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コミュ障の鳥類が贈る雑記ブログ。

時系列順に紹介!『メトロイド』シリーズ【後編】

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ハーイ、ゲームボーイ。全世界で人気抜群のアクションソフト『メトロイド』シリーズについて、引き続きプレゼンしていこう。後編となる今回は、ストーリー時系列で『プライム』シリーズの後に続く各タイトルについて紹介したい。

 

今回メインで紹介する『2Dメトロイド』シリーズは、第1作目『メトロイド』から始まった、オーソドックスな横スクロールアクションだ。広大なステージを探索して、アイテムを探し出してサムスを強化していく「探索」重視のゲーム性が最大の魅力。

 

また、時系列には含まれないがイチオシの作品についても、本記事の後半で「番外編」として取り上げている。あわせてご確認いただきたい。

 

※前回の内容については、下記リンク先をご確認いただきたい。『漫画版メトロイド』から『メトロイドプライム』シリーズまで、ストーリー時系列順に紹介している。

 

www.wata-ridley.com

 

時系列順で見る『メトロイド』シリーズ【後編】

メトロイドⅡ RETURN OF SAMUS (1992年)

 

 

操作性・UI ★★★★
入手しやすさ ★★★★
難易度 ★★★★★
孤独感 ★★★★★
オススメ度 ★★★★
対応ハード ・GBソフト
・3DS バーチャルコンソール

 

1992年にゲームボーイで発売された『メトロイド』シリーズ第2作目。前作『メトロイド』の不親切な仕様・操作性の改善や、様々な新アクションの追加によって、とても遊びやすい続編に仕上がっている。

 

タイトル通り『メトロイド』シリーズ本編の <エピソード2> という位置付けで、『メトロイド / ゼロミッション』の続きの話となる。番外編の『メトロイドプライム』シリーズが間に差し込まれてるので、何だか複雑なことになっているケド。

 

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画面右下に注目!メトロイドはあと39匹だ

 

本作のミッションは、浮遊生命体「メトロイド」を殲滅すること。冒険の舞台となる惑星SR388は、メトロイドの巣窟みたいなヤベー場所。他のシリーズ作品では最終エリアなどにしかいなかったメトロイドが、あちこちで出現する。

 

さらに、このゲームではメトロイドが脱皮して、より強力な形態に進化していく。最初はクラゲみたいな姿なのだが、最終的に恐竜みたいな巨大生物へと変貌するのだ。劇的ビフォーアフターってレベルじゃねぇぞ!

 

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メトロイドとの死闘

 

しかも、メトロイドがメチャクチャ強い。割とモッサリした動きのサムスに対して、メトロイド達はやたら機敏に動き、強烈な攻撃を次々と繰り出してくる。しかもコイツら、何の前触れもなく唐突に現れるのでタチが悪い。

 

このゲームでは、ほぼ無音の静まり返ったステージを探索する場面が多いのだが、メトロイドは突然、その静寂を破ってプレイヤーに襲いかかる。登場時の「デケデーン!」という効果音が心臓に悪く、下手なホラーゲームよりもビビる。ホントに全年齢対象なんですかねコレ。

 

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この孤独感がたまらない

 

若干のホラー要素はあるものの、基本的にはたった1人で宇宙空間を延々と彷徨うような、はたまた薄暗い深海を泳いで進むような、じんわりとした孤独感を味わえるゲームだ。この冷めた空気感に心地よさを覚える人は、結構多いんじゃないかと思う。

 

さらにエンディングでは、続編で重要な役割を果たすベビーメトロイドとの出逢いが描かれているので、『メトロイド』シリーズを楽しみたいならプレイ必須。このエンディングの解放感がまた良いんですよね。個人的にシリーズで1番好きなタイトルだったりする。

 

昔のゲームだが、程よい難易度で遊びやすいのでオススメ。中古ソフトだと比較的安価で入手できるし、3DSバーチャルコンソールでも絶賛配信中だ。後述のリメイク版ソフト『メトロイド サムスリターンズ』と合わせて遊んで欲しい。

 

 

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メトロイド サムスリターンズ (3DS | 2017年)

 

 

