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コミュ障の鳥類が贈る雑記ブログ。

時系列順に紹介!『メトロイド』シリーズ【2D編】

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自分が愛してやまない『メトロイド』シリーズ

 

凄腕の賞金稼ぎ「サムス・アラン」が、広大な宇宙を舞台にミッションを遂行。SFアクションの金字塔とも言えるゲームシリーズだ。1986年の第1作『メトロイド』からスタートして、これまで14タイトルが発売されている*1

 

『メトロイド』の物語は、ある一定の時系列に沿って進行している。ファンにとっては有名な話だが…知らない人も多いらしい。

 

というのも、この時系列は作中でそんな詳しく説明されておらず、別に知らなくても支障は出ない。何となく裏設定のような扱いになっているのだ。

 

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画像引用:メトロイドの歴史 | メトロイド サムスリターンズ公式サイト

 

任天堂もその辺あまり熱心ではなく…『メトロイド』の時系列を紹介する公式メディアは殆ど用意されていない。Webサイトに不完全な解説が載っている程度。明らかに網羅性が低いのだ。それで良いのか任天堂!??

 

そこで、今回の記事では『メトロイド』シリーズの時系列をおさらいしながら、全体の流れをザックリご紹介したい

 

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『メトロイド』を時系列順に紹介!

 

時系列を意識してゲームを遊ぶと、ストーリーに深みがプラスされて全然違うんですよね。些細な描写でもグッとくるというか。

 

2D新作『メトロイド ドレッド』や、鋭意開発中の『プライム4』を楽しむためにも知って損は無いハズ! 気楽に読めるよう、ゆる~く解説していきたい。

 

 

忙しい人向けオススメ作品

最初に謝らなければならないことがある。

 

この紹介記事、かなり長い。合計文字数は10,000文字以上だ。

 

長いッ!長過ぎる!!論文かよ!!

 

どうか許して欲しい。『メトロイド』の魅力を余さず語るには短い文字数では全然足りなかったのだ。コレでもだいぶ削減したんです…

 

しかし…現代人は忙しい。そんな長文読めねぇよ!という人が多いハズ。

 

そこで…とりあえずコレ遊べば間違いない!という「忙しい人向けオススメ作品」をリストアップしてみた。2D本編 <エピソード1><エピソード5> まで。+α で『プライム』も薦めたい。

 

『メトロイド』シリーズのオススメ作品

 

 

どれも名作で面白いが…最初に遊ぶなら『ゼロミッション』or『フュージョン』がオススメ程良い難易度で遊びやすい。時系列は気にしなくてOK。興味を持ったソフトを触ってみよう!

 

画像引用:Nintendoトピックス

 

ちなみに…2D本編の主要エピソード (<エピソード1><エピソード5>) は、Nintendo Switchで全作プレイ可能だ。

 

Nintendo Switch Onlineの加入が必須なのと、リメイク作品の『ゼロミッション』『サムスリターンズ』はまだ遊べない点に注意。いずれシリーズ全作品がSwitchで遊べるようになる日が来るハズ。期待しておこう!

 

もし自分の長ったらしい解説にお付き合い頂けるのであれば、続きを読み進めて欲しい…!

 

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図解で見る『メトロイド』時系列

『メトロイド』シリーズの時系列を図に起こしてみた。これを見れば一発で分かる。

 

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『メトロイドシリーズ』時系列図 (2021年7月・現在)

 

ご覧の通り『メトロイド』の時系列は至ってシンプルだ。

 

まず、メインの時間軸となる『2Dメトロイドシリーズ』が中心にある。そこから派生した『メトロイドプライムシリーズ』が、外伝的位置付けで差し込まれる。

 

一直線のストーリーライン上に、これまで発売された各タイトルが点々と並ぶ…という至極単純な構成。パラレルワールド (並行世界・IF設定) は存在しない

 

"時の勇者" の勝敗で世界線が分岐する『ゼルダの伝説』や、リブートで世界観がリセットされまくってる『スターフォックス』など。他の任天堂ゲームの複雑な時系列とは対照的と言えるだろう。

 

コレについては『メトロイド』のメイン開発者、坂本賀勇 (さかもと よしお) のコダワリが反映されてるんじゃないか?と睨んでいる。

 

──『プライム』の時代設定はいつ頃なんですか。


坂本:

最初のファミコンディスクシステムと、次の『メトロイド2』の間のお話です。外伝として切り離して作るアイデアもあったんですが、外伝って逃げの部分がありますよね? それで、田邊と相談しまして、一番自然に入れるところに入れたんです。

 

引用:「メトロイド」に託す思い 坂本賀勇インタビュー

 

坂本さんの考えには共感できる。長寿シリーズ物は往々にして、何でもアリな世界観で自由度を確保しておき…続編に支障が出ないよう "抜け道" を作っていることが多い!と思うのだ。

 

死んだキャラが次回作で復活!世界観リセット!…それはそれで好きだけど。

 

一方…『メトロイド』の宇宙には、別の次元・世界線は存在しない

 

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「サムス・アラン」の物語!


