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コミュ障の鳥類が贈る雑記ブログ。

伊豆大島アクセス手段・交通機関まとめ

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先日、伊豆大島に行ってきた。

 

東京から約120km南に位置する伊豆諸島最大の島。東西約9km、南北約15km、玄武岩質の地形から成る火山島である。

 

ja.wikipedia.org

 

大島近海は水の透明度が高く、温暖な黒潮の影響で、色鮮やかな熱帯魚・海洋生物が数多く生息している。マリンスポーツに最適な島だ。ちょっと浅瀬に入っただけでも色々な魚を観察できる。火山活動により形成されたダイナミックな地形、温泉も魅力。

 

折角の連休なので、普段行かない遠隔地でスキューバダイビングしたかったんですよね。日本の離島に旅行するのは今回が初めて。メチャクチャ楽しかった。

 

 

ただ…今回の旅行は色々と大変だった。事前のリサーチ不足・悪天候が祟り、無駄に苦労したのだ。

 

伊豆大島の交通事情を知らず、超楽観的に旅行プランを立てた結果、レンタカーを確保できなかったり、天候に恵まれなかったり。最終日には津波注意報が発表され、船の出航が遅れるトラブルにも見舞われた。

 

news.yahoo.co.jp

 

今回は備忘も兼ねて、伊豆大島のアクセス・島内の交通事情まとめ記事を書こうと思う。旅行前に知っていれば良かった…そんなTIPS情報である。伊豆大島への旅行を検討している方は是非参考にして欲しい。

 

※記事内容は2023年10月時点のものです。

 

東京〜伊豆大島 アクセス手段

船で行く場合

東京~伊豆大島間の大型客船/ジェット船が毎日運航されている。

 

東京発の便は竹芝客船ターミナルから乗船できる。

 

いずれも運営会社は東海汽船。電話/インターネットで予約が可能。予約無し当日乗船も可能だが…空いてる保証は無いのでオススメしない。

 

インターネット予約の場合、最大20%OFFの割引が適用される

 

会員登録が必要なのが難点だが…24時間いつでも予約できる等、メリットが多い。特に理由が無ければネット予約を使うと良い。

 

www.tokaikisen.co.jp

 

このネット予約サイトだが、スマホだと表示が崩れたり、予約したつもりが処理が正常完了しなかったりと妙に不具合が目立つ。なので、PCでの予約を強く推奨する*1

 

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大型客船 「さるびあ丸」

岡田港に寄港した大型客船

 

大型客船「さるびあ丸」で伊豆大島に行く場合、のんびり船旅!安い!時間かかる!!って感じ。交通費を節約したい場合はコレ一択。

 

所要時間は約6~8時間。時間に追われる現代社会では中々味わえない、のんびりとした船旅を楽しめるのが特徴。

 

今回の旅行では往復ともに大型客船を使ったが、この非日常体験は本当に良かった。否応なしにテンションが上がる。長時間の船旅となるが、船内設備 (トイレ・自販機・コインシャワー・喫煙室・レストラン等) が充実してるので、特に困る場面は無い。

 

www.tokaikisen.co.jp

 

東京発の大型客船は夜行便があり、それを使えば翌日早朝に伊豆大島に到着する。

 

平日の仕事帰りにそのまま竹芝港から乗船 → 翌朝から伊豆大島を観光!なんてことも可能。今回、我々も往路で夜行便を使った。船が揺れるので熟睡はできず…仕方ないね。

 

引用:東海汽船「大型客船 さるびあ丸のご案内」

 

大型客船には全6種類の客室ランクがあり、それぞれ運賃が異なる。

 

低ランクの客室 (2等・特2等) の場合、片道運賃は5,000~7,000円程度で済む。安い。

 

今回、我々は「特2等室」を利用した。2段ベッドタイプの客室で、カーテンを閉めればプライベート空間を確保できる。枕元にはコンセント、コインロッカー (100円・リターン式) がある。割と快適に過ごせた*2

 

2段ベッドタイプの「特2等室」

 

大型客船を利用する場合、海に出たらスマホが圏外になる点にも注意しよう。

 

一応、船内で無料Wi-Fiが使えるのだが…利用者数が多く、電波状況が最悪なのでロクに使えない。基本的に船に乗ったらスマホは使えない!と考えた方が良い。

 

note.com

 

約6~8時間の長旅になるので、スマホ以外の暇つぶし手段は必須携帯ゲーム機、電子書籍、端末にダウンロードしたNetflix動画…などなど。なるべく多めに用意しておこう。