操作性・UI ★★★★
入手しやすさ ★★★★
難易度 ★★★★★
アクション ★★★★★
やり込み要素 ★★★★★
オススメ度 ★★★★
対応ハード ・ニンテンドー3DS

 

2017年に発売された『メトロイド』シリーズ最新作。2004年発売の『ゼロミッション』以来、約13年ぶりとなる2D探索型『メトロイド』で、先に紹介した『メトロイドⅡ』のフルリメイク作品だ。

 

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『Ⅱ』からの進化がスゴイ

 

惑星SR388のメトロイドを倒す!という <エピソード2> のストーリーや、大まかなステージ構成などはリメイク元の『メトロイドⅡ』と共通だが、現行シリーズの設定・世界観に合わせて、かなり大胆なアレンジが施されている。もはや『Ⅱ』とは別物である。

 

ゲームシステムや演出が重点的に強化されていて、特にベビーメトロイドとの出逢いのシーンは、リメイク元以上に印象的なシーンに昇華されている。エンディングの結末も全然違うので、『Ⅱ』をプレイ済みでも新鮮な気持ちで遊べるのだ。両方遊んでみて、違いを楽しむのがオススメ。

 

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必殺!メレーカウンター!

 

本作の注目すべきポイントは、強化されたサムスのアクションに尽きる。序盤から使える「メレーカウンター」は、敵の突進攻撃を弾き返し、気絶した相手に強烈な反撃を繰り出すカウンターアタックだ。パリィ的な。

 

これまでの『メトロイド』では、敵の攻撃をガードする手段が無く、ひたすら避ける必要があった。だが本作では、メレーカウンターのおかげで、積極的に攻めていくスタイルが貫ける。タイミングがややシビアだが、上手く決まった時の爽快感はひとしお。終盤までお世話になりっぱなしだ。

 

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4種類の「エイオンアビリティ」は非常に強力

 

新たに追加された「エイオンアビリティ」も忘れてはならない。MPに相当する「エイオン」を消費して発動する特殊能力だ。

 

バリアで敵の攻撃を完全無効化する「ライトニングアーマー」や、周囲の時間の流れを遅くする「フェイズドリフト」など、使える能力は全4種類。どのアビリティもチート級の性能で、高いポテンシャルを秘めている。積極的に活用すべし。

 

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敵キャラだって最高に!エキサイティング!

 

だがしかし、サムスのパワーアップに合わせて敵キャラも大幅に強化されているため、ゲーム難易度はべらぼうに高い

 

特に討伐対象のメトロイドは、最低難易度のノーマルモードでも、即死レベルの攻撃を容赦なく繰り出してくる。攻撃パターンを把握して、豊富な武器・アクションをフル活用しなければ、勝ち目はない。

 

結果として敵の攻撃パターン・対処方法を何回も死にまくって覚える、いわゆる「死にゲー」と化しているのは、評価が分かれるポイントかも。歯応えのある難易度なので、アクションゲームに自信がある諸兄には、是非とも挑戦してほしい。

 

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サムスの運命やいかに⁉

 

また、シリーズ恒例のクリア特典として、本作では「チョウゾメモリー」というギャラリーモードが用意されている。ゲーム進行に合わせてアートが解放されてゆき、サムスが来る前にSR388で起きた、ある事件の顛末を覗くことができる…というシステムだ。ギャルゲのCG回収みたいだな

 

このチョウゾメモリーなのだが……まぁうん、多くは語るまい。ただ1つ自分の口から言えるのは、"エンディングまで泣くんじゃない" …ではなく "エンディング後も気を抜くな"ということだ。真相は、皆さんの目で確かめて欲しい。

 

 

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スーパーメトロイド (SFC | 1994年)

 

 

操作性・UI ★★★
入手しやすさ ★★★★★
難易度 ★★★★
探索自由度 ★★★★★
やり込み要素 ★★★★★
オススメ度 ★★★★★
対応ハード ・Wii U バーチャルコンソール
・New 3DS バーチャルコンソール
・Nintendo Switch Online など

 

1994年にスーパーファミコンで発売された『メトロイド』シリーズ第3弾。ファンの間で絶大な人気を誇るビッグタイトルで、シリーズ最高傑作と評する声も多い。『メトロイド』と言えばコレ!という名作ゲームだ。

 

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ベビーメトロイドを取り戻せ!

