古今東西。様々なメトロイドグッズを淡々と紹介する【メトグッズ紹介】コーナー。
前回の記事では、任天堂ミニカプセルトイシリーズを紹介。ゲームソフトを手の平サイズにまで縮小した消しゴム&キーホルダーだった。
今回は先日発売されて間もない可動フィギュア「figma E.M.M.I.」をレビューしていきたい。
そう。皆さんご存知。『メトロイド ドレッド』でサムスを執拗に付け回す、あの忌まわしき殺人兵器である。
リドリー、ダークサムス等、他の有名キャラを差し置いてまさかの立体化!この意外過ぎる商品展開にメトロイドファンの間で喜びの声が上がりまくっている。
⚙️ 新商品情報 ⚙️
— グッドスマイルカンパニー【公式】 (@gsc_goodsmile) 2023年7月14日
figma E.M.M.I.
_______
✅オプションパーツ
・頭部プロテクター
・採取装置
・専用大型台座 ほか
▼商品情報はこちらhttps://t.co/fj0bkjSiDp#goodsmile #figma pic.twitter.com/8eSoCs4box
そんな感じで今が旬の「figma E.M.M.I.」をファン目線でみっちり紹介。嬉しくて写真も沢山撮っちゃいましたぞ。
figma E.M.M.I.
製品概要
今回の「figma E.M.M.I.」は制作発表から発売までに大体2年ほど掛かった。
初めて情報が公開されたのは、2022年8月6日~7日に新宿住友ビル三角広場で開催されたイベント「スマイルフェス2022」である。
その当時、発売がほぼ確定していた「figma サムス・アラン DREADver.」彩色見本と一緒にプロトタイプが参考出品されてた(らしい)
『#METROID DREAD』figma サムス・アラン DREAD ver.の彩色見本、E.M.M.Iの原型が展示!https://t.co/e5jXh2RviS#メトロイド #スマフェス #smilefest2022 pic.twitter.com/uEoMPopf7y
— 電撃ホビーウェブ (@hobby_magazine) 2022年8月6日
#SmileFest 2022 Figure Update!
— GoodSmile_US (@GoodSmile_US) 2022年8月6日
Good Smile Company
METROID DREAD
figma E.M.M.I.
Web Gallery: https://t.co/TxioKd3QtG#MetroidDread #figma #goodsmile pic.twitter.com/eTSJC4B9H9
自分はイベントには行かなかったが、Twitterでこの情報を知ってマジで衝撃を受けた。あのE.M.M.I.がフィギュア化されるだって⁉️
実際にイベント参加した方のレポートによると「figma E.M.M.I.」プロトタイプの脇に、以下の説明ポップが置かれていたそう。
作品名:METROID DREAD
商品名:E.M.M.I
スケール:NONスケール
発売時期:未定
販売価格:未定
原型制作:株式会社mffp
企画制作:マックスファクトリー
制作協力:浅井真紀
それから1年後。2023年7月7日。マックスファクトリー公式動画配信「ぶっちゃけまっくす放送局」で続報があった。
実物展示はなく、事前に準備したパネルでの紹介。E.M.M.I.原型のポージング写真や可動域、付属品等についての口頭説明があった。
そして2023年7月14日。この動画配信から程なくして「figma E.M.M.I.」予約受付を開始。
同時に既に完売してた「figma サムス・アラン DREADver.」再販も決定。数量限定で受注生産されることになった。E.M.M.I.とセットで遊んでくれ!という粋な計らい。
そして…現在に至る。当初の発売予定日は2024年5月頃だったが、若干伸びて6月に。予約から1年。ホントあっという間であった。
価格は16,800円くらい。グッスマ公式オンラインショップでの販売は既に終了。現在はAmazon等の一部ネット通販サイトで購入できる。
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パッケージ
「figma E.M.M.I.」が届いた第一印象。
デカいッ!!デカ過ぎるッ!!!
