「メトロイドヴァニア」という言葉がある。
『メトロイド』『キャッスルヴァニア (悪魔城ドラキュラ)』のように広大なマップを探索する横スクロールアクション…所謂「探索型2Dアクション」を指すジャンル名だ。
アイテム収集・ボス撃破で主人公がドンドン強化される快感。段々とできることが増え、行動範囲が広がっていく楽しさ。何度も周回プレイできるコスパの良さ。様々な魅力を内包したゲームジャンルである。
今回の記事では、その語源となった2D探索型『悪魔城ドラキュラ』シリーズを紹介。
『悪魔城ドラキュラ』は歴史が長い。コナミが世界に誇るフランチャイズ。1986年の第1作発売以来、様々な作品が世に出されてきた。
今回フォーカスを当てるのは「2D探索型」に分類できる全9タイトル (+α)。
手堅く作られた探索アクションで、プレイヤー次第で様々な戦略が取れる。やり込み要素が豊富でコスパ最強。良作揃いで超面白い。そんな魅力溢れる作品群だ。
ゴシックホラー調の世界観がどこか不気味で怖い!難易度高そう!…そんな理由で手を出せてない人も一定数いると思う。
だが…実際遊んでみるとそうでも無い。2D探索型はシリーズの中でも比較的敷居が低いのだ。ゲーム下手な自分もクリアできたので間違いない。気になる人は是非参考にして欲しい。
忙しい人向けオススメ作品
この紹介記事は長い。とにかく長い。全部で18,000字くらいある。長ッ!
そんな長文読んでられるか!という人が多いと思うので…忙しい人向けオススメ作品を先にピックアップしておく。
『Advance Collection』収録タイトル
『Dominus Collection』収録タイトル
結論。『Advance Collection』or『Dominus Collection』を買えば間違いない。
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『Advance Collection』は、GBAで発売された2D探索型の悪魔城三部作 (+α) が収録された決定版ソフトだ。定価2,200円。Switch/PS4/Steam等で配信中。
収録タイトルはどれも良作だが…『暁月の円舞曲』or『白夜の協奏曲』がオススメ。
程よい難易度で遊びやすくボリューム満点。マジで遊んでみて損は無い。
『Dominus Collection』は、2024年8月に電撃発表された決定版ソフト。00年代に発売されたDS悪魔城三部作 (+α) が収録されている。定価2,750円。各ゲームハードに対応。
収録タイトルは全部遊びやすくて面白い。GBA時代から更にシステム・UIが洗練されていて超親切。巻き戻し機能も使えて、オリジナル版より難易度が下がっている。
『Dominus Collection』で特にオススメは『ギャラリー オブ ラビリンス』だろうか。2人1組で戦闘探索するシステムが新鮮で面白い。難易度も易しめ。
『蒼月の十字架』も遊びやすい良作。ストーリーを楽しみたい人は、先に『暁月』を遊んでからのプレイを推奨する。続編なので。
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レトロゲーに抵抗無い人には『月下の夜想曲』もオススメ。探索型『悪魔城』の原点と言うべき "不朽の名作" である。
対応ハードが幅広く、PlayStationやスマホ等で気軽に遊べる。お財布にも優しい。コスパ最強の神ゲーだ。アルカード様が格好良いので是非!
(もし自分の長ったらしい文章にお付き合いいただけるなら、以下を読み進めて欲しい…!)
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2D探索型『悪魔城ドラキュラ』シリーズ
黎明期タイトル
元来『悪魔城ドラキュラ』はステージクリア型のアクションゲーム。探索型のフォーマットが確立されるまでは紆余曲折があった。
まず、そこに至るまでの黎明タイトル3作品を紹介。歴史の話なので…興味ない人は『月下』だけ目を通して、他は読み飛ばして貰って構わない。
悪魔城ドラキュラ (MSX2)
悪魔城ドラキュラ (MSX2)
操作性・UI | ★★★★★ |
---|---|
ボリューム | ★★★★★ |
難易度 | ★★★★★ |
入手しやすさ | ★★★★★ |
オススメ度 | ★★★★★ |
クリア時間 | ※筆者は未クリア |
対応ハード | ・PC (Windows) ・Wii U バーチャルコンソール |
ファミコン ディスクシステム (FDS) で発売されたシリーズ第1作『悪魔城ドラキュラ』のMSX2版ソフト。