 

本編ストーリーの <エピソード3> にあたり、先に紹介した『メトロイドⅡ / サムスリターンズ』の続きの物語が展開される。ストーリー内容はオープニング映像などで軽く説明されるが、若干分かりづらさがあるので、以下にダイジェストを書いてみた。

 

STORY

 

『メトロイド / ゼロミッション』<エピソード1> で、サムスは惑星ゼーベスに潜入。スペースパイレーツの要塞基地を破壊して、浮遊生命体「メトロイド」が兵器利用される事態を見事に阻止した。

 

さらに、パイレーツが壊滅した後の『Ⅱ / サムスリターンズ』<エピソード2> では、惑星SR388に生息するメトロイドの殲滅に成功。だがサムスは、彼女の目の前で誕生した「ベビーメトロイド」だけは、殺すことができなかった。サムスは保護したベビーを持ち帰り、研究サンプルとして宇宙科学アカデミーに提供する。

 

最後のメトロイドが捕らえられ、銀河に平和が訪れたかに思えた。だが、それも長くは続かなかった。復活を遂げたスペースパイレーツがアカデミーを襲撃、ベビーを奪い去って行ったのだ。

 

ベビーを取り戻すため、サムスはパイレーツを追跡、惑星ゼーベスの地に降り立つのであった。サムスとパイレーツの戦いが、再び幕を開ける…。

 

 

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広大なステージを自由に探索しよう

 

本作が長年愛されている理由は、その探索自由度の高さにある。『メトロイド』シリーズは総じて、ダンジョンを練り歩いて突破口を見つけ出す「探索」を重視したゲーム性が売りなのだが、『スーパーメトロイド』は特にその傾向が強い。

 

冒険の舞台となるゼーベスは、各エリアが複雑に組み合わさっていて、サムスを強化するアイテムがあちこちに隠されている。プレイヤーは手持ちのアイテムやマップだけを頼りに、ダンジョン全体を入念に探索していくのだ。

 

攻略ルートの構築など、すべての判断がプレイヤーの主体性に委ねられているため、探索のやり甲斐・楽しさはシリーズ随一と言えるだろう。ゲーム中では完全にノーヒントなのだが、じっくり探索すれば絶対クリアできるよう設計されている点もスゴイ。

 

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ボス戦も激アツだ

 

ゲームに慣れた2周目以降も、プレイヤーのやる気次第で、幅広いゲームプレイが楽しめる

 

サムスの豊富なアクション・テクニックを駆使すれば、様々なルート開拓が実現できるので、現在でも「タイムアタック」「縛りプレイ」などといった、ひと工夫したゲームプレイに挑戦するゲーマーが後を絶たない。一度ゲームをクリアした後でも、繰り返し何度も遊べるのだ。コスパ最強のゲームと言える。

 

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豊富なアクションを使いこなせ!

 

さらに、熱心なファンの研究によって、非公式のバグ技・テクニックが数多く発見されている。本来はゲーム終盤とかで取るアイテムを早い段階で先行取得したり、避けられないボス戦をスルーしたりする「シーケンスブレイク」なんかも達成可能。コレがまた楽しい。

 

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Nintendo Switchでも配信されてるぞ

 

昔のゲームだが、バーチャルコンソールやミニスーファミなど、数多くのゲームハードで展開されているので、今でも比較的入手しやすい。さらに、Nintendo Switch Onlineに入会すれば、タダ同然の値段で『スーパーメトロイド』を遊び倒せる。Switchを持ってる人は是非遊んでみて欲しい。スパメトはいいぞ…。

 

 

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メトロイド アザーエム (Wii | 2010年)

 

 

操作性・UI ★★★
入手しやすさ ★★★★
難易度 ★★★★★
アクション ★★★★★
やり込み要素 ★★★★★
オススメ度 ★★★★★
対応ハード ・Wiiソフト
・Wii U ダウンロード版

 

2010年にWiiで発売された『メトロイド』シリーズ作品。任天堂とTeam Ninja (コーエーテクモゲームス) が共同開発したタイトルで、これまでには無かった刺激を楽しめる意欲作だ。

 

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サムスの過去の話が明らかに…?