 

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高速ジェット船

ジェット船で伊豆大島に行く場合、スピード航行!早い!お値段そこそこ!といった感じ。

 

所要時間は片道2時間程度。大型客船と比較するとメチャクチャ早い。

 

ジェット船は軽量で、水中翼のみ海に沈めて、船体を海上に浮かせて滑るように進む。これにより波の影響を受けず、揺れが少なくスピーディな航行を可能にしているのだ。

 

引用:東海汽船「ジェット船で行く伊豆諸島」

 

船内設備は自販機・トイレのみ。船内は禁煙。基本的には目的地に着くまで、ずっと指定席に座りっぱなしの状態である。

 

展望デッキで海を眺めたり、広めの客室でダラダラできる大型客船とは勝手が違う。船旅というよりも、新幹線・飛行機に乗っている感覚に近い。

 

www.tokaikisen.co.jp

 

片道運賃は8,000~10,000円程度。大型客船と比べると少々お高めだが…時間を金で買うと思えば安い。短時間で目的地に着くので、スマホが使えなくても苦では無い。

 

ジェット船のデメリットは…大型客船と比較して欠航率が高いことだろう。

 

高波や天候の影響を受けやすく、欠航になることが多いのだ。天気が良くても、風が強い日には運航できなかったりする。当日になるまで運航状況が分からない。たとえ出航できても、目的地に着岸できず出発地に引き返すケースもある。

 

www.tokaikisen.co.jp

 

欠航が決まった場合、基本的に運賃が全額払い戻される。別の便に空席がある場合、そちらに振り替えることも可能だ。

 

今回の旅行でも、東京に戻る最終日に津波警報が発表され、その影響で午前のジェット船が全便欠航となっていた。大型客船は予定より遅れての出航が決まり、ジェット船利用客の大半はそちらに振り替えていた。

 

そんな感じで、ジェット船は大型客船よりも安定性に欠けるので注意しよう。旅行プランに予備日を設けておくと良いかもしれない。

 

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発着港について

元町港の波止場

船で伊豆大島に行く場合、船の発着港が日によって変わる点に注意。

 

伊豆大島の発着港は「元町港」「岡田港」の2種類ある。当日の状況 (天候・波の高さ等) を見て、どちらに入港するかが決まるのだ。天気が悪い時に「岡田港」になるっぽい。

 

このため、旅行プランを立てる時は、どちらの港に到着しても問題無いよう次善策を立てておこう。現地の人が色々と親切に教えてくれるが…前もって調べておいた方が心的負担が少ない。

 

www.tokaikisen.co.jp

 

東京から伊豆大島に向かう際、どの港に到着するかは、竹芝ターミナル・船内アナウンスで告知される他、東海汽船「運行状況」から確認できる。

 

伊豆大島から東京に向かう際、どの港から出発するかも、東海汽船「運行状況」からチェック可能。電話案内 (☎ 04992-2-5522) や、毎日8:32の島内アナウンス*3でも確認できる。

 

あと、下記サイトで発着港の週間予報を確認できる。割と的中する予報で信頼性が高い。旅行前の参考にすると良いだろう。

 

 

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飛行機で行く場合

大島空港 (曇天)

 

伊豆大島には飛行機でも行ける。アクセス爆速!お値段高め!といった感じ。最速で大島に行きたい場合はコレ一択。

 

東京~伊豆大島間は新中央航空の小型プロペラ機が毎日2~3便ほど出ている。東京発の便は調布飛行場から搭乗可能。

 

www.central-air.co.jp

 

飛行時間は約25分。大型客船/ジェット船よりも短時間で到着できる。搭乗手続きに時間がかかることを考慮しても破格の早さ!片道運賃は12,000円大型客船の約2倍。

 

小型プロペラ機は最大定員19名で、座席数にあんまり余裕が無い。繁忙期はすぐに席が埋まってしまう。利用する場合は早めに予約した方が良い。

 

また、小型プロペラ機は一般的な大型旅客機と比べて天候の影響を受けやすく、ジェット船と同様に遅延・欠航となる確率が非常に高い

 

実際、今回の旅行でも最終日 (津波警報が出ていた日) に大島空港に立ち寄ったのだが、風雨の影響で全便欠航となっていた。飛行機も大型客船と比べて安定性に欠ける様子。注意しよう。

 

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伊豆大島の交通機関

伊豆大島は意外と広い。徒歩で巡るのは結構キツいので、交通機関を利用すると良い。

 

