Switch版『メトロイドプライム トリロジー』を遊びたい!!!
そういう欲求が高まりつつある。というのも最近、恐ろしく完成度の高い『メトロイドプライム』ファンムービーを見てしまったのだ。以下の動画を見て欲しい。
動画投稿者のMilky Max氏は『メトロイドプライム』の大ファン。ゲームエンジン「Unreal Engine 4」を使用して、ゲーム序盤で訪れる「ターロンオーバーワールド」をフルHDでリメイクしたのだという。メチャクチャ綺麗な画質でヤバみが深い(語彙力)
こんなハイクオリティな映像を見せられたら、任天堂公式から同じクオリティのゲームが発売されることを期待してしまうのは、オタクとして当然の帰結であろう。特に、シリーズの集大成とも言える『メトロイドプライム トリロジー』のHDリマスター版ソフトは、是が非でも遊びたい!!!
今回の記事では、そんな『トリロジー』に関する情報、主にファンの間でまことしやかに囁かれているNintendo Switch版『トリロジー』の噂について、ザックリとご紹介したいと思う。
…というか、ただの限界オタクの妄言垂れ流しになります。
『メトロイドプライム トリロジー』とは?
『メトロイドプライム トリロジー』は、2009年に海外で発売されたWii専用タイトル。その名の通り『プライム1』~『プライム3』までの「プライム三部作」を全収録した決定版ソフトだ。
※「プライム三部作」については、以下の記事を参照。『メトロイドプライム』シリーズのナンバリング3作品の総称で、フェイゾンを巡るサムスの戦いを描いた外伝的ストーリーが展開されている。
その当時「プライム三部作」を遊ぶためには、該当の3つのゲームソフトを用意する必要があった。だが、この『トリロジー』には全3作品がすべて収録されているので、コレ1本で「プライム三部作」を総ざらいすることが可能なのだ。お得感がスゴイ。
パッケージはこんな感じ。自分が所持しているのは、ヨーロッパで発売されたバージョンだ。ゲームソフトに加えて、アートワークやストーリー概要が記載された小冊子なども付属している。『メトロイド』ファンとって嬉しい商品仕様。
旧作『プライム1』『プライム2』の操作方法・システムは、ハード移行に伴い、当時の最新作『プライム3』の仕様に準拠している。Wiiリモコンをサムスのアームキャノンに見立てた、直感的な視点操作が可能なのだ。さらにゲーム難易度やグラフィックにも調整が施されていて、オリジナルのGC版以上に、ゲームプレイが快適になっている。
『スーパーマリオコレクション』や『ロックマン クラシックス』などと同じオムニバス形式のゲームで、ソフト起動後のメニュー画面で遊ぶタイトルを選択するのだが…このメニュー画面がまた最高にカッコイイのだ。以下のトレイラー映像を見れば、お分かりいただけるかと思う。
メニュー画面の背景には、サムスのアームキャノンの内部機構が映し出されている。プレイヤーがタイトルを選択すると、ロードに入る前に画面がグッと引いてサムスの全身像が映り、虚空に向けてビームを一閃するのだ。この一連のアクションが最高過ぎる…(クソザコ語彙力)
新規収録されたメインテーマも、荘厳かつ物々しい雰囲気でたまらない。『トリロジー (三部作)』というタイトルに相応しく、まさに『メトロイドプライム』の集大成、永久保存版といった仕上がり。コレは欲しくなりますわ。
だが、残念なことに『トリロジー』は日本では未発売。
『メトロイド』は海外での人気が抜群に高いゲームなので、この手のコレクターグッズは海外限定で展開され、日本ではリリースされないことが多いのだ。解せぬ。マジで解せぬ。
個人輸入サイトなどを利用すれば、『トリロジー』を入手すること自体は可能だ。しかし、限定版ソフトというだけあって値段はメチャ高い。加えて、海外製のタイトルなのでテキスト表記は英語オンリーだし、リージョンロックのせいで日本製Wii本体では動作しない。日本語版が発売されなかったのがマジで謎。
2015年には Wii U ダウンロード版『トリロジー』も配信された。だが…Wii U版も海外限定の販売に留まり、結局 日本で配信されることはなかった。なんでや!日本国内でも需要はあるぞ!?