 

ストーリー時系列では『スーパーメトロイド』と『フュージョン』の中間に当たり、『メトロイド』シリーズ本編の <エピソード3.5> に相当するストーリーが繰り広げられる。

 

救難信号をキャッチして、辺境の宇宙に浮かぶ研究施設「ボトルシップ」に潜入したサムスは、かつて自分の上官だった「アダム・マルコビッチ」と再会を果たす。アダム達と行動を共にしながら、サムスは過去の出来事を思い出す…といった筋書きだ。

 

※ちなみに、アダムはシリーズでは割と重要な人物で、『漫画版メトロイド』『フュージョン』などにも登場している。『Other M』を遊ぶ前にこの2作品を押さえておくと、色々と感慨深くなるのでオススメ。

 

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Wiiリモコン横持ちの「ファミコンスタイル」

 

『Other M』は他のシリーズ作品とは違い、「最新技術を使ったファミコンゲーム」というコンセプトのもと、Wiiリモコン1本だけでゲームを遊べるよう設計されている。

 

通常はリモコンを横持ちにした「ファミコンスタイル」でゲームを進める。十字ボタンで移動、2ボタンでジャンプ…といった具合に、基本操作は非常にシンプルで、旧来のアクションゲームと同じ感覚でプレイできる。

 

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カンタン&爽快なアクションが『Other M』最大の魅力

 

条件が揃うと、特殊なアクションを繰り出すことが可能。敵の攻撃を回避する「センスムーブ」や、ダウンした敵に強烈な一撃をお見舞いする「リーサルストライク」など、スタイリッシュな必殺技を、カンタン操作で繰り出せる。従来の『メトロイド』シリーズには無い爽快なアクションで、コレがなかなか楽しい。

 

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周囲を見渡す「サーチングビュー」

 

Wiiリモコンを縦持ちにして画面に向けると「サーチングビューモード」が発動。『メトロイドプライム』のように、サムスの視点で周囲を見渡して、怪しい場所をサーチすることができる。これまでの『メトロイド』シリーズの良いとこどりを目指したゲーム性だ。

 

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ビックリするほど綺麗な映像

 

『Other M』のもう1つの特徴として、ムービー演出に力を入れていることが挙げられる。プロデューサーの坂本賀勇が構想した「お話をたどりながら進めるアクションゲーム」を見事に実現していて、ゲーム進行に合わせてシームレスに映像が差し込まれ、ストーリー演出を盛り上げてくれるのだ。

 

白組・D-Rocketsなど、国内有数の映像会社が共同製作したムービーは、Wiiのゲームとは思えない驚異の完成度。劇場版『メトロイド』と言っても良いレベルの映像美で、初めて見たときはスゲェ感動したよね。

 

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ふつくしい…

 

…このように様々な魅力が詰まったゲームなのだが、『メトロイド』シリーズの中ではかなり異色な部類に入るため、オススメしづらいのが難点。

 

特にストーリー演出に関しては、ファンの間でも賛否両論 (否多め) といった感じ。従来の『メトロイド』がストイックな探索アクションゲームだったのに対して、『Other M』はストーリー偏重・ムービー過多な傾向にあることが、評価を二分する大きな要因となっているのだ。

 

個人的には結構楽しめたし、たまにはこういう『メトロイド』もアリじゃない?という印象。サムスさんおっぱい大きくて可愛いし

 

ちなみに、2018年の冬に『METROID Other M』の商標が任天堂によって更新されたことが判明している。

 

japanesenintendo.com

 

どうやら「ビデオゲームプログラム」「ダウンロードソフト」「スマートフォン向けゲーム」などのジャンルで商標登録されているらしい。近い将来、Nintendo Switchなどで『アザーエム』を遊べる日が来るかもしれない。今後の動向に注目しよう。

 

 

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メトロイド フュージョン (GBA | 2003年)

 

 

操作性・UI ★★★★★
入手しやすさ ★★★★
難易度 ★★★★★
ストーリー ★★★★★
やり込み要素 ★★★★★
オススメ度 ★★★★
対応ハード ・GBAソフト
・Wii U バーチャルコンソール など