figma E.M.M.I.デカ過ぎて草 pic.twitter.com/2b0pje8ExY
— わたりどりぃ⚡️Prime 4続報期待 (@Wata_Ridley) 2024年6月1日
多分コレを買った90%以上の人間が同じ感想を抱いたことだろう。マジで箱がデカいのだ。何だコイツ。小型家電くらいの大きさがあるぞ⁉️
問題のパッケージがこちら。
E.M.M.I.の写真がプリントされた赤色の小洒落たパッケージ。コレが笑っちゃう程大きいのである。
単体だとサイズ感が伝わらないと思うので身近な物と比較。500mlペットボトルを横に並べてみた。コレを見ればデカさが一発で理解できるハズ。
手持ちの「figma サムス・アラン DREADver.」パッケージとも比較。ついでに原作ゲーム『メトロイド ドレッド』も並べてみた。
うーん…桁違いのデカさ。サムスの箱と比べて二回りくらい大きい気がする。
その他、別角度から撮ったパッケージ写真。公式アート再現写真や、製品説明が掲載されている。
パッケージ開封。figmaを包装してるブリスターもデカくて分厚い。流石、宇宙で最も硬質な素材でできた惑星探査ロボット。外装も堅牢に造られているのである。
通常、figmaのパッケージ内側には切り取り線付きの背景台紙があり、別売のスタンドベース「di:stage」で使えるのだが、今回は無し。E.M.M.I.を飾るには小さいから不要!と判断されたのだろう。
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figma本体
figma E.M.M.I.本体。『ドレッド』劇中のビジュアルを完全再現。
サムスが (通常ルートで) 2番目に遭遇する白色の個体「E.M.M.I.-02SM」のデザインを採用。今にも襲いかかって来そうな雰囲気。
塗装もシンプルかつ綺麗。全体的にマットな発色で良い感じ。成形色を活かしつつ丁寧に仕上げられている。
パッケージ時点で相当デカかったが、figma本体もメチャ大きい。実測してみたところ…屈んだ姿勢でも全高21.5cmほどあった。デカイな!
500mlペットボトルを横に並べるとこんな感じ。明らかに規格外の大きさ。どう見てもfigmaではない。トランスフォーマーとか、DX戦隊ロボとかの規格なんだよなぁ…
「figmaサムス・アラン DREADver.」との大きさ比較。
ノンスケールフィギュアだが、サムスとの身長差は原作と揃えてある。サムスも全高約16cmとfigmaの中では結構大きい部類に入るハズなのだが…それを優に超えるビッグサイズ‼️
ただ、見た目に反してそこまで重量は無い。手に取ってみると意外と軽くて驚いた。基本素材はABS、胸部・首のインナー部等にはPVCが使用されている。
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可動域・ギミック
figma E.M.M.I.。ビジュアル再現度の高さは然ることながら…可動域の広さ・ギミックの詰め込み具合もハンパない。
全身各所に関節パーツが巧みに組み込まれていて、思った以上にガシガシ動かせる。劇中でE.M.M.I.が取るポーズの大半は再現可能。
まず両腕。上腕部のヒンジ可動で、腕の長さを延長できる変形ギミックを搭載。腕を引き出してビヨーンと伸ばせる。原作でも四つん這いで移動する時とかに使ってた。
さらに前腕部にもスライド式伸縮ギミックを搭載。先端部分を持って引き出すとグニョーンと伸びる。これも原作再現。両腕を最大まで伸ばすと存在感がスゴイ。
指パーツは、付け根の部分にfigma関節が組み込まれている。
指先や第一関節は可動しないが、コレで十分だなと思った。地面に手を置くポーズなんかも問題なく取れる。
肩周りの可動域。肩の付け根に球体関節があり、そこに取り付けられた肩アーマーが、干渉せず独立可動する設計。自由度は高い。
脚部のアップ。俗に言う "逆関節" タイプの脚。
一部関節は、保持力を高めるため金属ネジで固定されている。まるで工業製品のよう。結構しっかり硬い。
腕と同様、脚のスネ部分にもスライド式伸縮ギミックが備わっている。段差付きのクリック感あるギミックで、全身の重量を支えつつ脚を伸ばせる設計。
さらに、膝の曲がり具合に連動して太腿のシリンダーが伸縮。さながら筋繊維。ロボットらしさを強調する演出に一役買っている。
胴体パーツ。腹部は蛇腹関節で組まれている。
腰回りのチューブは軟質素材。胴体を曲げて倒しても柔軟に追従してくれる。塗装もしっかりしてて、動かしても色落ちする気配が無い。
頭部アップ。PVC製インナーパーツが蛇腹状に組まれていて、内部の球体関節によりグリグリ動かせる。
なお、頭部・胴体の可動は若干制限があり、正面90度程度しか動かせない。そのままでは体を逸らして後ろに仰反るポーズは不可能。
アレ?でも…パッケージ写真では仰け反ってたような。一体どうやってたんだ?
説明書にも記載があるが、仰反りポーズを取らせる時は左右の脚パーツを入れ替える必要がある。脚の付け根の球体関節を取り外そう。
脚パーツを取り外す時、破損しないよう注意。下半身を持って垂直方向にグッと力を入れると取りやすい。
そんなこんなで…裏技的に仰反りポーズを実現。メレーカウンター成功後の "あの硬直状態" を再現できるぞ!