遠未来の銀河社会を舞台に「サムス・アラン」という1人の人間の生き様を追い続け、他の誰でもない彼女が、宇宙の巨悪・未知なる脅威を相手とした孤独な闘いの中で、何を想い、どのような行動に出たのか。

 

その経緯をサムスの視点 (あるいは第三者の視点) で以て堅実に描く!という、大河ドラマのようなストーリー構成を取っているのだ。う〜ん、超クール。

 

坂本:

僕としてはサムスという主人公を生きた人間として表現したいという気持ちが強くって、その後のスーパーファミコン版 (1994年) を作り、その後も『フュージョン』につなげたりしてるわけです。

 

だから僕にとっての『メトロイド』とは、サムスという人間を語るうえでの、作品という位置づけなんです。その意味で、ずっと終わらせたくないと考えているんですね。

 

引用:ニンテンドードリーム 2003 Vol.85 - 任天堂ゲーム開発者ロングインタビュー メトロイドの秘密 (p.120-12)

 

本題に戻ろう。『メトロイド』のストーリー概要はザッとこんな流れになる。意外と簡単だな!!

 

STORY

 

  • 宇宙犯罪組織「スペースパイレーツ」と「メトロイド」を倒す話 <エピソード1>
  • 危険物質「フェイゾン」を根絶する話 <プライム三部作>
  • メトロイドの巣に殴り込んで絶滅させる話 <エピソード2>
  • 復活したパイレーツをブッ倒しに行く話 <エピソード3>
  • パイレーツ滅亡後のいざこざ・事後処理 <エピソード3.5~5>

 

今回の【2D編】記事では、伝統的スタイルの『2Dメトロイドシリーズ』を一挙紹介。シリーズ第1作『メトロイド』から続く横スクロール型探索アクションゲームだ。

 

『2Dメトロイド』はいいぞ…(宣伝)

 

主人公「サムス」の豊富なアクション。広大なマップを探索する楽しさ。そして…何度も周回プレイしたくなる中毒性。様々な魅力が凝縮されている。

 

2D本編の前日譚にあたる『漫画版メトロイド』も含め、ストーリー時系列順に紹介していきたい!

 

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時系列順で見る『メトロイド』シリーズ【2D編】

漫画版メトロイド

 

メトロイドの漫画なんてあるの?」と思った皆さん。あるんです。

 

『メトロイド』界隈がにわかに活気づいていた2000年代初頭、漫画雑誌「月刊マガジンZ」で連載されていたのだ。全16話。単行本 (全2巻) も発売されている。

 

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単行本は全2巻 (全16話)

 

シリーズ第1作『メトロイド』(およびリメイクの『ゼロミッション』) の前日譚が綴られた漫画で、時系列で1番最初に来るプロローグが描かれている。

 

ゲームではないが…任天堂監修のオフィシャル作品で、シリーズ正史にしっかり組み込まれている公式漫画なのだ。『メトロイド』本編の <エピソード0> とでも言うべき作品である。自分が『メトロイド』にハマったキッカケの作品でもある。

 

漫画のストーリーを要約すると、こんな感じ。

 

STORY

 

  • リドリー率いるスペースパイレーツが採掘惑星を襲撃。戦火に巻き込まれサムスの両親が死亡。わずか3歳にして孤児となる
  • 身寄りのないサムスは、高度な文明を持つ種族「鳥人族」に引き取られ、彼らの住む「惑星ゼーベス」へと移住。
  • 鳥人族からパワードスーツを授かったサムスは、パイレーツを討つべく戦闘技術を身につけ、戦士として成長。
  • 親元を離れ独立したサムスは、宇宙の治安を守る銀河連邦警察に入隊。しかし、ゼーベスがパイレーツの襲撃に遭い、鳥人族文明は壊滅。育ての親と第二の故郷を同時に失う
  • バウンティ・ハンター(賞金稼ぎ) となって実力をつけたサムスは、パイレーツの野望を打ち砕くため、敵の要塞に変わり果てた かつての故郷「ゼーベス」に潜入。宇宙の命運を賭けた "ゼロミッション" に挑む。(<エピソード1>へ続く)

 

いやぁ~…スゲェ過酷な人生歩んでますね、サムスさん。仮面ライダーやバットマンもビックリの壮絶な生い立ち。

 

スマブラでサムスを知った昔の自分は「ゴツい装甲着てるクールでエロい 美人なお姉さん」的イメージしかなかったのだが…この漫画を読んでガラリと印象が変わった。あんまエロ目線で見れなくなったというか…何というか。とにかく強烈でインパクトが凄い。

 

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この漫画で『メトロイド』の世界観が分かる

 

この漫画には、他にも『メトロイド』の世界観を肉付けする重要な設定が散りばめられている。

 

謎の生命体「メトロイド」が誕生した経緯、サムスの育ての親「鳥人族」の詳細…などなど。ゲーム本編で説明されない裏話は、この漫画を読むことで補完できる

 

中でもサムスの両親を殺した宿敵「リドリー」との因縁については、ゲーム本編だと断片的に語られている程度。詳しい経緯が語られているのは、現状この『漫画版メトロイド』だけだ。『メトロイド』を最大限楽しむための必携必読の書と言えるだろう。

 

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リドリーはサムスの宿敵なのだ

 

この漫画の問題点は…入手難易度がメチャクチャ高いこと。

 

もともと単行本の値段は500円くらいだったのだが…『メトロイド』人気の高まりを受け価格がグングン高騰。今では中古本でも1万円以上かかる始末。たっか!買えねぇよ!