 

2003年にゲームボーイアドバンスで発売された『メトロイド』シリーズ第4作目。【前編】記事で紹介した『メトロイドプライム』と同時期にリリースされたことで有名なタイトルだ。二大タイトルの同時発表に、当時の『メトロイド』界隈は大盛況だったのである。

 

先に紹介した『スーパーメトロイド』の続編で、『メトロイド』シリーズ本編の <エピソード4> を描いた、シリーズ時系列の最後に当たるタイトルとなっている。現時点で『フュージョン』以降の物語は、まだ語られていない。『メトロイド5』はまだですか…

 

『フュージョン』を見て、まず最初に目を引くのが、パッケージに描かれたサムスの異様な姿だろう。いつもの肩幅ガッチリなパワードスーツから一転、スリムでバイオな青色のスーツにイメチェンしている。

 

コレは「フュージョンスーツ」と呼ばれる新規造型のスーツで、本作のストーリー展開に大きく関係している。

 

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謎の生命体「X」に寄生されたサムス

 

ゲーム冒頭でサムスは、『メトロイドⅡ / サムスリターンズ』<エピソード2> で訪れたSR388に降り立ち、メトロイド絶滅後の惑星環境を調査することになる。だがこの時、サムスは謎の生命体に襲われてしまう。生命体は、体内に入り込み急激に増殖。サムスはパワードスーツを着たまま、意識不明の重体に陥ってしまう。

 

緊急手術の成功で一命を取り留めたものの、手術の過程でスーツの装甲がドンドン剥ぎ取られ、最終的にあの貧相な姿 (フュージョンスーツ) に変わり果ててしまったのだ。ホント悲惨な目に遭ってばっかだなこの人…。

 

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フュージョンスーツは「X」に耐性がある

 

サムスを襲った生命体は「X」と呼ばれ、他の生物に寄生するヤベー奴だということが劇中で判明するのだが、SR388の近くにあった宇宙生物研究所に、あろうことか、この「X」が侵入してしまう。

 

サムスは「X」を根絶するため、事件の現場となった研究所へと急ぐ…というのが本作の筋書きになる。SFパニック映画のような緊迫感のあるシナリオが展開され、終始ハラハラすること間違いなし。

 

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コンピュータが色々と教えてくれるのだ

 

『フュージョン』は超久々に発売された『メトロイド』だったので、新規ファンや低年齢層のユーザーが気軽に遊べるよう、様々な工夫が凝らしてある。

 

例えば、これまでの『2Dメトロイド』ではゲームの目的を見失い、探索の途中で行き詰まってしまうプレイヤーも多かった。これを受けて『フュージョン』では、ステージ構成がほぼ1本道になり、ナビゲーションで指示を受けてから次の目的地を探すシステムに改変されたので、目的を見失わず、迷わずスムーズに遊ぶことができる。

 

他のタイトルと比べると探索の自由度は低いものの、アイテムを駆使して隠し通路を探り当てる、旧来の『メトロイド』が持つ「探索」の楽しさは健在。ゲームの難易度設定も可能なので、初心者から上級者まで幅広く遊べる。

 

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歯応えのある「探索」は健在

 

『フュージョン』を語る上でもう1つ欠かせないのは、サムスの宿敵として登場する「SA-X」の存在だろう。本作の敵「X」は、生物の外見・能力を正確にコピーするというヤバい特殊能力を持っている。そんな「X」が、サムスの姿をコピー・変身した姿が「SA-X」だ

 

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ヒエッ…(絶命)

 

サムスのニセモノ…とでも言うべき存在なのだが、全盛期のサムスの装備・能力を完コピしていて、メチャクチャ強い。一方、プレイヤーが操作する本物のサムスは、病み上がりで弱体化しているため、SA-Xに出会ったときには基本的に何もできず、ただ逃げることしかできない。

 

だがSA-Xは、逃げ惑うサムス (=プレイヤー) を殺意全開でどこまでも追いかけてくるのだ。これがトラウマ級の怖さで、初見プレイ時には常に心臓バクバクで死ぬかと思った。絶対 CERO:A のゲームじゃないだろ!

 

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逃げるんだよォォ!!

