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コミュ障の鳥類が贈る雑記ブログ。

探索が楽しい良作!『Bloodstained: Ritual of the Night』

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自分は2D探索アクション…所謂「メトロイドヴァニア」系のゲームが大好きだ。

 

広大なマップを練り歩き、抜け道を探し出す独特のゲーム性。新しく手に入れたアクションで、突破口を開いた時の達成感。どれをとっても面白い。

 

そんな自分が、かねてから気になっていた作品があった。『Bloodstained: Ritual of the Night (ブラッドステインド: リチュアル オブ ザ ナイト)である。

 

 

2019年に発売された本作だが…「メトロイドヴァニア」愛好者の間で、メチャクチャ評判が良かったのだ。Steamレビューは「圧倒的に好評」だし、数多のゲームメディアでも大絶賛されている。

 

こうした高評価の声を聴き、以前から気になってはいたのだが…ゴシックホラー調の不気味な雰囲気・堅苦しそうな印象から、なかなか購入に踏み切れずにいた『メトロイド』系のホラーは大丈夫なのだが。

 

しかし、好き嫌いはよくない。外出自粛の影響で "おうち時間" も増えたことだし、思い切って手を出してみたのだ。

 

すると…何ということでしょう。評判に違わぬ面白さだった。時間が経つのも忘れてプレイに没頭し、気づけばゲームクリア&マップ踏破率100%を達成していたほどである。

 

何だコレ!メチャクチャ面白いじゃないか!もっと早く遊べばよかった(後悔)

 

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ひとまずクリア!マップも埋めた!

 

という訳で、今回はそんな魅力溢れる『Bloodstained: RotN』について、僭越ながらレビューさせていただきたい。購入をためらっている人には、是非とも参考にしてほしい。

 

探索型『キャッスルヴァニア』の精神的後継作!

『Bloodstained: RotN』の制作をリードしたのは、かつてコナミに所属していたクリエイター、五十嵐孝司

 

『悪魔城ドラキュラX 月下の夜想曲』をはじめ、近年の探索型『キャッスルヴァニア』を手掛けた第一人者だ。ファンの間では "IGA" の愛称で親しまれている。

 

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スマホでも遊べる『月下の夜想曲』

 

元々『キャッスルヴァニア (悪魔城ドラキュラ)』は、『スーパーマリオ』などと同じスタイルの "ステージクリア型" が主流だった。だが、IGA氏が関与した『月下の夜想曲』では、広大なマップを行ったり来たりする "探索型" という新ジャンルを開拓。

 

この『探索型ヴァニア』は好評を博し、シリーズに新風を吹き込むことに成功したのだった。特に海外での人気は凄まじく「メトロイドヴァニア」というジャンル名の由来にもなっている。この辺の詳細は別記事にまとめている。

 

www.wata-ridley.com

 

IGA氏は2014年にコナミを退社して、株式会社ArtPlayを設立。独立後にクラウドファンディングで開発資金を募り、満を持してリリースしたビッグタイトルが、本作『Bloodstained: RotN』なのだ

 

このプロジェクトは世界中のIGAファンに注目され、キャンペーン開始後すぐに、目標額の50万ドルを突破。その後も多額の支援金がガンガン集まり、最終的な資金総額は550万ドル (約6億8000万円) にまで達したという。ヒェ~…

 

※この辺の詳細は、下記リンク先を参照いただきたい。読み応えがあって面白いインタビュー記事なのでオススメ。

 

news.denfaminicogamer.jp

 

そういった経緯もあり…『Bloodstained: RotN』は、五十嵐氏が手掛けた『キャッスルヴァニア』作品 (通称 "IGAVANIA") の再興をテーマに制作された。

 

ゲームシステムは勿論、中世ヨーロッパ風の耽美的な世界観、山根ミチル氏が作曲したBGMなど、あらゆる点が『ヴァニア』じみている。

 

大人の事情で名前が使えないだけで、ファン待望の『探索型ヴァニア』新作と言っても過言ではない。俗に言う「精神的続編」というヤツですな。

 

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メッチャ遊びやすい探索アクション!

『Bloodstained: RotN』は、シンプルな2D探索アクションゲームだ。プレイヤーは悪魔の居城に潜入して、迫り来る敵を退けながら、広大なマップを駆け巡る。

 

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シンプルな2D探索型アクション

 

ゲーム序盤はアクションが少なく、苦戦を強いられる場面も。

 

だが、マップをくまなく探索して武器・アイテムを集めれば、パワーアップして行動範囲が広がる。The・王道とでも言うべき「メトロイドヴァニア」作品に仕上がっている。ほぼ本家だもんな。

 

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装備・アイテムでパワーアップ!

 

マップは段階的に行ける場所が増える親切な設計で、次の行き先が分からず迷うような場面は少ない。エリア間を移動できるワープゾーンもあり、楽しく快適に探索が進められる。

 

※1つ詰むポイントがあるとすれば…中盤で訪れる水中面「禁忌地下水洞」だろう。このステージに関しては、その辺にいるザコ敵をひたすら倒せばOK。分からなければ、攻略サイトに頼ろう。

 

『探索型ヴァニア (IGAVANIA) 』ではお馴染みの「RPG要素」も、本作を語る上では欠かせない。ゲームプレイを奥深くするための、ユニークで画期的なシステムだ。

 

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レベルアップで強くなる!

 

例えば、本作には「レベルアップ」の概念がある。

 

敵を倒すと経験値が貰え、一定の経験値を獲得すると、レベルが上がってステータスが強化される。敵を倒すほど強くなり、簡単に死ななくなるので、冒険がグッとラクになる。

 

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多彩な武器・装備が用意されている

 

装備・アイテムも豊富で、素早い攻撃が繰り出せる短剣や、リーチの長い槍など、様々な武器を使用可能。プレイヤーの好みに合わせて、RPGのように柔軟に装備を切り替えられる

 

また、一部の武器には「奥義」と呼ばれる強力なコマンド技も用意されている。上手く使いこなせば、敵に強烈な一撃を叩き込めるぞ。自分は全然活用できなかったが。

 

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素材を集めてアイテムを練成できる

 

他にも「アイテムクラフト」の要素がある。

 

敵を倒した時に落とした「素材」を組み合わせて、強力な武器を練成したり、料理 (回復アイテム) を作って戦いに備えたり。

 

探索中に集めた「ゴールド」を使って、ショップで武器・アイテムを購入することも可能だ。この辺もRPGっぽい。

 

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レベルを上げてボス戦に挑もう!

 

ゲームの要所では手強いボスが待ち受けているが…恐れることはない。地道にレベルを上げ、強力な武器・アイテムを使ってゴリ押しすれば、意外とラクに勝てる

 

一般的なアクションゲームでは、要求されるアクション練度が高く、プレイ途中で挫折する場面も多いかとおもう。自分も『ロックマン2』を遊んだ時は、あまりの難しさに泣きそうになった。

 

だが『Bloodstained: RotN』では、こうしたRPG要素の導入によって、時間をかけて試行錯誤を繰り返せば、必ずクリアできるよう調整されている。レベル制・多彩な装備のおかげで、プレイヤーの選択肢が広がり、初心者~上級者まで幅広く楽しめるのが魅力なのだ。

 

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ゴシックホラー?と思いきや…

『Bloodstained: RotN』の舞台は、18世紀末のイギリス

 

産業革命によって科学技術が発展したことで、それまで栄華を誇った錬金術はあっさり見放され、急速にその地位を失いつつあった。

 

事態を憂いた錬金術師たちは「そんなに物質文明に傾倒すると悪魔が来るぞ!!」と吹聴して、かつての出資者を必死に振り向かせようとした。しかし、結局 誰にも相手にされなかったらしい。

 

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錬金術師が悪魔を召喚!