 

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何だこの値段!?(驚愕)

 

「漫画 読んでみたいけど、そんな大金払えねぇ…」というアナタ。是非とも復刊ドットコムに投票して欲しい。

 

絶版になった漫画を復刊してもらえる投票サービスだ。人気があれば再販される…かもしれない。是非 投票して欲しい!

 

www.fukkan.com

 

あと電子書籍版『メトロイド サムス&ジョイ』を購入すると、同じ出版社の『漫画版メトロイド』の復刊可能性がグッと高まる。所謂 "買い支え" というヤツである。詳細は以下の記事で解説している。

 

www.wata-ridley.com

 

絵柄は古いけど話の質は良いし、電子書籍化!Netflixでアニメ化!みたいな感じでリブートすれば結構ウケるのでは?と思うんですよね。いかがですか…任天堂さん(チラッ

 

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メトロイド

 

操作性・UI ★★★★★
入手しやすさ ★★★★★
難易度 ★★★★★
探索自由度 ★★★★
やり込み要素 ★★★★★
オススメ度 ★★★★★
対応ハード ・GBAソフト (ファミコンミニ など)
・Wii U バーチャルコンソール
・3DS バーチャルコンソール
・Nintendo Switch Online

 

1986年にファミコン ディスクシステムで発売された、記念すべきシリーズ第1作。昔のゲームだが様々なハードに移植されているので、今でも気軽に遊べる。Nintendo Switchでもプレイ可能だ。

 

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すべてはここから始まった

 

シリーズ本編の <エピソード1> 相当のストーリーで、時系列的には『漫画版メトロイド』の次の話。伝説はここから始まったのだ。

 

※ただ、シリーズ黎明期の作品なので現行の設定と若干のズレがある。後述のリメイク作品『ゼロミッション』では、その辺が上手く調整されている。

 

ストーリーダイジェストは、こんな感じ。

 

STORY

 

銀河社会で悪事を働く「宇宙海賊 (スペースパイレーツ)」が、銀河連邦の調査船を強襲。輸送中だった浮遊生命体「メトロイド」が奪われてしまう。メトロイドは、他の生物からエネルギーを吸い尽くす危険な存在だ。

 

海賊がメトロイドを兵器として利用する最悪の事態を防ぐため、銀河連邦は優秀な戦士「サムス・アラン」にメトロイド討伐を依頼。サムスは海賊の本拠地「要塞惑星ゼーベス」に乗り込む…!

 

 

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探索アクションゲームの元祖!

 

広大なマップを駆け巡り、アイテムを集めサムスの強化を図りながら隠された道を探し当てる。シリーズ特有の「探索」重視なゲーム性は、この時点で完成している

 

一度ゲームをクリアした後、マップを把握した上で最速クリアを目指す「早解き」も魅力。短時間クリアで水着姿のサムスを拝もう!と躍起になったゲーマーは数知れない。ゲーム性良し!コスパ良し!という傑作である。

 

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ムズい!説明不要!

 

ただ、問題が1つ。このゲーム…かなり難しい。

 

昔のゲームだから仕方ないのだが…現代のゲーム基準で見ると理不尽・不親切な仕様が目立つ。厳しいスケジュールで無理やり完成させたゲームなので、荒削りだなぁ〜と思う部分が多いのだ。

 

「シリーズ物を制覇する時は、まず1作目から!」という人は多いと思うが…初代『メトロイド』に関してはファン目線でも全然オススメできない。次に紹介するリメイク作品『ゼロミッション』を遊ぼう!

 

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メトロイド ゼロミッション

 

操作性・UI ★★★★★
入手しやすさ ★★★★★
難易度 ★★★★★
探索自由度 ★★★★
やり込み要素 ★★★★★
オススメ度 ★★★★★
対応ハード ・GBAソフト
・Wii U バーチャルコンソール

 

2004年発売のGBA専用ソフト。初代『メトロイド』のリメイク作品で、直近のシリーズ作品に合わせてストーリー・世界観を再構成。ゲーム内容が改良され遊びやすくなっているのが特徴だ。

 

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初代『メトロイド』をリメイク!

 

個人的に『ゼロミッション』は、初めて『メトロイド』を遊ぶ人にピッタリの作品だと思っている。理由を以下に挙げてみた。

 

POINT

 

  • ストーリーが単純明快でわかりやすい!
  • ゲームの操作性が良い!
  • マップ・ガイド機能などサポートが充実
  • 『スマブラ』で有名な要素が多く「これが元ネタか!」と楽しみながら遊べる
  • やり込み要素 (タイムアタック等) が豊富で末長く遊べる!コスパ最強!
  • リメイク原作の『メトロイド (NES版)』も遊べる!(クリア特典)

 

『ゼロミッション』は、とにかく遊びやすい

 

メリハリの利いたアクションが爽快で、ストレスを感じさせない。シリーズ定番の探索・やり込み要素も充実。遊んでいて確かな面白さが感じられる。

 

ゲームの難易度設定、次の目的地を教えてくれる「ガイド機能」などもあり、初心者でも気兼ねなくプレイ可能。完成度の高い "神リメイク" 作品なのだ。

 

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『メトロイド』を遊びやすくした良リメイク

 

ストーリーも単純明快なので、シリーズ未プレイでも全く問題ない

 

リメイク元の『メトロイド』と同じ <エピソード1> の話が綴られるが…新規シナリオも追加されている。ラスボスを倒した後、パワードスーツを失ったサムスが基地からの脱出を試みる後編ストーリーだ。

 

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新たに追加された第二部ストーリー

 

この後編ストーリーでは『スマブラ』でお馴染みの「ゼロスーツサムス」が操作可能。

 

敵地に潜入して突破口を開く『メタルギア ソリッド』的スニーキングアクションが楽しめる。『スマブラ』でゼロスーツを愛用してる人は必見だ!