 

歴代『2Dメトロイド』の伝統を適度に引継ぎつつ、本作独自のゲーム性も開拓することに成功した、シリーズ屈指の名作と言えるだろう。

 

操作性・システムともに良好なので、初めて『メトロイド』を遊ぶ人にも、気兼ねなくオススメできるWii U バーチャルコンソールでも配信されているので、気になった人は是非プレイしよう。

 

 

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番外編

『メトロイド』は世界中で愛される大人気ゲームなので、当然ながら相当数の派生作品が存在する。次項では、ストーリー時系列には含まれないが見逃せない『メトロイド』シリーズ作品をピックアップしていきたい。

 

メトロイドプライム ピンボール (DS | 2006年)

 

 

操作性・UI ★★★★
入手しやすさ ★★★★★
難易度 ★★★★
やり込み要素 ★★★★
オススメ度 ★★★★★
対応ハード ・ニンテンドーDS のみ

 

2006年に発売されたニンテンドーDS専用ソフトで、過去にGCで発売されたメトロイドプライム』を題材にしたピンボールゲーム。シリーズ作品ではあるが、ミニゲーム的な要素が強いため、ストーリー時系列には組み込まれていない。

 

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アーケード形式のピンボールが楽しめる

 

かつて任天堂は携帯機向けピンボールゲームの開発にやたら執心してた時期があり、『スーパーマリオボール』『ポケモンピンボール』などを売り出していた。『メトロイド』も多分、その流れに乗ってピンボール化したのだと思われる。

 

ちなみに、一時期 任天堂がピンボールゲームばかり作っていたのは、当時の任天堂の社長が岩田聡さんだったことに起因してるらしい。

 

--ソフトの制作はどういった所からスタートしたんでしょうか。

 

山田:岩田(任天堂代表取締役社長)がまだプログラマーだった頃、ファミコンソフトの『ピンボール』のプログラムをしていたんですね。なので、ピンボールゲームについてはかなり詳しいんですが、その岩田がフューズさんが作られたゲームボーイアドバンス用ピンボールソフトを見て、これは凄い技量だ、お任せしたら、いい物が出来ると思ったそうです。

そして、生まれたのが『スーパーマリオボール』です。その後、ニンテンドーDSが発売され、DSの2画面を縦に見立てたら、ピンボール台になると思い、早速、フューズさんにDSを使ってピンボールのゲームを作ったら、どんな物になるか考えて下さいとお願いしました。

 

引用:「メトロイドプライム ピンボール」開発スタッフインタビュー

 

『メトロイド』のピンボール?なんじゃそりゃ?って感じだが、コレが意外と相性バツグンで面白いのだ。理由を説明しよう。

 

まず第一に、主人公のサムスは自力でモーフボールに変形する能力があるので、マリオやピカチュウなどといった他のキャラクターとは違い、ボールになっても全く違和感が無い。ボール状態でのアクションも豊富なので、ピンボールにはうってつけのキャラなのだ。

 

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豊富な武器でボスを倒せ!

 

ピンボールゲームとしての完成度も極めて高い。モーフボール状態のサムスをフリッパーで弾いて、複数のテーブルを移動してアーティファクトを回収。最終テーブルのラスボスを倒すことがゲームの目的なのだが、これが一筋縄ではいかない。テーブル上にいる敵キャラは、サムスを積極的に攻撃して妨害する。

 

これに対してサムス側も、ボール状態で突進したり、ボム・ミサイルなどの武器で応戦することが可能。『メトロイドプライム』の諸要素を上手に落とし込むことで、アクション要素盛り沢山のピンボールゲームとして成立しているのだ。

 

現在『メトロイドプライム ピンボール』は、DS以外の他媒体では配信されておらず、中古品の価格も徐々に高騰していて、地味にソフトの入手難易度が上がりつつある。ゲームの面白さは絶対に保証するので、気になる人は是非プレイしてみてほしい。

 

 

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メトロイド サムス&ジョイ (全3巻 | 2002年)

 

 

2002年頃に少年漫画雑誌『コミックボンボン』で連載されていた『メトロイド』のコミカライズ作品。『フュージョン』『プライム』の発売に合わせて始まった漫画で、作者は漫画版『ロックマン』などを手掛けた、出月こーじ先生。