今で言う移植タイトル的位置付けだが…FDS版とは全く別物。ゲーム性が全然違う。
FDS版は、息つく暇もなく激しい戦闘が繰り広げられる高難易度横スクロールアクション。敵の種類も豊富で、徒党を組んで次々と襲い掛かって来る。
しかし…MSX2は横スクロールの実現が難しく、画面上に大量の敵を配置できなかった。ハード性能の限界である。
FDS版と全く同じゲームは作れないので…MSX2版では画面切替方式を採用。
『ゼルダの伝説』のような、複数の部屋で分割された迷路ダンジョン。これを画面切替で実現。部屋を行き来しながら突破口を探すゲームデザインに変更されてる。
各ステージには「鍵」が落ちている。それを拾って持って行くと「宝箱」が開けられる。
宝箱からは装備アイテムや、ステージ全貌を眺められるマップ (使用制限あり) が入手可能。敵の攻撃から身を守る「盾」など、FDS版に無かった追加装備も。アイテムを集めて能力を強化していくのだ。
次のエリアに進むには、どこかにある「ホワイトキー」が必要。壁の中に隠されていたりするので、ステージ全体を入念に探索せねばならない。
エリア終点ではボスが待ち構えている。ボスの攻撃パターンもFDS版とはだいぶ違ってたり。
他にもハートを消費してアイテム購入ができる、タイム制限が無い、落下死の概念が (ほぼ) 無い…などなど。
FDS版と比べてアクションRPG的要素が強く、じっくり腰を据えて遊べる。探索型悪魔城の原点と言うべきシステムとなってる。
こう書くとFDS版より易しそうに見えるが…ゲーム難易度はかなり高い。
主人公「シモン・ベルモンド」の操作性が独特で、敵の攻撃回避が難しい。回復手段も少ないため、ウロウロ探索するだけでHPがガンガン減っていく。
部屋を移動すると倒した敵が復活!次のエリアに所持アイテムを持ち越せない!コンティニュー機能無し!といったレトロゲー特有の厳しさも。
マップ構造を正確に把握して、綿密なチャートを組まないと攻略は不可能だ。
MSX2版『悪魔城ドラキュラ』はプレイ環境が限られる。
以前はWii Uバーチャルコンソール版が配信されていたが、eショップ閉鎖で現在は入手不可。
唯一残っているのがWindows版だ。プロジェクトEGGで購入可能。気になる人はチェックしてみよう。
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ドラキュラII 呪いの封印
ドラキュラII 呪いの封印
操作性・UI | ★★★★★ |
---|---|
ボリューム | ★★★★★ |
難易度 | ★★★★★ |
入手しやすさ | ★★★★★ |
オススメ度 | ★★★★★ |
クリア時間 | 約5~10時間 |
対応ハード | ・Wii U バーチャルコンソール ・Nintendo Switch (NES版) ・Steam (NES版) など |
1987年にFDSで発売された『ドラキュラⅡ 呪いの封印』は、探索型『悪魔城』の先駆け的存在として有名なタイトル。
ステージクリア型だった前作『悪魔城ドラキュラ (FDS版)』からゲーム性を変更。
広大なフィールドを探索→レベルアップ&アイテム収集で能力を強化→ボスを倒して行動範囲を広げる…といったアクションRPG的ゲーム進行に大転換。
街から街へ徒歩で移動。道中のモンスターを倒して経験値とハートを稼ぎ、街の住民に聞き込み調査して情報収集。
謎を解いてダンジョンを攻略、各地に散らばったドラキュラの遺骸を集め、主人公「シモン」に憑いた呪いを解くことがゲームの目標だ。
"時間" の概念があり、5分間隔で昼と夜が切り替わるのも本作の特徴。
昼は街の人々で賑わってるが、夜になると家に閉じ籠ってしまい、代わりにゾンビ達が出現。夜間はモンスターのHPが倍増。撃破が難しくなる。
そんな感じで様々な新要素を注ぎ込んだ野心的作品だが…不親切な点も多く個人的にオススメできない。
謎解きが凝り過ぎで分かりにくく、ノーヒントでの自力攻略は不可能。街の人々が嘘をつくので情報収集が無意味。残機制で穴に落ちると即死。なのに操作が独特過ぎて死にまくる…etc。理不尽に感じる残念ポイントが多いのだ。
全体的に荒削りというか…"開発陣がやりたかったことに対して技術が追いついてない感" がスゴイ。壮大なアクションRPGを世に出すのは早過ぎたのだろう。
メインBGM「Bloody Tears」が超名曲で格好良く、シリーズ黎明期の意欲作として見れば十分楽しめる内容なので、興味ある人は遊んでみよう。
『Castlevania Anniversary Collection』にNES版が収録されているぞ!