 

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原作のゼロスーツサムスはメチャ弱い

 

ただし…原作のゼロスーツはメチャクチャ弱い

 

生身同然の姿で打たれ弱く、敵を倒せる武器が1つも無いので、とにかく逃げ回るしかないのだ。武闘派で普通に強い『スマブラ』版ゼロスーツとの違いを楽しむのも一興だろう。

 

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『メトロイド』の魅力が凝縮されたゲームだ

 

『メトロイド』の魅力をギュッと凝縮した、コスパ最強の良作!というのが私的総評。万人にオススメできる傑作ゲームだ。

 

中古ソフトの値段が年々高騰していて…地味に入手困難になりつつあるのが唯一のネック。Wii Uダウンロード版も配信停止してしまったので、現状中古ソフトを買う以外遊ぶ手段が無い。

 

ただ、最近内部データ解析でスクショ画像が発見されたので…近い将来Nintendo Switchで『ゼロミッション』が配信される可能性は高いと思っている。楽しみに待とう!

 

 

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メトロイドⅡ RETURN OF SAMUS

 

操作性・UI ★★★★
入手しやすさ ★★★★★
難易度 ★★★★★
孤独感 ★★★★★
オススメ度 ★★★★
対応ハード ・GBソフト
・3DS バーチャルコンソール
・Nintendo Switch Online

 

『メトロイドⅡ』は、ゲームボーイで発売されたシリーズ第2作。初代『メトロイド』の不親切な仕様・操作性の改善、新アクション追加によって、遊びやすい続編に仕上がっている。

 

タイトル通りシリーズ本編の <エピソード2> という位置付けで、『初代 / ゼロミッション』の続きの話が展開される。

 

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画面右下に注目!メトロイドはあと39匹だ

 

サムスに与えられたミッションは、浮遊生命体「メトロイド」の殲滅

 

『初代 / ゼロミッション』<エピソード1> で語られた一連の事件でパイレーツを滅ぼしたサムス。その後、メトロイドの巣窟である「惑星SR388」に向かい、残らず殲滅するよう依頼されたのだ。サムスは単身SR388に潜入する。

 

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メトロイドを殲滅せよ!

 

しかし、事はそう上手く運ばない。メトロイドは脱皮を繰り返し、強力な形態に成長する事実が明らかになる。

 

最初はクラゲみたいな姿のメトロイド。だが、SR388の環境下では驚異的スピードで成長を遂げ…最終的に恐竜みたいな巨大生物に進化するのだ。

 

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つ…強い!恐るべしメトロイド!

 

しかも…このメトロイドがクッソ強い

 

割とモッサリした動きのサムスに対して、メトロイド達はやたら機敏に動き、強烈な攻撃を次々と繰り出してくる。マジで容赦ない。

 

しかもコイツら、何の前触れもなく唐突に現れるのでタチが悪い。

 

『Ⅱ』は静まり返った無音エリアを探索する場面が多いのだが…メトロイドは突然、その静寂を破って襲いかかる。登場時の「デケデーン!」という効果音がマジで心臓に悪く、下手なホラーゲームよりも怖い!!

 

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この孤独感がたまらない

 

若干ホラー要素はあるものの、基本的にはたった1人で人類未到の洞窟を彷徨う…じんわりとした孤独感を味わえる良作だ。この冷たい空気に心地よさを覚える人は多いんじゃないかと思う。

 

さらにエンディングでは、後に重要な役割を果たすベビーメトロイドとの出逢いが描かれるので、シリーズを楽しみたいならプレイ推奨。エンディングの解放感がまた良いんですよ…

 

Nintendo Switchでもプレイ可能

 

昔のゲームだが比較的遊びやすいNintendo Switch Onlineでもプレイ可能。後述のリメイク作品『サムスリターンズ』と遊び比べるのもオススメだ!

 

 

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メトロイド サムスリターンズ

 

操作性・UI ★★★★
入手しやすさ ★★★★★
難易度 ★★★★★
アクション ★★★★★
やり込み要素 ★★★★★
オススメ度 ★★★★
対応ハード ・ニンテンドー3DS

 

『サムスリターンズ』は、2017年発売の3DS専用ソフト。先に紹介した『メトロイドⅡ』のフルリメイク作品になる。

 

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『Ⅱ』からの進化がスゴイ

 

惑星SR388のメトロイドを撃滅する!という <エピソード2> のストーリー、大まかなステージ構成などは、リメイク元の『Ⅱ』と共通。

 

だが…現行シリーズの設定・世界観に合わせて、大胆なアレンジが施されている。遊んでみると分かるが、もはや『Ⅱ』と別物と言っていい。

 

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「ベビーメトロイド」との出逢いは必見

 

システム・演出が重点的に強化されていて、特にベビーメトロイドとの出逢いのシーンは、リメイク元以上に印象的なシーンに昇華されている。

 

エンディングの結末なんかも全然違うので、原作『Ⅱ』プレイ済みでも新鮮な気持ちで遊べるのが嬉しい。両方触って違いを楽しむのが個人的にオススメだ!