 

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単行本は3巻まで発売されている

 

時系列設定に関しては、冒頭で「サムスがゼーベスの宇宙海賊を壊滅させた後の話」と説明されている。漫画の記述だけでは時系列のどこに差し込まれるのか不明瞭なので、この記事では「番外編」の項目で紹介することにした。外伝的な作風だし。

 

※ちなみに、作者の出月こーじ先生の言によると、『スーパーメトロイド』と『フュージョン』の間の物語として漫画を描かれていたらしい。つまり、『Otehr M』などと同じ時系列ということになる。詳細は以下のインタビュー記事をご参照いただきたい。

 

shinesparkers.net

 

前回の記事で紹介した『漫画版メトロイド』は、シリアス一辺倒なストーリーだった。だが、この『サムス&ジョイ』は少年漫画らしい単純明快・勧善懲悪な王道ストーリーとなっている。あらすじは大体こんな感じ。

 

STORY

 

辺境の惑星に住む「ジョイ」は、亡き父親のような強い戦士に憧れる少年で、村の住人に温かく見守られながら平和な日々を過ごしていた。

 

だがそんなある日、ジョイの住む惑星を「宇宙海賊ドラグード」が襲撃。村の住人を皆殺しにしようとする海賊に対して、ジョイは勇敢にも抵抗を試みるが、全く歯が立たず、逆に絶体絶命のピンチに陥ってしまう。

 

そこへ、銀河最強の戦士「サムス・アラン」が颯爽と登場。サムスは村を襲った宇宙海賊を一瞬で壊滅させ、住人を無事に救出する。

 

その一部始終を見て感動を覚えたジョイは、サムスのような強い戦士になることを夢見て、ドラグードの討伐に向かうサムスの背中を追いかけていく…。

 

 

この漫画の主人公「ジョイ」は、他のシリーズ作品には出ないオリジナルキャラクターだ。原作のある漫画で、何の前触れも無く新キャラを登場させるのはハイリスクな行為だと思われるが、その点『サムス&ジョイ』は全く気にならない。

 

まず、この漫画のサムスは、完全無欠のスーパーヒーローとして描写されている。銀河最強の賞金稼ぎで、いかなる状況でも冷静沈着、どんな困難なミッションも必ず成し遂げる。原作の主人公を徹底して持ち上げるこのスタイルは、漫画の最後までブレることはない。

 

そんな百戦錬磨のサムスを師匠的ポジションに据えた上で、主人公ジョイの成長を主軸とした冒険活劇が描かれる。ジョイはサムスに憧れる普通の少年で、最初は軽はずみな行動や精神の未熟さが目立つ。

 

だが、亡き父親の遺した武器を受け継ぎ、死の恐怖や世の不条理にも屈することなく、真の戦士として成長していく。2人の主人公を同時に活躍させて、お互いの良さを最大限に引き出すことに成功しているのだ。

 

原作ゲームの設定回収も非常に丁寧で、登場人物の役割やバックグラウンドは、『メトロイド』の世界観を考慮して組み立てられている。悪の巨大組織「ドミニオン」や、サムスをライバル視する賞金稼ぎなど、少年漫画らしからぬ物騒な敵役も、ストーリーを大いに盛り上げてくれる。『メトロイド』のスピンオフ作品に相応しい名作漫画なのだ。

 

だが残念なことに、『漫画版メトロイド』と同じく『サムス&ジョイ』も入手難易度がメチャクチャ高い。中古本の在庫が年々減少傾向にあるため、今では単行本を全巻集めるのが難しい状況なのだ。どうやって布教すりゃいいんだよ。

 

さらに加えると、本作は途中から『メトロイドEX (エクストリーム)』と呼ばれる最終章に突入するのだが、何故かこの『メトロイドEX』だけ単行本化されていない

 

このため、単行本の最終巻では尻切れトンボな終わり方になっていて、きちんと完結してる作品にも関わらず、何だか途中で打ち切られた不人気漫画みたいになっているのだ。ヒド過ぎる。

 

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単行本化されていない最終章「エクストリーム編」

 