各交通機関の詳細は以下の公式観光サイトを参照。

 

 

以下、自分の偏見にまみれた観点メモを記載しておく。

 

レンタカー

伊豆大島を巡る交通機関の最適解、レンタカー。今回の旅行でも使いたかったのだが、どこも予約が一杯で確保できなかった(情弱)

 

レンタカーの当日利用はほぼ不可能。予約必須である。

 

どの取扱店も基本的に電話予約のみ。ネット予約が可能なのは、JSオートレンタカーだけっぽい(自分調べ)

 

繁忙期・連休はとにかく観光客が多く、レンタカーの予約が全然取れない。予定日の1ヶ月前には予約取ってる勢いじゃないと確保できなさそう。

 

路線バス

島の主要スポットを巡る路線バス。今回の旅行では重宝した。

 

伊豆大島の路線バスは1時間に1本あるか無いか…といった感じ。割と頻繁に来る。GW期間に使える「大砂漠ライン」等、期間限定の路線もあったりする。

 

大島バス公式サイトで、時刻表・路線図PDFファイルをダウンロード可能。今回の旅行でマジでお世話になった。

 

www.oshima-bus.com

 

バス運賃は現金のみ対応。交通系ICカードは使えないので注意。車内に両替機があり、1,000円までなら両替できる。

 

oshima-navi.com

 

スマホ掲示型フリーパスの「大島バス1日・2日乗車券」も使える。

 

ジョルダン乗換案内のアプリ経由で購入可能。1日乗車券は2,010円。2日乗車券は3,100円。降車時にスマホの画面を見せるだけで済み、現金払いの手間が省けるメリットがある。

 

ただ、路線バスは本数が少ないので、元を取るのが結構難しい。今回の旅行で使ってみたものの、正直現金払いで全然良かったな…と思ってる。

 

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タクシー

タクシーは主要な港・空港で拾える。街を走る流しのタクシーは無く、基本的には電話で呼び出して現地に来てもらう形式となる。

 

普通車の場合、初乗り料金は680円。一部車両ではクレジットカードが使える。電子マネー決済は使えない。

 

レンタサイクル/バイク

元町周辺にレンタルショップが集中している。特定のお土産屋さんでも借りられるらしい。裏砂漠を巡るバギーツアーとかもあったりする。

 

伊豆大島はほぼ車道しか無く、起伏も結構激しいので、自転車で巡るのは大変そう。

 

oshima-navi.com

 

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その他 伊豆大島TIPS

食料・飲食店について

伊豆大島にはコンビニが無い。食料品・生活雑貨は個人商店で買うしかない。夕方になると、どこも閉店になるので注意。

 

今回、我々が利用したお店は以下。

 

飲食店は、繁忙期・連休には事前予約が必須。観光客が多い時は、フラッと立ち寄って食事するのはほぼ不可能らしい。行きたいお店があれば早めに予約しておくべし。

 

御神火温泉はいいぞ

大型客船の夜行便を使う場合、早朝から営業している温泉施設「御神火温泉」が超オススメ。

 

船旅の汗を洗い流せるだけでなく、畳の休憩スペースで朝食・仮眠が取れる。夜行便は船が揺れて熟睡できないので、仮眠が取れるのはデカい。

 

利用料金は710円 (+タオル 200~300円)。元町港から徒歩5分。岡田港で降りた場合も、港から降りてすぐの場所から直行バスが出るので安心。

 

雨の日にオススメの観光施設まとめ

 

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最後に

 

以上、伊豆大島のアクセス手段・交通機関まとめ記事でした。

 

初めての伊豆大島。天候には恵まれなかったが、ダイビングで色々な魚を見られたので割と満足している。

 

もし今度旅行する機会があったら、晴れの日だと良いな…今回行けなった三原山とか、裏砂漠にも行ってみたいデス。

 

*1:もう1つ補足。会員登録時にパスワードを設定するのだが…パスワードを忘れた場合の救済措置がほぼ無い。絶対忘れないよう注意されたし。

*2:余談だが、友人によると「2等椅子席」のリクライニングシートは寝心地最悪らしい。以前利用した時、船が揺れまくって全然眠れず、ツラい思いをしたそうな。夜行便に慣れてない人には「特2等」以上の客室利用を推奨する

*3:伊豆大島の時計は日本標準時と比べて2分遅れているらしい。火山博物館の時計や、17時の時報も2分ズレていた。ただ、路線バスの時刻表は割と正確だったので…古い時計のメンテナンスが全然されてないとか、そんな理由かもしれない。