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悪魔城ドラキュラX 月下の夜想曲
悪魔城ドラキュラX 月下の夜想曲 (画像はサントラCD)
操作性・UI | ★★★★★ |
---|---|
ボリューム | ★★★★★ |
難易度 | ★★★★★ |
入手しやすさ | ★★★★★ |
オススメ度 | ★★★★★ |
クリア時間 | 約10~20時間 (参考) |
対応ハード | ・PSP ・PlayStation 4 ・iPhone/iPad ・Android など |
『悪魔城ドラキュラX 月下の夜想曲』は、1997年発売のPlaystationソフト。
探索型『悪魔城』のフォーマットを確立させた "超" 名作である。
『月下』は、とにかく探索が楽しい。
広大な悪魔城を自由に探索。アイテム取得&能力強化で行動範囲を拡大。お馴染みのステージクリア型から『メトロイド』のような探索重視のゲーム性に変更されている。
敵を倒して経験値を稼ぎレベルアップ!ショップで武器購入!豊富な装備を組み替え能力強化!…といったRPG的要素も。
プレイヤーの工夫次第で様々な戦略が取れるので、アクションゲームが苦手な人でも突破口を見つけやすい。
遊んでいて確かな面白さが感じられる、斬新かつ完成度の高い探索性だ。
後年の2D探索型『悪魔城』は、本作のシステムをベースに制作されている…といっても過言ではない。それぐらい完成されている。
ストーリー面でも革命的変化があった。
歴代『悪魔城』シリーズではベルモンド一族が主役を担うことが多かったが…本作の主人公「アルカード」はドラキュラ伯爵の実子。まさかの敵サイド。
中性的な顔立ちのイケメンで不老不死。人類に味方するダークヒーローである。
一方、前作『血の輪廻』でドラキュラを倒した英雄「リヒター・ベルモンド」は…どういう訳か悪魔城の城主として君臨。平和を脅かす邪悪な存在と化してしまった!
ベルモンドが敵に回ってしまったのは何故か?アルカードが人類に味方する理由は?
謎が謎を呼ぶストーリー。山根ミチル氏の荘厳で格好良いBGMが物語を引き立てる。
昔のゲームなので操作に若干クセがあるが…それを差し引いても十分お釣りが来る面白さ。やり込み要素が豊富でプレイバリュー最強。
何回プレイしても飽きない。忘れた頃につい遊んでしまう。そんな魅力がある。
『月下』は様々なハードに移植されていて、現在も気軽にプレイ可能。PS4/スマホ (iOS/Android) 等で遊べる。スマホ版の価格は400円。安ッ‼
スマホ版を遊ぶ場合、タッチパッド操作が微妙なのと、セーブ仕様が特殊な点に注意。PS4コントローラーを繋いで遊ぶのがオススメだ!
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GBA三部作
GBA (ゲームボーイアドバンス) で発売された三部作。
『月下の夜想曲』でスタイルが確立された2D探索型『悪魔城』シリーズ。GBA時代になるとUI・システムが洗練され、一気に遊びやすいタイトルが増える。
GBA三部作は、全部『Castlevania Advance Collection』に収録されている。
オリジナル版はプレミア化が進み入手困難なので、気になる人はこの『Advance Collection』を購入すべし。Switch/PS5/Steam等に対応。価格は2,200円。
悪魔城ドラキュラ Circle of the Moon
悪魔城ドラキュラ Circle of the Moon
操作性・UI | ★★★★★ |
---|---|
ボリューム | ★★★★★ |
難易度 | ★★★★★ |
入手しやすさ | ★★★★★ |
オススメ度 | ★★★★★ |
クリア時間 | 約20時間 (参考) |
対応ハード | ・Wii U バーチャルコンソール ・Nintendo Switch ・Steam など |
『Circle of the Moon』は、2001年3月にGBAローンチタイトルとして発売。
『月下』の流れを汲む2D探索アクション第2弾。『月輪』の愛称で親しまれている。
このゲームを起動してまず驚くのが…楽曲クオリティの高さだ。
GBAはハード性能&音源が貧弱で、初期のソフトは音質が微妙?くぐもった感じ?の曲が多いのだが…『月輪』は初期GBAソフトの中でもズバ抜けてサウンドの質が良い!
歴代『悪魔城』シリーズでお馴染みのリメイク楽曲を多数収録。
携帯ゲーム機でも往年の名曲を奏でられる!これだけの音が出せるんだぞ!!という開発陣の力強い主張が垣間見える。
ゲーム本編もしっかり面白い。『月下』で確立された探索型フォーマットを踏襲しつつ、様々な新要素が投入されている。
主人公「ネイサン」は、鞭を巧みに使うヴァンパイアハンター。
マップ探索やボス討伐の末にアイテムを獲得すると、ダッシュや壁ジャンプ等の特殊能力が解禁される。堅実な探索性。段々と行ける場所が増えるのが楽しい。
本作独自の「デュアルセットアップシステム (DSS)」も忘れてはならない。
特定の敵を倒すと入手できる「属性」「動作」2種類のカードを組み合わせることで、攻撃力を底上げしたり、多彩なアクションを使えたりする。
序盤は恩恵を感じないが、カードが揃ってくると強力な必殺技も発動可能になり、ボス戦で大活躍。積極的に集めたいところ。
そんな感じで割と良作な『月輪』だが…無視できないデメリットが1つ。
このゲーム、ガチで難しいッ!!!
敵の殺意が異様に高く、その辺のザコ敵が全然ザコじゃないのだ。何でこんな強いの…?
最初のボス「ケルベロス」ですら結構強くて、突破が困難だったりする。
『月下』と違ってショップが無いので、回復アイテムを大量に買って持久戦を制する "ゴリ押し戦法" も使えない。プレイヤーの技量だけが頼りだ。超ストイック。
ゲーム下手な自分は…何回もゲームオーバー画面を拝むハメになった😭
『Advance Collection』版はショートセーブ/巻き戻し機能が使える。すぐにやり直しできるので、だいぶ難易度が下がって遊びやすくなっている。
決してカジュアルに遊べる難易度ではないので気軽にオススメしづらいが…面白さは保証するので、高難度アクションゲーム好きは是非!