 

そしてあろうことか、追い詰められた錬金術師はヤケになり、実際に悪魔を召喚してしまった

 

現世で悪魔が暴れるサマを目の当たりにすれば、再びパトロンが錬金術に出資してくれるハズ!という判断らしい。どういう理屈だよ。

 

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ジーベルとミリアムの2人だけが生還

 

この悪魔召喚の儀式では、悪魔の力に同調する結晶「シャード」を埋めこまれた人間 (シャードリンカー) が生贄として使われた

 

ほぼ全員が死亡した中、青年「ジーベル」だけが奇跡的に生還。また、儀式の直前に謎の昏睡状態に陥った主人公「ミリアム」も、生贄にされず悲劇を逃れていた。

 

悪魔の暴走は教会の力で鎮圧され、この事件を契機に錬金術ギルドは衰退。その後10年の歳月が流れ、事件が完全に終息したかに思えた頃、再び悪魔がよみがえる…といったストーリーになる。えらい複雑だな。

 

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本格的ゴシックホラーなんやろなぁ…

 

こう聞くと、ゴシックホラーで超シリアスな物語が展開されるのでは?と身構える人が多いかと思う。背筋も凍り付く悪魔の恐怖!血がブッシャー!みたいな。パッケージ絵も何だかコワイ感じだし。

 

だが、実際はちっとも怖くない。見た目からは想像できないが…全体的にドタバタギャグ漫画チックな作風が敷かれていた。どういうことだよ。

 

例えば、主人公のミリアムちゃん。公式サイトでは次のように紹介されている。コレだけ見ると、クールで無口な真面目系女子っぽい。

 

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出典:Bloodstained: Ritual of the Night by Koji Igarashi — Kickstarter

 

ミリアム

錬金術師に拾われ、幼い頃から錬金術による秘術を その身体にかけられた子供。秘術の影響で10年間昏睡 (時が止まった) 状態だった間、その呪いが完成された。そのため 地獄召喚の儀式には駆り出されなかった。昏睡期間時が止まっていたことと 長い昏睡状態のため 記憶が曖昧になっている。

あまり口数は多くなく、自分の意思を持っている女性。若さゆえに直情的な部分が見えることもあるが 頭は切れる。孤児でつらい思いをした過去から、愛する者たちを守りたいと強く願っている。

 

しかし、実際にゲームを遊んでみると…全然そんなことはなかった

 

明朗快活でおしゃべり、天真爛漫な可愛らしい女の子として描かれていて、クールさは微塵も感じられず、むしろ善人過ぎて悪者に騙されそうな雰囲気。何か思ってたんと違う…

 

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思ったより愉快なキャラだった

 

このゲームは全編フルボイスで、ミリアムの声は小清水亜美さんが担当しているのだが…彼女のユニークな演技が、ミリアムの "アホの子感" を加速させているような気もする。良い意味で。

 

特に笑いを誘うのが、食べ物関連のボイス

 

調理に成功すると奇妙なポーズで「ヤッタ!」と喜び、料理を食べてHPを回復すると、脳が溶けたような声で「オイシ~♪」とつぶやく。最早、ただの天然腹ペコキャラにしか見えない。面白い人だな。

 

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ミリアムの見た目を変更できる

 

また、本作ではキャラメイク機能で、ミリアムの見た目を自由に変えられる

 

装備の組み合わせでオシャレに着飾ったり、「ヘアサロン」で髪型・肌の色を変更することが可能。だが…このキャラメイク機能がまたヘンテコだったり。

 

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なんだこの不審者!?

 

「サンタ帽」「ウサ耳」などといった、明らかに戦闘向きでない衣装が多く、しかもそういうアホな装備に限って優秀な性能だったりするのだ。

 

結果、原型を留めない不審者コーデで身を固めることになり、シリアスな場面も台無し。良い意味でふざけまくっている。

 

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既視感のある敵

 

悪魔 (敵キャラ) のデザインも悪乗りが過ぎている

 

イギリスが舞台なのに忍者 (?) が出てきたり、どう見ても某ショベルの騎士にしか見えないヤツが出てきたり。死ぬときに「あひぃ~」とマヌケな悲鳴を上げる悪魔も。あまりの馬鹿らしさに、遊んでいて笑いが込み上げてくる。

 

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コレを悪魔と言い張る勇気

 

中でも印象的だったのが「にゃぼん」などの動物系モンスター。角を取って付けただけの巨大なネコや、犬の生首 (!?) が襲い掛かってくるのだ。コイツらを悪魔と呼ぶのは無理があるだろ!!

 

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出典:Bloodstained: Ritual of the Night by Koji Igarashi — Kickstarter

 

実はコレ、クラウドファンディングの連動企画。多額の出資を行った支援者 (もしくはそのペット) を敵として登場させる!という特典の産物なのだ。

 

…そんなん聞いたら逆に倒しづらくなるわ!!

 

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脇役キャラも色々と濃ゆい

 

 こんな感じで本作は、想像以上に "アホらしい" 世界観のおかげで、幅広いユーザーが楽しめるゲームになっている。

 

往年のレトロゲームを思わせる、独特の "しょうもなさ" が心地よい。作り手の遊び心がギュッと詰まっているというか。

 

「なんか怖そう…」という理由で敬遠している人は、とりあえず手に取って遊んでみて欲しい。思ったより取っつきやすく、色々な意味で肩透かしを食らうハズである。

 

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悪魔の力!シャードシステム

このゲーム最大の醍醐味「シャードシステム」も忘れてはならない。

 

敵を倒すと「シャード」という結晶を落とすことがあり、コレを収集・装備することで、敵の能力をコピーして使える!というアクションだ。『星のカービィ』みたいだな。

 

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悪魔の力を宿した結晶「シャード」

 

このシャードのおかげで、新しい敵キャラに出会ったときのワクワク感がグッと強化されている

 

スゴイ能力を持つ相手ほど、優秀な効果のシャードを貰えるハズ!と期待が高まるのだ。敵を倒すモチベーションが爆上がりである。

 

シャードにも "成長要素" があり、同じシャードを沢山集めるほど「グレード」が上がる。別素材を合成して「ランク」を上げることもでき、それぞれ最大Lv.9まで強化可能だ。コツコツ強化しよう。

 

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シャードを収集!強化!