『メトロイドEX』の単行本が出なかった理由は、よく分かっていない。話数も全12話と単行本化するには丁度いい量だし、当時は『メトロイド』界隈が大いに盛り上がっていた時期なので、単行本化しても良いようなものなのだが。作者の出月こーじ先生も、詳しい理由は把握されていないらしい。

 

■「サムス&ジョイ」は、単行本になり三冊出版されたことと存じ上げております。この点につきまして、「メトロイドEX」は出版されなかった理由を教えてくださいますか。

 

出月:
メトロイドEXが単行本化されなかった本当の理由は私にも分かりません
講談社と任天堂の間での契約内容は漫画家個人には知る由も無いと言うところです。

ただ、これは私にとっては本当に悔しい事で、いつの日かメトロイドEXを単行本として多くの方に見てもらいたい!それが出月の悲願です。

 

引用:Interview: Idzuki Kouji (Japanese Translation) | Shinesparkers

 

単行本の続きが気になった自分は、古本屋・ネット通販で連載当時のボンボン本誌を血眼になってかき集め、何とか『メトロイドEX』全話を読了できた。山あり谷ありの冒険譚で最高に面白く、漫画の終わり方もとても満足のいくものだった。それだけに、書籍化されてないのが惜しまれる。

 

『サムス&ジョイ』『メトロイドEX』を読んでみたい!というアナタ。是非とも復刊ドットコムに投票して欲しい。十分な投票数があれば、リーズナブルな値段で漫画を復刊してもらえるのだ。

 

復刊ドットコム 『メトロイドEX』投票ページ

 

現状、ファンの熱心な宣伝が功を奏して投票数が徐々に増えているものの…まだ復刊には届いていない。任天堂関連の漫画はなかなか復刊されないことが多いので、よほどの得票数が無ければ書籍化は難しいと思われる。

 

出月:

現時点では、メトロイドEXの復刊について任天堂から許可が下りないので、何がメトロイドの新たな気運の高まりがあれば復刊の道も開けるのかもしれないと期待しております。(メトロイドの実写映画化とか)

 

■2008年に、復刊で「メトロイドEX」の単行本を出版するキャンペーンを始められましたよね?そのきっかけや理由を教えてくださいますか。

 

出月:
メトロイドEXの単行本が発行されるのは出月の夢です。

復刊ドットコムという会社に今一度世に出したい本のリクエストが一定数集まると(約200〜300)メトロイドEXの単行本が世に出る可能性があります。 その為にファンの皆様にも呼びかけて協力を仰いだのです。(現在170票を超えるところまで来ました、後1歩です)

 

引用:Interview: Idzuki Kouji (Japanese Translation) | Shinesparkers

 

 

だがしかし、作者の出月こーじ先生も『メトロイドEX』復刊を強く切望されているのだ。長い道のりだが、やるしかないだろう。より多くの得票数を目指して、積極的に宣伝するほかない。優しいそこのアナタ!是非票を入れてほしい!!

 

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最後に

 以上、時系列で見る『メトロイド』シリーズ【後編】でした。シリーズの主要タイトルを時系列的に紹介してみた訳だが、やはり何というか、魅力を語り尽くすには文字数が足りない。紹介文をできるだけ簡略化したつもりだったのだが、全体的にボリューム増し増しの特集記事になってしまった。読みづらくなってしまい、本当に申し訳ない(メタルマン)

 

 確実に言えることは、『メトロイド』は「よく出来たスゴいゲーム作品」ということだ。目標として掲げたコンセプトをしっかりと形にしているし、緻密なプログラムと入念なデバッグで精巧に作られていて、ゲームとしての完成度が非常に高く、自分をはじめ世界中のゲームファンを楽しませてくれている。開発陣が自分のやった仕事を誇りに思っているように見受けられるのも、受け手側として非常に喜ばしいことだ。

 

『サムスリターンズ』以降、しばらく新作などの情報が無い状況が続くが、何も心配することはないだろう。最近の傾向を見る限り、任天堂は必ず近いうちに新作『メトロイド』を世に出してくれるハズ。俺は詳しいんだ。『メトロイド』シリーズの今後の展望に期待しよう。

 

—— サムス・アランの戦いは終わらない。メトロイド、オモロイド。