 

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必殺!メレーカウンター!

 

『サムリタ』の注目ポイントは、強化されたサムスのアクションに尽きる。

 

序盤から使える「メレーカウンター」は、敵の攻撃を弾き返し、気絶した相手に強烈な反撃を繰り出すカウンター攻撃だ。パリィ的な。

 

それまでの『メトロイド』では敵の攻撃をガードする手段が無く、ひたすら避ける必要があった。だが本作ではカウンターのおかげで、積極的に攻めるスタイルを貫ける。上手く決まった時の爽快感はスゴイ。

 

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4種類の「エイオンアビリティ」は非常に強力

 

新能力「エイオンアビリティ」も忘れてはならない。MP的概念「エイオン」を消費して発動する特殊能力だ。

 

バリアで敵の攻撃を完全無効化する「ライトニングアーマー」や、時間の流れを遅くする「フェイズドリフト」など、使える能力は全4種類。ど能力もチート級の性能で高いポテンシャルを秘めている。積極的に活用すべし。

 

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敵キャラだって最高に!エキサイティング!

 

だがしかし。サムスのパワーアップに合わせて敵キャラも大幅に強化されているため、ゲーム難易度はメチャ高い

 

特に討伐対象の「メトロイド」は、最低難易度のノーマルモードでも即死レベルの攻撃を容赦なく繰り出してくる。行動パターンを観察して装備をフル活用しなければ、おおよそ勝ち目はない。

 

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サムスの運命やいかに⁉

 

結果として敵の対処法を何回も死にまくって覚える "死にゲー" と化しているのは、評価が分かれるポイントかも。面白さは絶対保証するので、アクションゲームに自信がある諸兄は是非とも挑戦してほしい!

 

対応ハードは3DSのみ。中古ソフト価格が年々高騰している悪しき状況。Switch移植版が出ないかなぁ~と思う今日この頃である。マジで来ないかな…(期待)

 

 

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スーパーメトロイド

 

操作性・UI ★★★★★
入手しやすさ ★★★★★
難易度 ★★★★
探索自由度 ★★★★★
やり込み要素 ★★★★★
オススメ度 ★★★★★
対応ハード ・Wii U バーチャルコンソール
・New 3DS バーチャルコンソール
・Nintendo Switch Online など

 

1994年にスーパーファミコンで発売されたシリーズ第3弾。それが『スーパーメトロイド』だ。言わずと知れた "超" 名作である。

 

ファンの間で絶大な人気を誇るビッグタイトルで、シリーズ最高傑作と評する声も多く、世界中のゲーマーに愛されている神ゲーだ。『メトロイド』を語る上で絶対に外せない

 

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ベビーメトロイドを取り戻せ!

 

『スパメト』は、先に紹介した『メトロイドⅡ / サムスリターンズ』の続編。本編ストーリーの <エピソード3> 相当の話が展開される。

 

ストーリーダイジェストはこんな感じ。

 

STORY

 

『初代 / ゼロミッション』<エピソード1> の物語で、サムスは要塞惑星ゼーベスに潜入。パイレーツを壊滅させ、浮遊生命体「メトロイド」が兵器利用される事態を見事に阻止した。

 

続く『Ⅱ / サムスリターンズ』<エピソード2> では、惑星SR388に生息するメトロイドの殲滅に成功。だがサムスは…目の前で誕生した「ベビーメトロイド」だけは、殺すことができなかった。サムスは保護したベビーを持ち帰り、研究サンプルとして宇宙科学アカデミーへと提供する。

 

最後のメトロイドが捕らえられ、銀河に平和が訪れたかに思えた。だが…それも長くは続かなかった。復活を遂げたスペースパイレーツがアカデミーを襲撃、ベビーを奪い去って行ったのだ。

 

ベビーを取り戻すべく、サムスはパイレーツを追跡。再建された惑星ゼーベスの基地に降り立つのであった。サムスとパイレーツの戦いが、再び幕を開ける…!

 

 

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広大なステージを自由に探索しよう

 

本作が長年愛されている理由は…その探索自由度の高さにある。

 

冒険の舞台「惑星ゼーベス」はエリアが複雑に組み合わさり、アイテムが巧妙に隠されている。プレイヤーは装備・マップを頼りに、ステージ全体を入念に探索することになる

 

装備の取得順・攻略ルート構築など、すべての判断がプレイヤーに委ねられるため、探索のやり甲斐・謎解きの楽しさはシリーズ随一。ノーヒントで迷いやすいが…じっくり遊べば絶対クリアできるよう設計されているので安心だ。マジで完成度が高い。

 

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ボス戦も激アツだ

 

ゲームに慣れた2周目以降も、プレイヤーのやる気次第で幅広いプレイングが楽しめる。サムスの豊富なアクションを駆使すれば、多彩な攻略ルートを開拓可能なのだ。

 

現在でも「RTA (リアルタイムアタック)」「縛りプレイ」といった、ひと工夫したプレイに挑戦するゲーマーが後を絶たない。一度クリアした後でも繰り返し何度も遊べるので、コスパ面でも優秀と言える。

 

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豊富なアクションを使いこなせ!