 

劇中では「集め過ぎると悪魔と同化しかねない危険物質!」と説明されているシャードだが、大量所持してもデメリットは全然無い。むしろメリットしか見当たらないので、積極的にシャードを集めまくろう。

 

自分は設定を真に受けて、不要なシャードを捨ててました(涙目)

 

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シャードのタイプは全5種類 (+α)

 

シャードには全5種類 (+α) のタイプがあり、各タイプから1つだけ選抜して装備枠にセットできる。劇中の説明が分かりにくいので、簡単に紹介したい。

 

 

◆トリガー (赤色)

 

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サブウェポン的な役割

 

ボタンを押すと、MPを消費して単発式の攻撃を繰り出す。シンプルで使い勝手がよく、バリエーションも豊富。色々使って試すべし。

 

自分は巨大ハンマーを振り回す「ヘッドフレイル」や、ツララを全方位発射する「ヴァ・イスハ」などを愛用していた。終盤で手に入る、手裏剣を投げる「ヒドゥンダート」も使いやすい。

 

 

◆エフェクティブ (青色)

 

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ボタン長押しで効果を発動

 

ボタンを押し続けている間、効果が継続する。時間経過でMPを消費する。優秀なサポート型や、変則的でチートな効果を持つシャードが多い印象。

 

中でも、終盤で手に入る「アクセラレイター」はスゴイ。高速ダッシュ能力を発動して、ステージを縦横無尽にビュンビュン突っ走ることができるぞ!

 

 

◆ディレクショナル (紫色)

 

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狙いを決めて発射!

 

スティックで狙いを定め、構えた方向に飛び道具を発射。MPを消費するが、遠くにいる敵を攻撃するときに便利。自分は電撃を放つ「テプス・オシウス」を愛用していた。

 

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移動に使えるシャードも

 

ディレクショナルの中には、光になって壁を反射して進む「リフレクションレイ」 など、移動手段として活用できるタイプも。ゲーム攻略に必須のシャードだ。使う機会に恵まれないが。

 

 

◆エンチャント (黄色)

 

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探索・戦闘がラクになる

 

装備するだけで、自動的に効果を発揮するシャード。ステータスを底上げする効果が多く、探索・戦闘がラクになる。コレがあるのと無いのでは結構違ってくる。ポケモンの「もちもの」的な。

 

装備枠に1種類しかセットできないが、ランクを最大 (Lv.9) まで上げると、後述の「スキルタイプ」に進化する。複数のシャード効果を積めるようになるので、積極的にランクを上げるべし。

 

 

◆ファミリア (緑色)

 

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使い魔を呼び出せる

 

行動支援型のシャードで、相棒の使い魔を召喚・随伴できる。近くの敵を自動的に攻撃したり、ガードで身を守ってくれたり。使い魔もレベルアップで成長する。

 

個人的に「ファミリア・カラボス」が超オススメ。

 

妖精「カラボス」が体力を回復してくれたり、壊せる壁を教えてくれたりと、ゲーム序盤ではメチャクチャ重宝する。見た目がキュートなのも好印象。

 

あと、強化が大変だが「シルバーナイト」も強くてカッコいいのでオススメ。防御寄りの使い魔で、敵の攻撃を無効化してくれるイケメンだ。

 

 

◆スキル (白色・例外タイプ)

 

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白色の特殊なシャード

 

特殊タイプのシャード。「ダブルジャンプ」「インバート」など、ミリアム (主人公) のアクションを強化・拡張する。行動範囲の拡大に直結する、ゲーム攻略に必須のシャードだ。ボスを倒した時などにゲットできる。

 

装備枠にセットせずとも、常時効果が発動するのが特徴。前述した「エンチャント」の上位互換タイプで、複数のシャード効果を併用できるのだ。つよい。

 

 

…こんな感じのシャードだが、なんと全125種類もある。ボスを含め、ほぼすべてのモンスターに固有のシャードが用意されているので、驚くほどバリエーション豊かなのだ。本作の収集要素の1つでもある。

 

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敵を倒してシャードを集めよう!

 

シャードの構成によって、プレイ難易度はガラリと変わる。スムーズにゲームを進めるためにも、積極的にシャードを集めて、自分だけの最適解を探ることをオススメしたい

 

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ボリューム満点!充実のやり込み要素

普通にプレイするだけでも、20~30時間は余裕で楽しめる『Bloodstained: RotN』だが、クリア後のやり込み要素もメチャ充実しているお値段以上のボリュームで、コスパが最強過ぎる。

 

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クリア後のやり込み要素が充実している

 

まず、アイテムを引き継いでの周回プレイが可能。

 

最初から強力な装備・シャードを持った、所謂「強くてニューゲーム」状態でゲームを再スタートできる。サクサク進められるし、1周目で見落としていた隠し要素を見つけたりと、新たな発見も多い。

 

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結構シビアな「斬月」モード

 

他にも別キャラを操作できるモードや、アイテムの出現場所をランダムにする「ランダマイザー」など、やりがいのある特殊モードが多数 実装されている。「ボスラッシュ」「スピードラン」など、中~上級者向けの腕試しモードも。

 

さらに、本作の全世界出荷・DL販売数が累計100万本を突破したことを記念して、追加コンテンツの無料アップデートが企画されている。公開された開発ロードマップによると…さらに多数のモードが追加されるそうだ。(2020年7月 現在)

 

 

現在は第1弾として「ボスリベンジモード」「カラー変更機能」などが解禁されている。今後もオンライン対応の協力/対戦モードや、3人目のプレイアブルキャラクターなどが実装予定だ。すごいボリューム。

 

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隠しボスも用意されている

 

これだけの追加コンテンツを、完全無料で楽しめるのはヤバイ。値段以上の満足度が約束された神ゲーと言えるだろう。コレで5000円は破格の安さでは…?

 

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処理落ち・バグが怖い!

探索型アクションとしての完成度が非常に高く、ボリューム満点で最高な『Bloodstained: RotN』だが、いくつか気になる点もある。

 

たまにゲームが処理落ちで重くなるのは、無視できない問題点だろう。何でか知らんが全体的にデータが重たい。(2020年7月 現在)

 

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「双竜の塔」の処理落ちはヤバイ

 

さらに最悪の場合、エラーが発生して画面全体がフリーズする。自分は2~3回ほど、このフリーズ現象に出くわした。

 

しばらく待つと元に戻る場合もあるが…どんなに待っても状況が変わらず、ソフトを強制終了せざるを得ないパターンも。こうなると、最終セーブ地点からやり直しである。トホホ…

 

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ロードが遅いと不安になる

 

正直言って擁護しきれない大問題だと思う。だが逆に言うと、本作には「処理落ち・エラーが発生する」以外の欠点が全く見当たらないゲームの満足度が非常に高いので、何か全部許せてしまうというか…自分はちっとも気にならなかった。

 

例えるなら、ファミコンの画面表示がバグったときに、取り出したカセットをフーフーして挿し込み、もう一度遊ぶ感覚。アレに近い。バグ落ちでゲームが強制終了しても、ポジティブな気持ちで仕切り直せるのだ。何だか懐かしさすら覚える。

 

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ゲームが面白いのでバグが気にならない

 

…とは言っても、早急に修正すべき欠点であることに変わりはない。

 

バグ問題については開発側もしっかり認識していて、これまでの更新で段階的かつ着実に改善されている今後もアップデートが予定されているので、将来的にすべての問題が解消されるハズだ。頼むぜ…!