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Castlevania 白夜の協奏曲
キャッスルヴァニア 白夜の協奏曲
操作性・UI | ★★★★★ |
---|---|
ボリューム | ★★★★★ |
難易度 | ★★★★★ |
入手しやすさ | ★★★★★ |
オススメ度 | ★★★★★ |
クリア時間 | 約10~20時間 (参考) |
対応ハード | ・Wii U バーチャルコンソール ・Nintendo Switch ・Steam など |
GBA悪魔城第2弾『白夜の協奏曲』は2002年発売。先に紹介した『月輪』と比較すると、難易度が易しくビギナーでも遊びやすい。
本作の主役「ジュスト・ベルモンド」は、かの有名なシモンの孫。先祖代々伝わる退魔の鞭を手に、突如顕現した悪魔城に挑む。ストーリーは『ドラキュラⅡ』を意識してそう。
ジュストは最序盤からダッシュが使えるので移動が超スムーズ*1。高速移動でサクサク進められるし、敵の攻撃回避も容易い。操作性はGBA三部作で一番良いと思う。
豊富なサブウェポン&魔導書を組み合わせ、強力な魔法攻撃を発動する新アクション「スペルフュージョン」も面白い。
『月輪』のDSSとよく似た要素だが、普段使いのサブウェポンと連動してるので、直観的に繰り出せるのが強みだと感じた。
組み合わせは全31種類。使いこなせばボス戦もラクに突破できる。
前作『月輪』と比べて、探索ボリュームが格段に増えている点も嬉しい。
本作では『ゼルダの伝説 神々のトライフォース』のように、表と裏の2つの悪魔城を冒険。ストーリー進行に合わせて行動範囲がドンドン広がっていくのが楽しい。
表裏一体2つの異なる城を探索する展開は『月下』でもあったが…『白夜』では表/裏のエリア移動がラクになってたり、ショートセーブ機能でゲームを中断可能と、過去作の問題点が解消され遊びやすくなっている。
クリア後のやり込み要素も充実している。
収集アイテム「家具」が各地に隠されていたり、ボスと連戦して撃破タイムを競う「ボスラッシュモード」や、ライバルキャラを操作できる「マクシームモード」など。
現在でもRTAが盛んでTAS動画が人気だったり、本作を愛するプレイヤーは多い。
遊びやすさ・コスパ共に優れた良作だ。ビギナーから上級者まで幅広く楽しめる。
BGM音源がショボく、悪夢が具現化したような目に悪いグラフィックが嫌悪感を掻き立てるかもしれないが…ゲームの完成度が高いので段々気にならなくなる。
『Advance Collection』にも収録されているので、気軽に遊んでみよう!
ムッムッホァイ! キシンリュウオウギ! \デレデレデェェェン/
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Castlevania 暁月の円舞曲
キャッスルヴァニア 暁月の円舞曲
操作性・UI | ★★★★★ |
---|---|
ボリューム | ★★★★★ |
難易度 | ★★★★★ |
入手しやすさ | ★★★★★ |
オススメ度 | ★★★★★ |
クリア時間 | 約10~20時間 (参考) |
対応ハード | ・Wii U バーチャルコンソール ・Nintendo Switch ・Steam など |
『暁月の円舞曲』は、2003年に発売された、GBA悪魔城第3弾。
とにかく遊びやすくて、個人的にGBA三部作の中で一番オススメの良作だ。
ゲームの舞台は2035年の日本。ドラキュラ伝説が完全に過去のものとなった遠い未来の話となる。
主人公「来須蒼真」は18歳の高校生。幼馴染の女の子「弥那」と皆既日食を見物しようと神社を訪れた蒼真だったが、突然意識が遠のき…気づくとそこは別世界。2人は謎の古城に閉じ込められてしまっていた!
どうやら全ての原因は、蒼真の内に秘められた "暗黒の力" にあるらしい。脱出手段を探るべく、蒼真は怪物がはびこる城内に単身潜入する!…というのが本作の筋書き。
シナリオはどことなくラノベ風味。昨今のなろう系小説を彷彿とさせる。
ゴシックホラー風の硬派な世界観を売りにしてた旧来の悪魔城と比べると、かなりの変化球だ。この "頭にスッと入る単純明快なストーリー" も『暁月』の魅力と言える。
そして、本作を語る上で絶対不可欠な要素が…敵の能力を自分のモノにする「タクティカルソウルシステム」だ。
敵モンスターを倒すと確率でソウル (魂) がドロップする。
これを吸収して装備画面でセットすると…敵の能力を再現した特殊技が使えたり、様々なバフ効果を発動できるのだ。
言うなれば…『星のカービィ』のコピー能力である。
カービィとの決定的な違いは「バレット (単発武器型)」「ガーディアン (ボタン長押し型)」「アビリティ (ステータス強化型)」3種類を同時にセット可能な点だろう。
ソウルは、ゲームに登場する敵ほぼ全てから取得可能。その数100種類以上。
バリエーションに富んでいて、色々組み替えて最適解を探るのが楽しい。レアドロップを狙って希少な敵を狩りまくるのも一興だ。
マップは程良い広さで迷いにくく、難易度も丁度良い感じ。
クリア後のやり込み要素も充実している。GBA三部作の中で最もバランスが良く、初めて探索型『悪魔城』を遊ぶ人に超オススメ。
GBAソフトの入手は困難だが…『Advance Collection』に収録されているので、今でも気軽にプレイ可能。気になる人は是非遊んでみて欲しい!