 

熱心なファンの研究で、非公式のバグ技・テクニックが無数に発見されている点も見逃せない。

 

本来はゲーム終盤で取るアイテムを早期先行取得したり、ボス戦をスルーしたりする "シーケンスブレイク" が達成可能。コレがまた楽しかったり。

 

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Nintendo Switchでも配信されてるぞ

 

昔のゲームだが、様々なハードに移植されていて比較的遊びやすい。Wii UやNew 3DS、ミニスーファミ等でプレイ可能。

 

さらに「スーパーファミコン Nintendo Switch Online」でも配信されているので、Nintendo Switch Online加入者であれば"実質無料"で『スーパーメトロイド』を遊び倒せる。Switch持ってる人は是非!! スパメトはいいぞ…

 

 

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メトロイド アザーエム

 

操作性・UI ★★★★★
入手しやすさ ★★★★★
難易度 ★★★★★
アクション ★★★★★
やり込み要素 ★★★★★
オススメ度 ★★★★★
対応ハード ・Wiiソフト
・Wii U ダウンロード版

 

『アザーエム』は、2010年にWiiで発売された次世代型『メトロイド』作品。任天堂とTeam Ninja (コーエーテクモゲームス) が共同開発したタイトルで、これまでには無かった刺激を楽しめる意欲作となっている。

 

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サムスの過去の話が明らかに…?

 

ストーリー時系列は『スーパーメトロイド』と『フュージョン』の中間。シリーズ本編の <エピソード3.5> に相当するサブストーリーが繰り広げられる。

 

救難信号をキャッチして、辺境の宇宙に浮かぶ研究施設「ボトルシップ」に潜入したサムスは、かつての上官「アダム・マルコビッチ」と再会。サムスはアダム達と行動を共にしながら、過去の出来事を思い出す…といった筋書きだ。割と複雑なお話。

 

※「アダム」はシリーズでは割と重要な人物。『漫画版メトロイド』『フュージョン』にも登場している。『Other M』を遊ぶ前に押さえておくとイイかも?

 

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Wiiリモコン横持ちの「ファミコンスタイル」

 

『Other M』は他のシリーズ作品とは違い、「最新技術を使ったファミコンゲーム」というコンセプトのもと、Wiiリモコン1本だけで遊べるよう設計されている。

 

通常はリモコンを横持ちにした「ファミコンスタイル」でゲームを進める。

 

十字ボタンで移動!ボタンでジャンプ!といった具合に、基本操作は超シンプル。旧来のアクションゲームと同じ感覚でプレイ可能だ。

 

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カンタン&爽快なアクションが『Other M』最大の魅力

 

基本攻撃はビームだが…条件が揃えばイカした派生アクションを繰り出せる

 

敵の攻撃を回避する「センスムーブ」や、ダウンした敵に強烈な一撃をお見舞いする「リーサルストライク」など。スタイリッシュな必殺技をカンタン操作で発動可能。痛快で気持ち良い。

 

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周囲を見渡す「サーチングビュー」

 

Wiiリモコンを縦持ちにして画面に向けると「サーチングビュー」が発動。『メトロイドプライム』のように、サムス視点で周囲を見渡し、怪しい場所をサーチできる。探索・戦闘の両方で重宝する。

 

ファミコン風のカンタン操作!爽快な必殺技をブチ込める新システム!主観視点での探索!…といった具合に、色々な要素が詰め込まれた欲張り仕様。歴代シリーズの集大成とでも言うべきハイブリッドシステムだ。

 

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歴代作品の良いとこどり!


『Other M』の特徴としては、ムービー演出に注力している点も挙げられる。

 

プロデューサーの坂本賀勇が長年構想していた「物語を辿りながら進めるアクションゲーム」を見事に実現。ゲーム進行に合わせてシームレスに映像が差し込まれ、ストーリーを盛り上げてくれる。

 

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ビックリするほど綺麗な映像

 

「白組」「D-Rockets」など、国内有数の映像会社が共同製作したムービーは、Wiiのゲームとは思えない驚異の完成度。劇場版『メトロイド』と言って良いレベルの映像美で、初めて見たときはスゲェ感動した。二層ディスクは伊達じゃない。

 

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ふつくしい…

 

こんな感じで色々な魅力が詰まったゲームなのだが…シリーズの中でも異色な作風でオススメしづらいのが難点。

 

特にストーリー演出に関しては、ファンの間でも賛否両論 (否多め) といった感じ。

 

従来の『メトロイド』が "黙して語る" ストイックなゲームだったのに対し、『Other M』はシナリオ偏重・ムービー過多な傾向にある点が評価を二分する要因となっている。所謂ムービーゲー。

 

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ストーリーに関しては賛否両論な感じ


個人的には好きなゲームだし、たまにはこういう『メトロイド』もアリじゃない?という印象。やや不親切なゲーム仕様・無駄に多い即死要素はアレだが…基本的には良作と考える。サムスさんおっぱい大きくて可愛いし

 

時系列で後に続く『フュージョン』『ドレッド』の物語に深みが増すと思うので、気になった人は是非遊んで欲しい!