 

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今後のアップデートに期待したい

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『Bloodstained: RotN』は、非常に良質な探索アクションゲームだ

 

随所まで丁寧に作り込まれていて、初見プレイ時の楽しさは勿論、ゲームクリア後のやり込み要素もメチャクチャ充実している。とにかくコスパ最強の良作なので、興味を持った人は是非遊んでみて欲しい

 

バグ・処理落ちが発生するのは大問題だが、これまでの実績を考えれば、近いうちに必ずや改善されるハズ。今後のアップデートに大きな期待を寄せたい

 

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こまめにセーブを行うべし

 

問題が解消されるまでは、ひとまず自衛策を講じるしかないだろう。

 

これから本作を遊ぶ人は、こまめにセーブを行うなど、しっかりエラー対策を行うよう心掛けて欲しい。面倒くさいが、そうするだけの価値があるゲームだと思う。

 

なお、自分はSwitch版ソフトを遊んだが…Steam版 / PS4版の方が画質が良く、動作も安定しているらしい。快適なゲームプレイを望む場合、スペックの良いハードで遊ぶのがオススメ。

 

 

最近は、このゲームの前日譚を描いた『Bloodstained: Curse of the Moon』も気になっている。ファミコンなどを思わせるレトロスタイルの2Dアクションで、コチラも中々評判がイイのだ。続編の『Curse of the Moon 2』も発売されていたり。

 

『Bloodstained: RotN』とは違い、ステージクリア制の王道アクションのようだ。気が向いたらコチラも遊んでみたい。キャラを切り替えながら進めるスタイルが中々楽しそうなのじゃ…(増えゆく積みゲー)

 

『A Robot Named Fight!』とかいう他人にオススメしづらいゲーム

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Steamサマーセールが絶賛開催中である

 

セール対象作品は、なんと約4.2万件。ピンからキリまで、ありとあらゆるゲームタイトルをお得に購入できる絶好のチャンスだ。さらに合計3000円以上購入すると、500円引きクーポンも付いてくる。大盤振舞すぎるな。

 

2020年度のサマーセールは、日本時間の7月10日 2:00まで。気になる人は要チェックだ!なお、500円引きクーポンは1回しか適用されないので注意しよう(1敗)

 

store.steampowered.com

 

かくいう自分も、最近PCゲームを遊ぶ環境が整ってきたので、前から気になっていたゲームを大量に買い漁った。主なターゲットは探索型2Dアクション…所謂「メトロイドヴァニア」だ。今年も新作が発売される気配がない『メトロイド』成分を、多種多様なインディーズゲームで補給しようという算段である。

 

 

中でも安かったのが『A Robot Named Fight!』というゲーム。普段は1300円で売られている本作だが、今回のセールでは驚異の80%引きが適用され、ビックリするほど安く購入できたのだった。旧作ゲームとはいえ安過ぎるだろ。大丈夫なのか…?

 

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何だこの値引率!?

 

今回はそんな感じの『A Robot Named Fight!』を簡単に紹介したい結論から言うと、かなり良質なタイトルなのだが…とにかく好みが分かれるニッチなゲーム性で、気軽にオススメしづらい。自分のレビューを参考としていただければ幸いである。

 

マップが自動生成される『スーパーメトロイド』

『A Robot Named Fight!』は、2017年にMatt Bitner Gamesが開発・発売したインディーズゲームだ。ひとまず、以下のプロモーション動画を見て欲しい。

 

 

いやいや!!メトロイドじゃんコレ!!!!

 

隠す気が微塵も感じられない。 このゲーム、あからさまに『メトロイド』なのだ

 

画面構成やアクション、敵の行動パターンなど『メトロイド』のそれと酷似し過ぎているし、主人公の風貌に至っては、どう見てもサムス・アランなのである。確信犯としか思えない。…よく見ると左腕が銃になってるケド。

 

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典型的な「メトロイドヴァニア」作品

 

ゲーム性についても、メトロイドみが強い。広大なマップを手探りで探索して、アイテムを入手して行動範囲を広げていく…といった、典型的な「メトロイドヴァニア」作品となっている。

 

ゲーム開始時の主人公はメチャクチャ貧弱だが、アイテムを収集することでパワーアップしていく。装備を駆使して障害物を突破したり、隠し通路を探し当てるような『メトロイド』らしい局面も多い。見た目通りのゲーム性。

 

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アイテムを探して主人公を強化!

 

全体的に『スーパーメトロイド』を意識したデザインが敷かれていて、主人公のアクション・操作性は、往年のサムスの動きに近しい。「モーフボール」っぽい能力で狭い通路を進んだり、「バリアスーツ」っぽい武装で高温地帯を突破するなど、元ネタ (?) をリスペクトした要素で満ち溢れている。『ロックマン』っぽいアクションもチラホラ。

 

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装備・アクションも『メトロイド』っぽい

 

…こう書くと単なる『メトロイド』のパクリゲーのように思えるが、本作には他の「メトロイドヴァニア」作品と一線を画すポイントがある。それは…毎回マップが変化する「ローグライクゲーム」である点だ。

 

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毎回マップ構成が違う!


驚くべきことに、ゲーム開始時にマップがランダム生成され、毎回違った構成のマップを探索することになる。スタート地点は言わずもがな、敵キャラの配置やアイテムの設置場所などもコロコロ変化するのだ。マップの組み合わせは、なんと40億通り以上。多過ぎィ!

 

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ランダム生成とは思えない良質なマップ

 

自動生成されるマップも、大小様々な部屋が緻密に組み合わさっていて、"やっつけ感" が少ない。他のローグライクアクションよりも「探索」と「アイテム回収」に主眼を置いたゲーム構成で、地道にコツコツと探索すれば、必要なアイテムが揃いやすくなっているのだ。アイテムが無くて "詰む" ようなケースは全然無いし、隠し通路などが巧妙に仕組まれているので、じっくり楽しく探索できる。

 

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ゲームオーバーになると最初からやり直し

 

本作を遊ぶ上で注意すべきは、ゲームオーバーの仕様主人公のライフが0になると、それまでに集めた全アイテムが失われ、新しいマップで最初からやり直しになるのだ。どんなに強力な武装で身を固めても、死んでしまうとすべてが水泡に帰すのである。…シビア過ぎません?

 

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一度だけ復活できるセーブポイントも

 

救済措置として、一度だけステージ復帰を可能にするセーブポイントが用意されているが、ランダム生成されたマップ上の、どこに位置するかまでは分からない。発見できればラッキーな方だろう。基本的に死んだらその時点で "おしまい" なゲーム性なので、慎重に探索を進めるより他ない。

 

この辺のオワタ式なデザインは評価が分かれそうだが、リトライ性が非常に高いので、ストレスを感じることは全くない。『メトロイド』初見プレイ時のワクワク感と、緊張感を持って行けるトコまで行く!という競技性・アーケードゲーム的要素を両立した、他に類を見ないゲーム性となっている。ハマる人はハマる。そんなゲームだ。

 

この説明文で興味を持った人は、遊んでみてもイイかもしれない。だが本作には、気軽に他人にオススメしづらい理由がある以下、閲覧注意である(一応)

 

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敵キャラがグロい!気色悪い!