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DS三部作
ニンテンドーDSで発売された探索型『悪魔城』三部作。
この3作品。一時期はプレミア化が進み、DSソフトの入手が超困難となっていた。
自分が買った時は…箱無し中古ソフト×3で合計2万円かかった。高いッ!!
クリスマスプレゼントってのはな…自分で用意するモンなんだ pic.twitter.com/0BFXZL40vb
— わたりどりぃ㊗️フュージョン配信! (@Wata_Ridley) 2020年12月23日
だが…それも過去の話。2024年8月に『Castlevania Dominus Collection』が登場。
Switch/PS5/Steam等、現行ゲームハードでもDS三部作をプレイ可能になった。
ショートセーブ/巻き戻し機能の追加だけでなく、ゲーム中のBGMを試聴できる「サウンドプレイヤー」や、高画質アートワークを閲覧できる「ギャラリー」等の特典も用意されている。
これら全部合わせて価格は2,750円。数万円払っても大満足なクオリティの超名作ゲームなので…正直メッチャ安い。かなり敷居が低くなったと思う。
コナミ…太っ腹過ぎる…安過ぎて不安になるくらいだ。マジで買って損はないです(宣伝)
悪魔城ドラキュラ 蒼月の十字架
悪魔城ドラキュラ 蒼月の十字架
操作性・UI | ★★★★★ |
---|---|
ボリューム | ★★★★★ |
難易度 | ★★★★★ |
入手しやすさ | ★★★★★ |
オススメ度 | ★★★★★ |
クリア時間 | 約20時間 (参考) |
対応ハード | ・ニンテンドーDS ・Nintendo Switch ・PlayStation 5 ・Steam など |
『蒼月の十字架』は、2005年発売のDSソフト。DS三部作の第1弾。
DS悪魔城は下画面がメイン画面。
DSのアクションゲームは上画面がメインの場合が多いので珍しい。上画面はマップ/ステータスを切替表示できる。BGMが格好良くドット絵の完成度が高いのも特徴だ。女の子のグラは特に力が入ってる。
『蒼月』は先に紹介した『暁月の円舞曲』の続編。ストーリーも地続きになっていて『暁月』から1年後 (=2036年の日本) という設定。
前作を遊んでいること前提なシナリオで序盤から情報過多。初見だと展開に追いつけないかも。ネタバレも多いので『暁月』→『蒼月』の順番で遊ぶのがオススメだ。
前作『暁月』の目玉だった「タクティカルソウル」も続投。システムに改良が加えられ、ソウルの強化・成長要素が追加された。
同じ種類のソウルを集めるとレベルが上がり、威力・性能がアップ。最大Lv.9まで強化可能。敵を倒せば倒すほど強くなる。経験値レベルアップとの相乗効果がスゴイ。
武器・ソウルの種類も増えていて、余った装備を消費して強力な武器を合成できるアイテムクラフト要素も。画面UIが整理されてて分かりやすく、ゲームプレイが快適。
『蒼月』のもう1つの特徴は、タッチペンを使う場面が多いことだろう。
本作はDSで最初に発売された『悪魔城』シリーズだったので、タッチ機能を活用したギミックが積極的に導入されているのだ。
最初のネームエントリー画面でサインを書いたり、障害物を壊して道を作ったり。敵をステージに配置してクリア時間を競うオマケモードなんかも。実験的試みが多く面白い。
ただ、逆に改悪となってしまったケースもある。最たる例が「魔封陣」だ。
『蒼月』ではボスを倒す時、タッチペンで「魔封陣」を描いて封印せねばならない。失敗すると、ボスのHPが回復して戦闘続行。一発で決める必要がある。
手に汗握るボス戦で、突然タッチペンを使わされるのだ。やってみると分かるが…コレが結構難しくて失敗しやすい。判定も厳しめ。
しかも本作のボスは強敵揃い。ゲーム後半になるにつれて魔封陣も複雑化するので、失敗率はドンドン高くなる。
面白い試みではあるのだが…早くボスを倒したいのに全然倒せない時も多々あるので、結構辛い。まぁ…そういうところも含めて楽しんで貰えれば。
最強武器の錬成に励んだり、クリア後には「ユリウスモード」等の特典が解禁される等、やり込み要素が抜群に多い。
コレ1本で半年くらい遊ぶことが出来る。コスパ最強の名作と言えるだろう。
移植版ソフト『Castlevania Dominus Collection』にも収録。
プレミア化が進んでいた本作だが…遂にDS以外のハードでも遊べるようになった。
巻き戻し機能やタッチ操作の最適化等により、原作以上に遊びやすくなってると感じた。気になる人は是非!
