夜想曲』楽しい(本来の用途)

 

そのため…最近の自分は「8BitDo Zero 2」を、ゲーム用コントローラーとして活用する予定。PCゲーム、iOS版ゲームアプリなど、様々なハードで普通に遊べるので重宝している。

 

ボタン数の問題で、複雑な操作ができなかったりはするのだが、概ね問題なく使えている。やはり…対応OSが幅広いのは強い。今後も色々な用途で使えそう。

 

他に「8BitDo Zero 2」の良い活用方法が思いついたら、当ブログで共有したいと思う。いずれまた。