一応、このゲームにも簡単なストーリーがあり、冒頭のオープニングムービーで淡々と解説されている。この辺の演出も『スパメト』とよく似ていたり。ナレーションの妙にたどたどしい感じとか。

 

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ロボット達を襲う「メガビースト」

 

平和が続いていたロボット達の世界に、突如として現れた巨大な肉塊。月ほどの大きさを持つその肉塊から、凶暴な生命体「メガビースト」が次々と放たれた。ロボット達の抵抗むなしく、地上はメガビーストに完全に制圧されてしまったらしい。

 

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主人公はロボット達の "最後の希望"

 

ロボット達の命運は、まさに風前の灯。この危機的状況を打開できるのは、ただ1人。孤軍奮闘している主人公 (サムスっぽいロボット) だけだ。戦争中に各地に散らばった武器を回収して、強大なメガビーストを討ち滅ぼせ!!…というのが、本作のあらすじになる。結構ハードな世界観ですな。

 

それで、敵のメガビーストなのだが…コイツらがもう本ッ当に気持ち悪いのである。きしょい!!キモチワルイ!!!それ以外の感想が思いつかない。

 

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敵キャラがグロ気持ち悪い!

 

メガビーストは全体的に禍々しく、肉塊が合成されたような生々しいビジュアル。どいつもこいつも凶暴かつ好戦的で、主人公を見つけるなり、喜び勇んで襲い掛かってくるのだ。ここまでは…まぁイイ。

 

問題は、メガビーストを撃破したとき。ビームなどで攻撃するとウゲェ」みたいな悲鳴と共に破裂して、周辺に肉片と血しぶきを撒き散らすのだ。敵が密集したエリアでは辺り一面が血の海となり、視界が悪くなって仕方ない。何よりも気持ち悪い!!

 

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敵の肉片が飛び散るイヤ~な仕様

 

実は自分はグロ耐性があんまり無いので、この辺の描写が結構キツかった。

 

自分の大好きな『メトロイド』にも不気味な敵キャラは多いが、ここまで生理的嫌悪感を刺激するタイプの敵はいなかったし。ゲーム性は十二分に面白いのだが、こうしたゴア表現のせいで敷居が高くなってる感が否めないなんでこんなデザインにしたんや…

 

だが、あくまでドット絵での描写に過ぎないし、オプション画面で流血表現 (血しぶきの量) を控えめにすることも可能なので、慣れれば何とかなるっちゃなる。コレがリアルな3Dグラフィックだったら即死だった。全ゴア表現をOFFにはできないんすかね…

 

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随所に挟まれるボス戦

 

また、マップの要所ではメガビーストの親玉とのボス戦が繰り広げられる。ゲームを単調にしない良いアクセントになっているのだが、本作はローグライクゲームなので、十分なアイテムを確保できないとメチャクチャ苦戦を強いられる

 

運よく「ロケットランチャー」などの強力な武器を取得できれば超ラクなのだが、装備が不十分な場合には、それを補うための高度なアクションスキルが要求されることに。他の「メトロイドヴァニア」作品と比べて運ゲー的傾向が強すぎるため、この辺も好みが分かれそう。

 

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装備の良し悪しがマップに左右されてしまう

 

さらに言うと、敵のメガビーストには「分裂・増殖して個体数を増やす」という性質があるらしく、ボス戦ではその設定が惜しみなく活用されている。具体的に言うと、飛び散った肉片が小型のメガビーストになり、襲い掛かってくるのだ。

 

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地 獄 絵 図

 

大型なボスほど分裂回数が多く、場合によっては、上のスクショ画像のような地獄絵図になることも。小型の敵は簡単に倒せるものの、これだけ大量の敵が押し寄せてきては対処が難しい。装備が少ない状況で大型ボスに出会ったら、もう涙目である。

 

…こうした諸要素のせいで、他人に気軽にオススメできないのだが、基本的には良質な「メトロイドヴァニア」作品。ランダム生成されるマップは探索しがいがあって楽しく、その気になれば永遠に遊べる良作ゲームとなっている。興味を持った人は遊んでみるとイイかも。

 

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好みが分かれるタイプの良作ゲーム 

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以上、ローグヴァニア『A Robot Named Fight!』の私的レビューでした。『スーパーメトロイド』の初見プレイ感を無限に楽しめる、コスパ最強の良作ゲー…というのが私的総評である。グロ耐性のある『スパメト』ファン各位には超オススメ。

 

記事の冒頭でも述べた通り、本作はSteamサマーセールの対象商品になっていて、恐ろしく格安で購入することが可能だ。300円でコレは満足度が高い。もし買うなら今が絶好のチャンス。今回のセールを逃した人は、次なる大型セールに期待をかけよう。

 

Morningstar Game Studio

 

海外ではSwitch版が発売されていたりする本作だが、ゲーム性があまりにニッチ過ぎるので、日本では配信されない可能性が高い…気がする。おとなしくSteam版を買って遊ぶのが賢明だろう。セール価格だとメッチャ安いし。

 

また、このゲームを遊ぶ場合は、ゲームパッドの使用を強く推奨したいキーボードでも遊べなくはないが、結構凝ったアクションを要求されるので、操作性の優れたゲームパッドでプレイした方が断然イイと思う。できるだけボタンが多いヤツ。

 

自分は最初、手元にあったスーファミ風ゲームパッドで遊んでみたのだが、ボタン数が圧倒的に足りず、徐々に苦戦を強いられるようになった。そこで途中から、ロジクール製のゲームパッドに変更したところ、ゲームプレイがグッと快適になった。お値段も約2000円と安いのでオススメ。安物特有のショボさはあるが。

 

 

 今回のSteamサマーセールで、他にも色々なゲーム作品を買い漁ったので、これらのレビュー記事もいずれ書きたいなぁと考えている。今後も探索型2Dアクションの良さを積極的に宣伝していきたい。「メトロイドヴァニア」はいいぞ (いいぞ)

 

(本家『メトロイド』も新作をジャンジャン発表してくれ。頼むぜ任天堂。俺はいつまでも待っているぞ…)

 

Switch版『メトロイドプライム トリロジー』の発売を待ち望む

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Switch版『メトロイドプライム トリロジー』を遊びたい!!!

 

そういう欲求が高まりつつある。というのも最近、恐ろしく完成度の高い『メトロイドプライム』ファンムービーを見てしまったのだ。以下の動画を見て欲しい。

 

 

動画投稿者のMilky Max氏は『メトロイドプライム』の大ファン。ゲームエンジン「Unreal Engine 4」を使用して、ゲーム序盤で訪れる「ターロンオーバーワールド」をフルHDでリメイクしたのだという。メチャクチャ綺麗な画質でヤバみが深い(語彙力)

 

こんなハイクオリティな映像を見せられたら、任天堂公式から同じクオリティのゲームが発売されることを期待してしまうのは、オタクとして当然の帰結であろう。特に、シリーズの集大成とも言える『メトロイドプライム トリロジー』のHDリマスター版ソフトは、是が非でも遊びたい!!!

 

今回の記事では、そんな『トリロジー』に関する情報、主にファンの間でまことしやかに囁かれているNintendo Switch版『トリロジー』の噂について、ザックリとご紹介したいと思う。

 

…というか、ただの限界オタクの妄言垂れ流しになります。

 

『メトロイドプライム トリロジー』とは? 