一応、日本では『トリロジー』の代替として『Wiiであそぶセレクション』が発売されている。ゲームキューブの名作をWiiに移植したモノで、操作方法やゲームシステムも『トリロジー』の収録内容と大して変わらない。
それなら『Wiiであそぶ』版を揃えればイイじゃん?と思うかもしれないが、やはりコスト・利便性の観点から言えば『トリロジー』の方が圧倒的に勝っている。バラ売りされたゲームソフトを収集するのは、結構大変なのだ。
しかも『Wiiであそぶ メトロイドプライム2』は価格が高騰していて、入手難易度がメチャ高い。
新品だと1万円弱、中古ソフトでも5000円とかで取引されている。約10年前の古いゲームだし、新規ファンにオススメしづらいのも難点。
現在、任天堂はNintendo Switch専用タイトル『メトロイドプライム4』を開発中だが、『プライム4』の発売に先駆けて、HDリマスター版『トリロジー』を先行配信して欲しい…とよく思う。
コレ1本で「プライム三部作」を履修できるのはやはり"強い"し、今こそ日本で未発売に終わった『トリロジー』をリブートする、千載一遇のチャンスだと思うのだ。任天堂には是非とも、前向きにご検討いただきたい…。
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定期的に上がるSwitch版『トリロジー』の噂
Switch版『メトロイドプライム トリロジー』を求めているのは、何も自分だけではない。国内外問わず、多くの『メトロイド』ファンが全く同じことを考えている。
特に海外ゲームファンの間では、Switch版『メトロイドプライム トリロジー』が発売されるのでは?という噂話が幾度となく囁かれている。Nintendo Switchが発売されて以来、こうした噂が毎年のように上がっていて、もはや恒例行事と化している感が強い。
メトロイドオタクあるある:トリロジー発売の噂が定期的に上がる
— わたりどりぃ (@Wata_Ridley) 2020年5月28日
Switch版『トリロジー』の噂は枚挙にいとまがない。ひとまず、直近で確認された情報を以下に列挙してみたいと思う。
噂その① - ゲームメディア関係者の発言
2019年1月25日、Game Informer誌のシニアエディターであるImran Khan氏のツイートで、Switch版『トリロジー』の存在が示唆されている。『メトロイドプライム4』の開発延期が任天堂から発表された直後の発言だ。
Huh, I guess that explains where Metroid Prime Trilogy disappeared to.
— Imran Khan (@imranzomg) 2019年1月25日
It's been long done. Initial announcement was supposed to be last month.
— Imran Khan (@imranzomg) 2019年1月25日
氏の発言から推察するに、Switch版『トリロジー』は既に完成していて、2018年12月の時点で既に発表可能な段階にあった。だが、『メトロイドプライム4』の開発延期を受けて、今回の発表は見送った…とのことらしい。本当かよ。
上記の『メトロイドプライム4』予想記事でも言及しているが、Imran氏はゲーム業界の事情通とも言える人物。このツイートの信頼性は高いんじゃないかなと思うし、自分もそう信じたいところなのだが。本当だといいなぁ…。
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噂その② - 「Best Buy」への商品登録
2019年4月初頭には、アメリカの大手家電量販店「Best Buy」の従業員用システムにSwitch版『トリロジー』がリストアップされていたことが注目を集めた。
『トリロジー』以外にも、いくつかの新作ソフト情報が漏洩していたらしい。Switch版『ペルソナ5』『ゼルダの伝説 神々のトライフォース』など商品情報も確認されている。
On top of Persona 5 (Switch) being in Best Buy's employee system, there is also a listing for METROID PRIME TRILOGY FOR NINTENDO SWITCH pic.twitter.com/0vU3w4mukT
— Wario64 (@Wario64) 2019年4月3日
…この手の通販サイト関連のリーク情報は、正直言って信憑性が低い。発売に先駆けて、販売側の都合でテキトーに登録したようなエセ情報が結構多いからだ。
だが、このリーク情報に関してはガセとは言い切れない。というのも、情報公開後すぐの4月25日、『ペルソナ5 スクランブル ザ ファントム ストライカーズ』の発売が告知されたのだ。コレはリーク情報で言及されていた、Switch版『ペルソナ5』とよく似たゲームである。実際は『ペルソナ5』の続編?らしい。
そのため、Switch版『トリロジー』が続けて発表されることを期待したい!…のだが、この噂が広まってから、もう1年以上経過している。
『トリロジー』はおろか、Switch版『神々のトライフォース』の情報すら公表されていない。結局このリーク情報も、ファンの期待が入り混じった嘘だったのかもしれない。気持ちは分かるけどね。
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噂その③ - LeakyPandy氏の発言
2019年11月末には、リーカーとして知られる LeakyPandy氏が投稿した、以下のツイートがTwitterで話題となった。
Nintendo is planning 2 new Metroid titles that will release in the next two fiscal years respectively. One is a re-release of Metroid Prime Trilogy HD, the second one is a Super Metroid Remake that mimics Samus Returns in style and scope.