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悪魔城ドラキュラ ギャラリー オブ ラビリンス
悪魔城ドラキュラ ギャラリー オブ ラビリンス
操作性・UI | ★★★★★ |
---|---|
ボリューム | ★★★★★ |
難易度 | ★★★★★ |
入手しやすさ | ★★★★★ |
オススメ度 | ★★★★★ |
クリア時間 | 約20時間 (参考) |
対応ハード | ・ニンテンドーDS ・Nintendo Switch ・PlayStation 5 ・Steam など |
続いて紹介するのが、2006年発売の『ギャラリー オブ ラビリンス』だ。DS三部作の第2弾。
メガドライブで発売された『バンパイアキラー』の続編。時代設定は1944年。第二次世界大戦中のヨーロッパがゲームの舞台となる*2。
本作の新要素「パートナーシステム」は、ユニークで面白い。
豊富な武器を使いこなす物理特化型の青年「ジョナサン」と、多彩な魔術を繰り出せる魔法特化型の少女「シャーロット」のダブル主人公制。2人を同時に操作できる。
2人協力プレイではなく、異なる性能のキャラ×2を切り替えて全部1人で操作するイメージだ。
キャラ単体での操作も可能だし、パートナーを呼び出して一緒に共闘することも可能。
呼び出されたパートナーは『ドラクエ』の味方NPCのように自律行動を取る。簡単な作戦指示も出せて、ある程度コントロールが可能。うまく立ち回った時の快感はスゴイ。
ボス戦では2人同時攻撃を行うと火力が出やすい。協力して発動する奥義「デュアルクラッシュ」も超強力だ。
ただし…2人操作&デュアルクラッシュはMP消費が激しいというデメリットがある。
MPはサブウェポンでも消費するので、乱用すると逆に手詰まりになる可能性も。使い分けが重要になる。あえて縛って1人で頑張る!という選択もアリ。
タイトル通り絵画の世界を冒険するので、視覚的な楽しみも増えている。
ロンドン風の近代的都市、砂漠に聳えるピラミッド、廃校舎など。悪魔城内に置かれた絵画の中に飛び込み、歴代シリーズには無かった奇抜なロケーションを冒険できる。
各ステージの謎解きも凝っていて面白い。パートナーの肩を踏み台にして高くジャンプしたり、一緒に箱を押し出したりと、2人協力で突破するギミックが沢山ある。
クリア後のやり込み要素が豊富でプレイバリュー最強。難易度も程良く遊びやすい。個人的にDS三部作で一番好きなタイトルだったりする。シャーロット可愛いし。
他のDS作品の例に漏れず、プレミア化が進んでいた本作だが…移植版の『Castlevania Dominus Collection』が登場。
Switch/PS5/Steam等でプレイ可能。巻き戻し機能の追加等により、原作以上に遊びやすくなってる。気になる人は是非!
\シャーロット! / \ジョナサン!/
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悪魔城ドラキュラ 奪われた刻印
悪魔城ドラキュラ 奪われた刻印
操作性・UI | ★★★★★ |
---|---|
ボリューム | ★★★★★ |
難易度 | ★★★★★ |
入手しやすさ | ★★★★★ |
オススメ度 | ★★★★★ |
クリア時間 | 約20時間 (参考) |
対応ハード | ・ニンテンドーDS ・Nintendo Switch ・PlayStation 5 ・Steam など |
DS『悪魔城』第3弾『奪われた刻印』である。2008年発売。DS三部作の終を飾るに相応しい屈指の名作だ。
最初に言っておくと…このゲーム、かなり難易度が高い。
要求されるアクション練度が高く、今回紹介するタイトルの中でも最上位に来る高難易度っぷりだ。『月輪』と同じかそれ以上。ガチで難しい!!