 

 

『メトロイドプライム トリロジー』は、2009年に海外で発売されたWii専用タイトル。その名の通り『プライム1』~『プライム3』までの「プライム三部作」を全収録した決定版ソフトだ。

 

※「プライム三部作」については、以下の記事を参照。『メトロイドプライム』シリーズのナンバリング3作品の総称で、フェイゾンを巡るサムスの戦いを描いた外伝的ストーリーが展開されている。

 

www.wata-ridley.com

  

その当時「プライム三部作」を遊ぶためには、該当の3つのゲームソフトを用意する必要があった。だが、この『トリロジー』には全3作品がすべて収録されているので、コレ1本で「プライム三部作」を総ざらいすることが可能なのだ。お得感がスゴイ。

 

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自分が所持するEU版『トリロジー』

 

パッケージはこんな感じ。自分が所持しているのは、ヨーロッパで発売されたバージョンだ。ゲームソフトに加えて、アートワークやストーリー概要が記載された小冊子なども付属している。『メトロイド』ファンとって嬉しい商品仕様。

 

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旧作の操作性が改善されている

 

旧作『プライム1』『プライム2』の操作方法・システムは、ハード移行に伴い、当時の最新作『プライム3』の仕様に準拠している。Wiiリモコンをサムスのアームキャノンに見立てた、直感的な視点操作が可能なのだ。さらにゲーム難易度やグラフィックにも調整が施されていて、オリジナルのGC版以上に、ゲームプレイが快適になっている

 

『スーパーマリオコレクション』『ロックマン クラシックス』などと同じオムニバス形式のゲームで、ソフト起動後のメニュー画面で遊ぶタイトルを選択するのだが…このメニュー画面がまた最高にカッコイイのだ。以下のトレイラー映像を見れば、お分かりいただけるかと思う。

 

 

メニュー画面の背景には、サムスのアームキャノンの内部機構が映し出されている。プレイヤーがタイトルを選択すると、ロードに入る前に画面がグッと引いてサムスの全身像が映り、虚空に向けてビームを一閃するのだ。この一連のアクションが最高過ぎる…(クソザコ語彙力)

 

新規収録されたメインテーマも、荘厳かつ物々しい雰囲気でたまらない。『トリロジー (三部作)』というタイトルに相応しく、まさに『メトロイドプライム』の集大成、永久保存版といった仕上がり。コレは欲しくなりますわ。

 

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三部作を同時並行で遊ぶことも可能だ

 

だが、残念なことに『トリロジー』は日本では未発売。

 

『メトロイド』は海外での人気が抜群に高いゲームなので、この手のコレクターグッズは海外限定で展開され、日本ではリリースされないことが多いのだ。解せぬ。マジで解せぬ。

 

 

個人輸入サイトなどを利用すれば、『トリロジー』を入手すること自体は可能だ。しかし、限定版ソフトというだけあって値段はメチャ高い。加えて、海外製のタイトルなのでテキスト表記は英語オンリーだし、リージョンロックのせいで日本製Wii本体では動作しない。日本語版が発売されなかったのがマジで謎。

 

2015年には Wii U ダウンロード版『トリロジー』も配信された。だが…Wii U版も海外限定の販売に留まり、結局 日本で配信されることはなかった。なんでや!日本国内でも需要はあるぞ!?

 

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日本で発売された『Wiiであそぶセレクション』

 

一応、日本では『トリロジー』の代替として『Wiiであそぶセレクション』が発売されている。ゲームキューブの名作をWiiに移植したモノで、操作方法やゲームシステムも『トリロジー』の収録内容と大して変わらない。

 

それなら『Wiiであそぶ』版を揃えればイイじゃん?と思うかもしれないが、やはりコスト・利便性の観点から言えば『トリロジー』の方が圧倒的に勝っている。バラ売りされたゲームソフトを収集するのは、結構大変なのだ。

 

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特に『プライム2』の値段がメチャ高い

 

しかも『Wiiであそぶ メトロイドプライム2』は価格が高騰していて、入手難易度がメチャ高い

 

新品だと1万円弱、中古ソフトでも5000円とかで取引されている。約10年前の古いゲームだし、新規ファンにオススメしづらいのも難点。

 

現在、任天堂はNintendo Switch専用タイトル『メトロイドプライム4』を開発中だが、『プライム4』の発売に先駆けて、HDリマスター版『トリロジー』を先行配信して欲しい…とよく思う。

 

コレ1本で「プライム三部作」を履修できるのはやはり"強い"し、今こそ日本で未発売に終わった『トリロジー』をリブートする、千載一遇のチャンスだと思うのだ。任天堂には是非とも、前向きにご検討いただきたい…。

 

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 定期的に上がるSwitch版『トリロジー』の噂

Switch版『メトロイドプライム トリロジー』を求めているのは、何も自分だけではない。国内外問わず、多くの『メトロイド』ファンが全く同じことを考えている。

 

特に海外ゲームファンの間では、Switch版『メトロイドプライム トリロジー』が発売されるのでは?という噂話が幾度となく囁かれている。Nintendo Switchが発売されて以来、こうした噂が毎年のように上がっていて、もはや恒例行事と化している感が強い

 

 

Switch版『トリロジー』の噂は枚挙にいとまがない。ひとまず、直近で確認された情報を以下に列挙してみたいと思う。

 

噂その① - ゲームメディア関係者の発言

2019年1月25日、Game Informer誌のシニアエディターであるImran Khan氏のツイートで、Switch版『トリロジー』の存在が示唆されている。『メトロイドプライム4』の開発延期が任天堂から発表された直後の発言だ。

 

 

氏の発言から推察するに、Switch版『トリロジー』は既に完成していて、2018年12月の時点で既に発表可能な段階にあった。だが、『メトロイドプライム4』の開発延期を受けて、今回の発表は見送った…とのことらしい。本当かよ。

 

www.wata-ridley.com

 

上記の『メトロイドプライム4』予想記事でも言及しているが、Imran氏はゲーム業界の事情通とも言える人物。このツイートの信頼性は高いんじゃないかなと思うし、自分もそう信じたいところなのだが。本当だといいなぁ…。

 

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噂その② - 「Best Buy」への商品登録

2019年4月初頭には、アメリカの大手家電量販店「Best Buy」の従業員用システムにSwitch版『トリロジー』がリストアップされていたことが注目を集めた。

 

『トリロジー』以外にも、いくつかの新作ソフト情報が漏洩していたらしい。Switch版『ペルソナ5』『ゼルダの伝説 神々のトライフォース』など商品情報も確認されている。

 

 

…この手の通販サイト関連のリーク情報は、正直言って信憑性が低い。発売に先駆けて、販売側の都合でテキトーに登録したようなエセ情報が結構多いからだ。

 

 

だが、このリーク情報に関してはガセとは言い切れない。というのも、情報公開後すぐの4月25日、『ペルソナ5 スクランブル ザ ファントム ストライカーズ』の発売が告知されたのだ。コレはリーク情報で言及されていた、Switch版『ペルソナ5』とよく似たゲームである。実際は『ペルソナ5』の続編?らしい。

 

そのため、Switch版『トリロジー』が続けて発表されることを期待したい!…のだが、この噂が広まってから、もう1年以上経過している

 

『トリロジー』はおろか、Switch版『神々のトライフォース』の情報すら公表されていない。結局このリーク情報も、ファンの期待が入り混じった嘘だったのかもしれない。気持ちは分かるけどね。