 

個人的には Switch 移植作の登場に期待したいところ。マジで来ないかなぁ…

 

 

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メトロイド フュージョン

 

操作性・UI ★★★★★
入手しやすさ ★★★★★
難易度 ★★★★★
ストーリー ★★★★★
やり込み要素 ★★★★★
オススメ度 ★★★★
対応ハード ・GBAソフト
・Wii U バーチャルコンソール
・Nintendo Switch Online

 

2003年にゲームボーイアドバンスで発売されたシリーズ第4作。それが『フュージョン』である。

 

時系列は『アザーエム』の次で、シリーズ本編の <エピソード4> を描いたタイトル。宇宙海賊が滅び多くの仲間が死に絶えた後も、平和のため戦い続けるサムスの勇姿を拝めるのだ。

 

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いつもと雰囲気が違うサムスさん

 

このゲームで目を引くのが…パッケージに描かれたサムスの "異様な姿" だろう。

 

いつもの肩幅ガッチリなパワードスーツから一転。スリムでバイオな青色スーツにイメチェンしている。

 

コレは「フュージョンスーツ」と呼ばれる新しいスーツで、本作のストーリー展開に大きく関係している。

 

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謎の生命体「X」に寄生されたサムス

 

ゲーム冒頭、サムスは <エピソード2>で冒険した「惑星SR388」に再び降り立ち、メトロイド絶滅後の環境調査に携わる。

 

だがこの調査の際、サムスは謎の生命体に襲われてしまう。体内を侵蝕した生命体は急激に増殖。サムスはパワードスーツを着たまま、意識不明の重体に陥ってしまった!

 

緊急オペで一命を取り留めたものの、手術過程でスーツ装甲がドンドン剥ぎ取られ…最終的にあの貧相な姿 (フュージョンスーツ) に変わり果ててしまったのだ。

 

(ホント悲惨な目に遭ってばっかだなこの人…)

 

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フュージョンスーツは「X」に耐性がある

 

サムスを襲った生命体は「X (エックス)と呼ばれ、他の生物に寄生・殺害するヤベー奴だということが劇中で判明するのだが…あろうことか、宇宙生物研究所に「X」が侵入してしまったのだ!

 

サムスは「X」を根絶すべく、事件が起きた研究所へ急ぐ!…というのが本作の筋書き。SFパニック映画のような緊迫のシナリオが展開され、終始ハラハラすること間違いなし。

 

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寄生擬態生物「X」を倒せ!

 

ストーリーも然ることながら、遊びやすさもピカイチ。新規ファン・低年齢層ユーザーが気軽に遊べるよう様々な工夫が凝らしてある。

 

例えば、従来の『メトロイド』はマップが複雑&探索が大変で、目的を見失いモチベが下がってしまうプレイヤーも多かった。

 

これを受けて『フュージョン』では、ステージ構成がほぼ1本道となり、指示を受けてから次の目的地に向かうシステムに変更。目標を見失わずスムーズに遊び通せる。

 

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コンピュータが色々と教えてくれるのだ

 

他のタイトルと比べると行動自由度は低め。しかし、アイテムを駆使して隠し通路を探り当てる "探索" の楽しさは健在。難易度調整も可能で、初心者~上級者まで幅広く遊べる。

 

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歯応えのある「探索」は健在

 

『フュージョン』を語る上で不可欠な要素がもう1つ。サムスの宿敵「SA-X」の存在だ。

 

「X」は生物の外見・能力を正確にコピーする!というヤバい特性を持っている。そんな「X」が、サムスの遺伝子情報をコピーして誕生したのが「SA-X」だ

 

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ヒエッ…(絶命)

 

"偽サムス"とでも言うべき存在なのだが、フル装備のサムスを完コピしていて、べらぼうに強い。対話は不可能。圧倒的パワーで邪魔者を無差別にブッ殺しにかかる。

 

一方、プレイヤーが操作する本物のサムスは病み上がりで超絶弱体化しているため、SA-Xに出遭ったときは何もできず、ただ逃げることしかできない

 

だがSA-Xは…逃げ惑うサムス (=プレイヤー) を殺意全開でどこまでも追いかけてくる!!

 

これがトラウマ級の怖さで、初見プレイ時には心臓バクバクでマジで死ぬかと思った。勘弁してくれ!

 

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逃げるんだよォォ!!

 

過去の伝統を引継ぎつつ、独自性の開拓にも成功したシリーズ屈指の名作と言えるだろう。とにかくシナリオが良い…良過ぎるッ!!

 

操作・システムともに親切で、初めて『メトロイド』を遊ぶ人にも気兼ねなくオススメできる2D最新作『ドレッド』の前座にピッタリ。

 

Nintendo Switchでもプレイ可能!

 

「ゲームボーイアドバンス Nintendo Switch Online」でも絶賛配信中Nintendo Switch Online (+追加パック) 加入者であればプレイ可能だ。ショートセーブ&巻き戻し機能も使えて遊びやすい。マジで名作なので遊ぼう!フュージョンはいいぞ…

 

 

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メトロイド ドレッド

 

操作性・UI ★★★★
入手しやすさ ★★★★
難易度 ★★★★★
アクション ★★★★★
やり込み要素 ★★★★★
オススメ度 ★★★★★
対応ハード ・Nintendo Switch

 

2021年10月8日発売。ファン待望の『2Dメトロイド』ナンバリング完全新作それが『ドレッド』である。情報初公開時は、驚きと嬉しさのあまり死ぬかと思った。

 

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待望の『2Dメトロイド』完全新作!