この仰反りポーズの応用で…股下を潜ってニュルリと方向転換する "あのキモいムーブメント" も再現可能。
人外ならではの動き!つて感じでマジで気持ち悪いんすよねアレ(褒め言葉)
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付属品
付属品も豊富。ゲーム内の各形態を再現できる頭部オプションパーツ、専用ディスプレイスタンド、小物保管用の袋、取扱説明書が同梱。
頭部パーツは付替式。上の写真のようにパカッと外せる。大小4つの穴があり、パーツの凸部を嵌め込むことで交換可能。
オプション頭部その1。捕獲した生物を貫きDNAサンプルを抽出する「採取装置」パーツ。
劇中同様、かなり鋭利で尖ってるので、足で踏んでケガしないよう注意。先端恐怖症の人も気を付けよう。
オプション頭部その2。E.M.M.I.唯一の弱点を保護する「頭部プロテクター」パーツ。
02SMが装着していた、狭い通路に引っ掛かる事に定評がある大型プロテクターを立体化。こちらも原作再現度が高い。
プロテクターは、通常の頭部に専用パーツを取り付けてから接合するスタイル。
まず、上の写真のように頭部側面パーツ×2を取り外す。その後、同じ形状でサメのヒレのような突起が付いた専用パーツ×2をセットする。
最後に突起部位をプロテクター裏面の凹部に嵌め込めば、装着完了である。
突起が結構鋭いので、パーツ付替時に勢い余って指をケガしないよう注意。
腕を伸ばして横倒しにすれば…劇中で度々目にする "四つん這いポーズ" も再現可能。プロテクターを装着するとかなり "らしさ" が強調される。
腕を伸ばした時の関節周りは若干ユルいので、うまく調整しないと重量に負けて前のめりになってしまう。注意されたし。
そして、完全新規造形の専用ディスプレイスタンド。
X字型の台座と梯子のような支柱パーツで構成されている。かなり頑丈な設計。E.M.M.I.の巨体を安定して支えることが可能。
従来のfigmaディスプレイスタンドとの比較。明らかに大きさが違う!ゴツイ!
E.M.M.I.の全身を支える為には、既存のスタンドでは不十分だった訳ですね。
E.M.M.I.本体にはスタンド接続用の穴が付いている。胴体と臀部の2箇所。ここに支柱パーツを挿し込んで固定する。
スタンドは非常に安定感があり、無茶なポーズを取らせてもガッチリ固定してくれる。ライダーキックも難なくできるぞ!
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ギャラリー
以下、自分が撮影した「figma E.M.M.I.」の写真を無造作に掲載。結構ふざけた写真も多いので注意。
迫り来るE.M.M.I.!パトロールモード!
走れサムス!E.M.M.I.の追跡を振り切れ!!
オメガキャノン獲得!プロテクターを破壊!チャンスだ!!
しかし…失敗!捕獲されてしまった…!危うし!サムス!
カウンター!そしてスライディング!
そして休戦へ…
こんな世界線もあったのかもしれない…
※ ↓↓ ここからおふざけ写真集になります ↓↓ ※
(落胆)
(この鳥人像…何かヘン…?)
メトロイドには勝てなかったよ…
万物を貫く最強の武器!E.M.M.I.スピアッ!!
そして最強の防具!E.M.M.I.シールドッ!!
騎士王サムス!降臨!!
大地を駆けろ!エミタウラス!!(?)
行くぞ合体!!
ドレッド・フォーメーション!!
完成!エミーカイザー!!(?)
ウォーカーモード!!(?)
いやぁ~…写真を撮るの楽し過ぎて…気付けば3時間くらい撮影会をやっていた。
しかも深夜に。我ながら何やってんでしょうねホント…
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総評
【オススメ度:★★★★☆ 4.5】
以上、今が旬の可動フィギュア「figma E.M.M.I.」紹介記事でした。
個人的に超オススメ。原作再現度が高いのと、全身にこれでもか!という程にギミックが詰め込まれていて、とにかく触っていて楽しいメカフィギュアだった。
『メトロイド ドレッド』未プレイでも、人外・逆関節型ロボが好きな人には絶対刺さると思う。他のフィギュアと一緒に飾ると楽しいぞ。
唯一のデメリットは…その大きさだろうか。とにかくデカイ。デカ過ぎて飾る場所・保管場所には苦心することだろう。自分もどこに飾ろうかずっと悩んでいる。どうしよう…
そんな感じで「figma E.M.M.I.」…とにかくオススメです。皆も買おう!!(ダイマ)
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