何故こんな難しいかというと…主人公「シャノア」が退魔の血筋と無縁なのが大きいように感じる。彼女はベルモンド一族でも、モリス家の者でも、魔術師の家系でもない。
物語の舞台は19世紀初頭。ベルモンド一族が消息を絶ち、魔王ドラキュラに対抗できる存在が消え去った時代の話だ。
最悪の事態を恐れた教会は特務機関「エクレシア」を設立。シャノアは、組織に属する女戦士。武器や魔法を実体化させる特殊な印術「グリフ」の使い手である。
本作の「グリフシステム」はかなり独特。
これまで武器・魔法・サブウェポン等に細かく分類されていた要素を、1つの能力に統合した攻防一体のアクションだ。
「グリフ」は右手・左手・背中の最大3枠まで装備可能。武器系/魔法系など様々なグリフが存在する。
最初は数こそ少ないが、敵を倒したり、ステージ各地に隠された刻印を収集することでバリエーションが増えていく。複数のグリフを組み合わせた強力な「合成印術」も発動可能だ。
ただし…グリフは種類を問わず、使用する度にMPを消費する。
歴代『悪魔城』シリーズでは、武器は無制限、魔法やサブウェポンはMP消費で使える!という仕様だったが…本作では全部共通。
一応、時間経過で自動回復するのだが…戦闘時にはMPが枯渇しがち。とにかくリソース管理が重要だ。常にMP残量を気にしなければならない。
他のDS悪魔城2作と比べると、超硬派でストイックなゲーム性と言える。ボス戦は苦戦必至。ゲーム終盤まで厳しい戦いが続くことを覚悟しよう。
そんな感じで難易度高めの本作だが…ストーリーが本当に良い。グッと来る。
シャノアは、ドラキュラをも滅ぼせる究極のグリフ「ドミナス」の適合者として選ばれた。ゲーム冒頭で適合儀式が行われるのだが…組織に属する仲間「アルバス」の裏切りに遭い、儀式は失敗に終わる。
ドミナスの刻印が奪われただけでなく…事故のショックで、シャノアは記憶と感情を失ってしまった。
だが彼女は戦士。嘆かず危険も厭わず、ドラキュラ討伐の使命を果たすべく、戦いに身を投じることになる。
何故アルバスは組織を裏切り、ドミナスを奪ったのか。シャノアは、魔王ドラキュラを倒せるのか。苦闘の果てに何が待ち受けているのだろうか?
真相は、貴方自身の目で確かめて欲しい!
DSソフトのプレミア化が進み入手困難な状況が続いてたが…遂に別ハード移植が実現。
『DominusCollection』に収録。Switch/PS5/Steam等でプレイ可能。
これで名作を誰もが手軽に遊べるようになった。巻き戻し機能が使えるので、難易度も下がっている。クールビューティ主人公が好きな人は是非とも挑戦して欲しい!
\かってーなー…/ \ユーキャンヒッミー/
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番外編
最後に外伝的作品・関連タイトルをザックリ紹介する。
Castlevania: Lords of Shadow 宿命の魔鏡
Castlevania: Lords of Shadow 宿命の魔鏡 - 3DS
操作性・UI | ★★★★★ |
---|---|
ボリューム | ★★★★★ |
難易度 | ★★★★★ |
入手しやすさ | ★★★★★ |
オススメ度 | ★★★★★ |
クリア時間 | 約10時間 (参考) |
対応ハード | ・ニンテンドー3DS ・Xbox 360 (HD版) |
『宿命の魔鏡』は、歴代シリーズの世界観設定を捨て去り、ゼロからの再構築・リブートを目指した『Lords of Shadow』シリーズ第2弾。
本編ではない所謂 "外伝作品" になる訳だが、これも2D探索型アクションなので軽くご紹介。
開発元が『メトロイド サムスリターンズ』『ドレッド』を手掛けたMercury Steam社で、最近になって再注目を集めてたりする。
ただ…個人の感想だが『宿命の魔鏡』はあんまオススメできない。
広大で探索しがいのあるマップ。ヒロイックで格好良いBGM。装備を組み替え最適解を探り、レベルアップで主人公が成長するRPG的要素。
これらが自分の思う2D探索型『悪魔城』の構成要素・魅力なのだが…『宿命の魔鏡』はいずれの要素も満たしてないように感じた。
マップは比較的一本道。音楽は環境音のような静かな曲調。アクション・探索進行はどちらかというと『メトロイド』寄りで武器もほぼ鞭のみ。RPGっぽい成長要素はあまり無い*3。
あと、操作に慣れてきた頃合いにキャラが強制変更される仕様が地味に辛かった。
"ベルモンド一族の悲しき運命を描いた群像劇" を表現すべく、本作では操作キャラが頻繁に入れ替わるのだが…キャラ毎にアクション・操作性が全然違うので慣れが必要。最初から全員使えると良かったのだが。
鞭を使ったアクションは格好良いものの、攻撃の当たり判定が分かりづらく、随所に挟まるQTEもどこか作業的であまり爽快感が無かった。色々と残念な作品。
…なんだか愚痴ばっかりで申し訳ない。
個人的には終始苦行が続く虚無ゲーという印象だったが…3DS版は立体視機能を最大限に活用できているし、グラフィック・背景美術も美しい。
ストーリー面でも『Lords of Shadow』三部作の1つとしてみれば、割と重要な作品だったりする。
MercurySteam製2DアクションゲームのQTEムービー変遷を雑にまとめた pic.twitter.com/Ub572EK3Dh
— わたりどりぃ㊗️フュージョン配信! (@Wata_Ridley) 2023年3月22日
また前述の通り、近年の『メトロイド』作品と開発元が同じなので…メトロイダーは試しに遊んでみて、かの傑作に至るまでの経緯に想いを馳せてみると楽しいかもしれない*4。
3DS版は入手困難になりつつあるが、Microsoft StoreでHD版を購入可能。気になる人は買ってみるべし。
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Bloodstained: Ritual of the Night
Bloodstained: Ritual of the Night
操作性・UI | ★★★★★ |
---|---|
ボリューム | ★★★★★ |
難易度 | ★★★★★ |
入手しやすさ | ★★★★★ |
オススメ度 | ★★★★★ |
クリア時間 | 約20時間 |
対応ハード | ・Nintendo Switch ・PlayStation 4 ・Steam など |
最後に『Bloodstained: Ritual of the Night』も簡単に紹介しておく。
『悪魔城ドラキュラ』とは無関係のインディーズ作品!