— LeakyPandy (@LeakyPandy) 2019年11月25日
この発言によると、任天堂は2つの『メトロイド』新作タイトルを開発中らしい。このツイートが発信された2年以内…つまり2021年頃までに、以下の2大タイトルが発売予定なのだとか。
- HDリマスター版『メトロイドプライム トリロジー』
- リメイク版『スーパーメトロイド』
この話が本当なら諸手を挙げて喜ぶところなのだが…自分はこの噂は信用に足らないと思っている。その最たる理由は、リメイク版『スーパーメトロイド』の存在だろう。
まず、シリーズの主要な開発者である坂本賀勇が、2018年7月時点のインタビューで、過去の『メトロイド』シリーズのリメイク計画は無い!と断言している。それを考慮すると、2021年までにリメイク版『スパメト』を発売するのは、あまりに非現実的だと思うのだ。この辺については、以下の記事をご参照いただきたい。
それに『スーパーメトロイド』は、世界中のゲーマーに愛され続けている往年の名作。一昔前のゲームだが、シリーズ屈指の完成度の高さを誇り、シリーズ最高傑作と評する声も多い。要約すると、ファンの間で異常なまでに神格化されているゲームである。
そんな『スーパーメトロイド』をリメイクするのは、ファンの期待を大きく裏切る可能性も秘めた、恐ろしくハイリスクな行為に違いない。任天堂も安易にゴーサインを出さないハズで、よほどの理由が無い限りは実現しないと思う。自分も含めメトロイダーは面倒くさい性格の人が多いのだ。
このリーク情報の発言者 LeakyPandy氏についても、過去に予想内容が間違っていたことも多々あったようで、リーカーとしての腕 (?) はイマイチな印象。この噂に関しては、深く信用しない方が身のためだろう。
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噂その④ - 「Inet」の商品情報
2020年5月頃にも、Switch版『トリロジー』に関する新たな噂が囁かれていた。スウェーデンの通販サイト「Inet」の Nintendo Switch向けラインナップに『トリロジー』の商品ページが確認されたのだという。
Inetの商品ページでは、ゲーム内容の紹介以外に、Switch版『トリロジー』の発売日についての記載もあった。この商品情報によると、2020年6月19日に発売予定…とのことだった。
だが、現在 該当の商品ページは削除され、内容を閲覧できなくなっている。それに、発売予定日の6月19日がとっくに過ぎたにも関わらず、任天堂から『トリロジー』の発売が告知される気配も感じられない。残念ながら、このリーク情報は嘘だったのだろう…。
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最後に
以上、限界オタクがお送りする、Switch移植版『トリロジー』の妄想垂れ流し&噂まとめ記事でした。噂の真偽はともかくとして、これほどまでに話題が絶えないということは、世界中のゲーマーがSwitch版『トリロジー』の発売を希求しているという事実に他ならない。
なにせ「プライム三部作」が閉幕してから、相当な年月が経っているのだ。ゲーム内容を忘れてしまった人も多いことだろう。「プライム三部作」の物語を振り返り、新規ファンを獲得するためにも、『トリロジー』を現行ハードで改めて売り出すことには大きな意義があるハズである。
任天堂は新作ゲームを発表する前に、その前座として過去シリーズ作品をリブートして展開する場合がある。『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』発売前には、『風のタクト』や『トワイライトプリンセス』などのWii Ui移植版ソフトを販売している。近年も開発中の『ベヨネッタ3』に先駆けて、Switch版『ベヨネッタ1&2』を売り出した例がある。
同様に『メトロイドプライム4』発売前に、『メトロイドプライム トリロジー』をSwitch向けにリブートする可能性も無くはない!と自分は考えている。この記事で紹介した噂の数々が真実であることを、切に願うばかりだ。
頼むぜ任天堂!!俺は信じているからな!!
…それまで自分は『メトロイドプライム』に似た、色々なFPSゲームを遊んで耐え凌ぐつもりである。最近プレイした中では『DOOM (2016)』が中々良かった。レビュー記事も書いたので、興味ある人は読んで欲しい(グロ注意)