 

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噂その③ - LeakyPandy氏の発言

2019年11月末には、リーカーとして知られる LeakyPandy氏が投稿した、以下のツイートがTwitterで話題となった。

 

 

この発言によると、任天堂は2つの『メトロイド』新作タイトルを開発中らしい。このツイートが発信された2年以内…つまり2021年頃までに、以下の2大タイトルが発売予定なのだとか。

 

  • HDリマスター版『メトロイドプライム トリロジー』
  • リメイク版『スーパーメトロイド』

 

この話が本当なら諸手を挙げて喜ぶところなのだが…自分はこの噂は信用に足らないと思っている。その最たる理由は、リメイク版『スーパーメトロイド』の存在だろう。

 

まず、シリーズの主要な開発者である坂本賀勇が、2018年7月時点のインタビューで、過去の『メトロイド』シリーズのリメイク計画は無い!と断言している。それを考慮すると、2021年までにリメイク版『スパメト』を発売するのは、あまりに非現実的だと思うのだ。この辺については、以下の記事をご参照いただきたい。

 

www.wata-ridley.com

 

それに『スーパーメトロイド』は、世界中のゲーマーに愛され続けている往年の名作。一昔前のゲームだが、シリーズ屈指の完成度の高さを誇り、シリーズ最高傑作と評する声も多い。要約すると、ファンの間で異常なまでに神格化されているゲームである。

 

そんな『スーパーメトロイド』をリメイクするのは、ファンの期待を大きく裏切る可能性も秘めた、恐ろしくハイリスクな行為に違いない。任天堂も安易にゴーサインを出さないハズで、よほどの理由が無い限りは実現しないと思う。自分も含めメトロイダーは面倒くさい性格の人が多いのだ。

 

このリーク情報の発言者 LeakyPandy氏についても、過去に予想内容が間違っていたことも多々あったようで、リーカーとしての腕 (?) はイマイチな印象。この噂に関しては、深く信用しない方が身のためだろう。

 

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噂その④ - 「Inet」の商品情報

2020年5月頃にも、Switch版『トリロジー』に関する新たな噂が囁かれていた。スウェーデンの通販サイト「Inet」の Nintendo Switch向けラインナップに『トリロジー』の商品ページが確認されたのだという。

 

www.nintendo-insider.com

 

Inetの商品ページでは、ゲーム内容の紹介以外に、Switch版『トリロジー』の発売日についての記載もあった。この商品情報によると、2020年6月19日に発売予定…とのことだった。

 

だが、現在 該当の商品ページは削除され、内容を閲覧できなくなっている。それに、発売予定日の6月19日がとっくに過ぎたにも関わらず、任天堂から『トリロジー』の発売が告知される気配も感じられない。残念ながら、このリーク情報は嘘だったのだろう…。

 

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最後に

以上、限界オタクがお送りする、Switch移植版『トリロジー』の妄想垂れ流し&噂まとめ記事でした。噂の真偽はともかくとして、これほどまでに話題が絶えないということは、世界中のゲーマーがSwitch版『トリロジー』の発売を希求しているという事実に他ならない。

 

なにせ「プライム三部作」が閉幕してから、相当な年月が経っているのだ。ゲーム内容を忘れてしまった人も多いことだろう。「プライム三部作」の物語を振り返り、新規ファンを獲得するためにも、『トリロジー』を現行ハードで改めて売り出すことには大きな意義があるハズである。

 

任天堂は新作ゲームを発表する前に、その前座として過去シリーズ作品をリブートして展開する場合がある。『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』発売前には、『風のタクト』『トワイライトプリンセス』などのWii Ui移植版ソフトを販売している。近年も開発中の『ベヨネッタ3』に先駆けて、Switch版『ベヨネッタ1&2』を売り出した例がある。

 

同様に『メトロイドプライム4』発売前に、『メトロイドプライム トリロジー』をSwitch向けにリブートする可能性も無くはない!と自分は考えている。この記事で紹介した噂の数々が真実であることを、切に願うばかりだ。

 

頼むぜ任天堂!!俺は信じているからな!!

 

…それまで自分は『メトロイドプライム』に似た、色々なFPSゲームを遊んで耐え凌ぐつもりである。最近プレイした中では『DOOM (2016)』が中々良かった。レビュー記事も書いたので、興味ある人は読んで欲しい(グロ注意)

 

www.wata-ridley.com

 

日本語化もできる!海外で話題のパズルゲーム『Helltaker』

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最近 Twitterのタイムラインに、悪魔っ娘のイラストがやたらと流れてくる。赤や黒のスーツを着こなしていて、とにかくカッコ可愛くて魅力的なのだ。あまりにもデザインセンスが強すぎる。以下、一例である。

 

 

「元ネタを観たいわ!その子の元ネタをみせてちょうだい!!」(画像略)

 

…そういう思いが募って調べたところ、どうやらSteamで配信されている『Helltaker』というPCゲームが元ネタらしい。

 

ポーランド在住のクリエイター、Vanripper (Łukasz Piskorz) 氏が制作したゲームで、氏のフェチズムを詰め込んだ究極のキャラゲーなのだとか。キャラデザが最強過ぎるため、世界中のオタクを大いに狂わせているという。…とんでもない作品が世に解き放たれてしまったのだな。

 

今回はそんな話題作『Helltaker』の簡単なレビューと、日本語化MODの導入手順についてご紹介したい。すでに様々なメディアで取り上げられているし、今更自分が紹介するのもアレな気がするが…ご参考としていただければ幸いである。

 

どういうゲーム?

『Helltaker』の魅力は方々で語り尽くされているので、多くを語る必要はないだろう。

 

ゲーム概要をザックリ説明すると「地獄の女の子とイチャラブするパズルアクション」である。悪魔っ娘 (+α) のハーレムを作り上げるのが最終目標だ。

 

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『倉庫番』スタイルのパズルゲーム


ゲーム画面はこんな感じ。白いスーツを着たナイスガイが主人公で、十字キーでステージ内を移動。数多の障害を乗り越えて、女の子のすぐ隣まで辿り着けばクリアとなる。…こう書くと簡単そうにみえるが、一筋縄ではいかない。

 

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ぬわーーっ!!(リトライ)

 

このゲームには「意志」と呼ばれる歩数制限がある。ステージ内を移動したり、障害物を通過する度に、画面左下の数値がガリガリ削られていく。ゴールに着く前に歩数が0になると、ミスとなり最初からやり直しになってしまうのだ。しっかり考えて道筋を立てる必要がある。

 

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みんな大好きCEO

 

無事にゴールまで辿り着くと、女の子との会話シーケンスに入る。ギャルゲーのように選択肢が表示されるので、その中から1つを選んで話を進めていく。相手の女の子を口説いて、自分のハーレムに招き入れよう!という算段だ。

 

カワイイ見た目をしているが、お相手は地獄の悪魔っ娘。会話内容は慎重に選ばなければならない。少しでも癇に障るような発言をすれば、命を奪われてBAD END。最初からパズルをやり直すハメになる。手厳しい…

 

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選択ミスすると即死

 