なのだが…IGA氏をはじめ、かつて2D探索型『悪魔城』を作ってたメンバーが開発に関与している。所謂 "精神的続編" というヤツ。ゲーム性・世界観もよく似ている。
ゲーム性は『月下の夜想曲』をベースに『蒼月』『ギャビリンス』等の要素をプラスした感じ。
広大なマップをくまなく探索。荘厳でヒロイックなBGM。敵を倒して経験値を稼ぎ、レベルアップで成長。豊富な武器アイテムにレアドロップ。どれを取っても往年の探索型『悪魔城』のそれに近しい。
敵の固有能力を自分のモノにする「シャードシステム」も面白い。
『暁月』『蒼月』のタクティカルソウルをより洗練・昇華したシステムで、敵の能力を使役する特殊能力だ。ソウルと比較して使い勝手も良くなっている。
シャードにも成長要素があり、最大Lv.9まで上げると性能が段違い。ゲーム終盤のスペックは最強。向かうところ敵無し。かなりの "俺TUEEEE感" を楽しめる。
敵が落とした素材を集めたら、拠点にある工房でアイテムを合成できる。マップ探索で素材集め→拠点に戻って装備を整える…という作業がひたすらに楽しい。
他にも無料アプデでコンテンツが続々と追加されていて、ボリューム満点でコスパ最強。無限に遊べる神ゲーだ。
自分はガチ勢ではないが…何だかんだプレイ時間が200時間を越えている。それ程までに面白い。忘れた頃に遊びたくなる。そんな魅力があるように思う。
嬉しいことに…続編タイトルも鋭意開発中らしい。否が応でも期待が高まる。
一部報道のとおり、505 GamesとArtPlayは『Bloodstained: Ritual of the Night』続編の開発準備を進めております。
— 505 Games Japan (@505GamesJapan) 2021年6月4日
同時に、現在は『Bloodstained: Ritual of the Night』の追加コンテンツ開発に最も注力しています!引き続き今後のアップデートにご期待ください!#ブラッドステインド#505Games pic.twitter.com/hm7jlBLZIy
興味がある人は続編の発表前に、第1作『Bloodstained: RotN』を履修しておくと良いだろう。たまにセールで格安になってるぞ!
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最後に
以上、個人の主観マシマシな2D探索型『悪魔城ドラキュラ』シリーズ (+α) 紹介記事でした。
自分は子供の頃から『メトロイド』の大ファンだった。『悪魔城』の魅力を知ったのは割と最近。所謂 "新参ファン" である*5。なので、こういうオススメ記事を書く資格は無いかな~と思い、長らく執筆を躊躇していた。
ただ…自分のように魅力に気付くのが遅れて、2D探索型『悪魔城』に触れる機会を逃す人がいては勿体無い!!と思ったので、今回改めて記事を書き起こした次第。
だいぶ主観強めな紹介記事になってしまったが…一応全作プレイ済みなので間違ったことは言ってないハズ。マジで面白いゲームシリーズだと思うので、興味を持った人はどれでも良いから是非触ってみて欲しい!
ちなみにサムネの絵は自分が昔描いたアルカード様です。カッコイイ。
#悪魔城ドラキュラ 世界一格好良いマザコン - わたりどりぃのイラスト - pixiv
*1:『月輪』もゲーム序盤でダッシュ能力が解禁されるが…発動方法が "十字ボタン2回押し" なので操作性がやや悪かった。一方『白夜』ではLRボタンで直観的に発動できるため、プレイ体験がグッと改善されている。
*2:ちなみに『バンパイアキラー』は、Switch/PS4/Steam等でプレイ可能。『Castlevania Anniversary Collection』に収録されている。遊びやすいのでオススメ。
*3:一応、敵を倒すと経験値獲得&レベルアップで奥義アクションが増える!という成長要素はあった。しかし後述の通り、慣れてきた頃合いに操作キャラがコロコロ変わるので恩恵を感じられなかった。
*4:ちなみに『宿命の魔鏡』のディレクター&シナリオ担当はJose Luis Márquez氏。『サムスリターンズ』『ドレッド』でクリエイティブ・ディレクターを務めた御仁である。
*5:子供の頃、中古ゲームショップで『蒼月の十字架』が投げ売りされているのを見かけたが…当時の自分は『悪魔城ドラキュラ』と聞くとファミコン版(=高難易度ステージクリア型アクション) の印象が強く、コレも難しいゲームなんやろな~…と思って買わなかった記憶がある。もったいないことをした…