 

実はこの『ドレッド』という作品。かつてファンの間では "幻のメトロイド" として名を馳せていた。

 

2005年頃にタイトルだけ先行発表されたものの…開発プロジェクトが凍結され、ついぞ発売されなかったのだ。それがSwitchで完全復活を遂げたのだから驚きである。詳細は以下の記事を。

 

www.wata-ridley.com

 

『ドレッド』の物語は、本編ストーリーの <エピソード5> に当たる

 

前作『フュージョン』で根絶したハズの危険生物「X」が、未開の惑星「ZDR」に生き残っているらしい!と判明。真偽を突き止めるべく、サムスが現場に急行する!という筋書きだ。

 

ゲーム冒頭で前回までのあらすじを説明してくれるので、本作が初メトロイドでも大丈夫。海外ドラマをシーズン5から観る感覚で楽しめるぞ!

 

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寄生生命体「X」がまだ生きている…?

 

『ドレッド』は、とにかく探索が楽しい

 

未踏の地を手探りで冒険する楽しさ。パワーアップで行動範囲が段々と広がっていく快感。背景美術の美しさ。どれを取っても素晴らしい。

 

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探索が楽しい!マップ構成が秀逸!

 

過去最大級の広大なマップを舞台に、プレイヤーの判断で道を切り開いていく。由緒正しき「探索」重視のゲーム性だ。その自由度の高さは『スーパーメトロイド』に比肩する。

 

プレイヤーの誘導が丁寧で、初見プレイでも目的を見失わずスムーズに遊べるようになっているし、2周目以降はテクニックを駆使して様々な攻略ルートを構築可能。とにかくゲーム設計が秀逸。遊ぶ度に発見がある。

 

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爽快で格好良いアクション!

 

アクション面も大幅に強化『サムスリターンズ』由来の反撃アクション「メレーカウンター」がグッと使いやすくなってる他、狭い通路をサッとすり抜ける「スライディング」など、スピーディで爽快なアクションが目白押し。

 

軽快な動作でスタイリッシュに敵をぶちのめす姿が超クールで格好良い。アクションの楽しさはシリーズ随一。銀河最強の戦士になりきって暴れまくれるぞ!

 

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2Dアクションとは思えない立体感!躍動感!

 

もう1つ、重要なポイントがある。本作のテーマ「恐怖 (Dread)だ。無敵のサムス・アランに襲い来る強烈な恐怖体験がプレイヤーを戦慄させる。

 

この恐怖の象徴とも言える存在が、謎の調査ロボット「E.M.M.I. (エミー)である。カワイイ名前。

 

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謎の調査ロボット「E.M.M.I.」

本作では探索パートの合間に、E.M.M.I.の追跡から逃れる "鬼ごっこパート" が挟まれる。

 

E.M.M.I. はヌルッとした薄気味悪い動きで特定ゾーン内を徘徊。サムスを見つけると殺意全開で急接近。捕まれば (99%) 即死である。見つからないよう進まなければならない。

 

身を隠しながら隠密行動を取り、発見されたら全力で追跡を振り切る!この駆け引きがスリリングで面白い。刺激的で良いアクセントになっている。

 

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危なくなったらスタコラ逃げろ!

 

無機質で何考えているか分からない謎のロボット。容赦なく襲い来る未知の生命体。これらの "恐怖" に打ち勝つ事こそが『ドレッド』の神髄なのだ。

 

しかし…この恐怖は、まだほんの序の口

 

他にも様々な脅威、魑魅魍魎、絶望的なまでの恐怖が降りかかってくる。一体何が待ち受けているのか…?

 

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サムス危うし!

 

『サムスリターンズ』同様、難易度はちょい高め。特にボス戦が厳しめな印象。良作なのだが、典型的 "死にゲー" で他人に気軽にオススメできないのは辛いところ。

 

それでも、敵の動きをしっかり見て対策を練れば必ず突破できるハズ。強敵を倒した時の快感はひとしおだ!詳細は以下の感想記事を!

 

www.wata-ridley.com

 

パッケージ・プレイ映像を観て心惹かれた人は、絶対損はしないので是非遊んでみて欲しい。体験版ソフトも無料配信中

 

定価7,600円と結構お高めだが…繰り返し何度も遊べるゲームなので、長期的視点で見ればお買い得だ。むしろ安い!!

 

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強敵を撃ち滅ぼせ!

 

Nintendo Switch Online加入者であれば、カタログチケットで『ドレッド』を安価で購入できる。コレは買いだな。皆も買おう!ドレッドは良いぞ…

 

 

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次回予告

以上、時系列順『メトロイド』シリーズ紹介記事【2D編】でした。限界オタクの痛い語りみたいになってしまったが、コレを読んで『メトロイド』に興味を持ってくれる人が増えてくれると嬉しい。

 

次回は、外伝的ストーリーが綴られる『メトロイドプライム』シリーズを一挙紹介。洋ゲー風味のFPSゲームで、従来の『2Dメトロイド』とは違った魅力が詰まっている名作シリーズだ。乞うご期待!

 

www.wata-ridley.com

 

*1:2023年3月現在。リマスター版等は原作と同一とみなす。