パズルは全9ステージ用意されている。どれも堅実に作られたステージで、レベルが上がるごとにギミックが増え、段々と難しくなっていく。だが、リトライ性が非常に高く、救済措置も多いので、ストレスを感じることは全然無い

 

例えば、ゲームプレイ中に「R」キーを押すと、瞬時にリセットしてステージを最初からやり直せる。

 

「L」キーを押せば、ハーレムの女の子からパズルを解くヒントが聞き出せる。あんまり役に立たないこともあるが、会話内容が凝っているので非常に楽しい。分岐エンドが見られたりもするので、見て損はないだろう。(Happy Endとは言ってない)

 

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ヒントの会話も楽しい

 

どうしてもパズルが解けないときは「ESC」キーを押そう。ステージをスキップして次に進める。最終面以外は全部スキップできるので、パズルをガン無視して女の子との会話だけを楽しむことも可能だ。…邪道ではあるが。


…こんな感じで、可愛くて設定が濃いキャラクター達、軽快なゲームBGMなども相まって、楽しくサクサク遊べるのが本作の魅力。パズルゲー苦手マンの自分でも、3時間ほどで自力クリアを達成できた。スキップ機能を多用すれば、短時間クリアも不可能ではない。

 

そんな素晴らしい良作ゲーム『Helltaker』だが、Steamで無料配信されている

 

もう一度言う。無料で配信されている。

 

遊ばない手はないだろう。以下のリンク先からダウンロードだ!

 

store.steampowered.com

 

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日本語化MODの導入手順

キャラが超可愛くてハイクオリティ!しかも無料!と最強過ぎる『Helltaker』だが、リリース当初は英語版しかないのがネックだった。海外製のゲームだから仕方ない。

 

だが、リリース後すぐに有志による日本語化MODが配信された。この影響で日本国内での人気に火が付き、神絵師によるファンアートが爆発的に増加。それを見た人がさらにゲームに興味を持つ…という好循環が生まれたのだ。

 

日本語化MODを作成したのは、陽炎01型 氏。過去に様々なゲームの日本語翻訳を行っている翻訳家だ。彼の功績は大きい。大きすぎる。

 

氏の手掛けた『Helltaker』日本語テキストは恐ろしく良質で、キャラクターの魅力を最大限に引き出している。大胆かつユニークな意訳や、オタクがクスっとなる言い回しも多く、控えめに言って最高なのだ。高橋邦子文法とか。

 

この日本語化MODは『Helltaker』本体には付属していない。そのため、自力で設定ファイルをいじくって手動で導入する必要がある。

 

PCゲームに慣れていないと、ちょっぴり難しいかもしれない。自分が実際にやってみた、Windows10環境での導入手順を記載しておこう。

 

①日本語化ファイルのダウンロード

まずはSteamで『Helltaker』本体を無料購入・ダウンロード。それが終わったら、日本語化ファイルを入手しよう。

 

公開当初はDropboxでファイル共有していたのだが…あまりに人気が高いためか、エラーが多発してサイトに飛べないことが多かった。

 

コレを受けて現在は、陽炎01型氏が別サイトにファイルを再アップロードしている。以下のリンク先 (GoogleDrive) から、日本語化ファイルをダウンロードしよう。

 

 

また、Steamの『Helltaker』コミュニティにも、DLリンクが公開されている。上記リンクから飛べない場合は、コチラを参照して欲しい。

 

steamcommunity.com

 

②日本語化ファイルの確認

日本語化ファイルのダウンロードが終わったら、圧縮ファイルを解凍して中身を確認しよう。下のスクショ画像のように、2種類のファイルが確認できると思う。

 

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解凍して「local」フォルダをコピー

 

この中にある「local」フォルダが超重要。日本語版の台詞が入っているフォルダで、コイツを『Helltaker』本体にぶち込むことで、テキストが日本語化されるのだ。「local」フォルダを右クリックして、コピーしておこう

 

③Steam経由で『Helltaker』ローカルフォルダに飛ぶ

ここまでやったらSteamを起動して、左上の「ライブラリ」タブを確認しよう。自分がダウンロードしたゲームがずらっと並んだページだ。以下のスクショ画像も参考にしてほしい。

 

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「Helltaker」>「管理」>「ローカルファイルを閲覧」

 

デフォルトではウィンドウの左側に、自分の購入ソフト一覧が確認できるハズ。その中から「Helltaker」を探して、右クリックする。

 

「管理」>「ローカルファイルを閲覧」と選択して、『Helltaker』のローカルフォルダ (設定ファイル) に遷移しよう。コレが一番確実な方法だと思う。

 

④「local」フォルダの上書き

『Helltaker』ローカルフォルダは、下記のスクショ画像のような感じに、ゲームの設定ファイルがズラズラ並んでいる。無暗にいじくると大変なことになるぞ。

 

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貼り付けで「local」フォルダを上書き

 

その中に「local」という名前のフォルダがあるかと思う。この中には英語版のテキストが入っている。コイツを手順②でコピーした「local」フォルダで上書きして、日本語化MODを適用するのだ。

 

ローカルフォルダ内の何もないとこで右クリックして、手順②でコピーした「local」フォルダを貼りつける。これで上書きできる。

 

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「ファイルを置き換える」でOK

 

上記のような警告ウィンドウが出るかと思うが、「ファイルを置き換える」を選択して作業を進めてしまって問題ない。

 

⑤日本語化されているか確認

ここまでやったら日本語化MODの導入作業は終わり。『Helltaker』のソフトを起動して、テキストが日本語になっているか確認しよう。

 

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よし!日本語化できてるな!

 

上のスクショ画像のような感じに日本語化できていればOKだ。もし上手くいかなかった場合は、導入手順の②~④をやり直したり、『Helltaker』のソフトを再起動したりして頑張ろう。作業自体はそう難しくはないので、何とかなるハズである(適当)

 

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最後に

以上、私的『Helltaker』の紹介記事でした。ゲームの魅力については言わずもがな、陽炎01型氏が手掛けた日本語翻訳もスゴイ。クリア後には氏が公開している「Helltakerほんやく後記」を読むことを推奨する

 

note.com

 

『Helltaker』は無料ゲームだが、もし経済的な余裕がある場合は、DLC「Helltaker: Artbook + Pancake Recipe」も購入しよう。ゲームの設定資料とクレープのレシピが入っている。一応、無課金でも見れなくはない要素なのだが、やっぱり制作者にお布施したいじゃん?価格も1000円とお安いので、課金して損は無い。続編の制作資金になるかもだし。

 

ちなみに、私の最推しキャラは Judgementちゃん。英語テキストだと会話の大半が大文字で、物凄く威圧的でキャラが立ってるんですよね。ずっと口説き続けていると、段々と角が取れたカワイイ言葉遣いに変わっていくのがツボだったのじゃよ。陽炎01型氏の日本語翻訳でも、その辺が上手く再現されていてヨカッタ…。原罪執行装置起動!

 

クリア記念にファンアートも描いたので、物好きの方は見てやって欲しい。全然似てないんだけどね。もっと絵柄を似せる努力をしろ。

 

#Helltaker Judgementちゃん - わたりどりぃのイラスト - pixiv

 

…でも Modeusちゃんや CEO も捨てがたい。Justice君もすこ。キャラが全員魅力的過ぎる…1人に絞れねぇ…(優柔不断)