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コミュ障の鳥類が贈る雑記ブログ。

色々なレトロゲームで遊べる最強の互換機「レトロフリーク」

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最近、レトロゲームがSwitch/PS5等の現行ハードに移植されまくっている。往年の名作を誰もが気軽に遊べる。良い時代だ。

 

だが…この先絶対移植されないであろうレトロゲームというのも少なからず存在する。

 

その最たる例が版権モノ

 

よくネタにされる迷作・MD版『マイケル・ジャクソンズ・ムーンウォーカー』や、割と本格的なベルトアクションが楽しめるSFC版『セーラームーン』etc…

 

実機で遊ぶしかないレトロゲーム達

 

版権の都合上、この手のゲームが別機種に移植される可能性はゼロに等しいだろう。気になった場合、中古ソフトを入手して実機で遊ぶしかない

 

だが余程の愛好家でない限り、レトロゲームハード実機を用意するのは至難の業だ。かくいう自分も完全にライト層。メガドライブやスーファミの実機は持っていない。

 

 

そんな自分が目を付けて購入したのが…レトロゲーム互換機「レトロフリーク」だった。とりあえずコレ1台あれば、大抵のゲームはプレイ可能。まさに最強の互換機だった。とっても便利。

 

今回の記事では、そんな「レトロフリーク」の製品レビュー、実際に触って気づいたポイントなどを紹介していきたい。

 

「レトロフリーク」製品レビュー

まず製品レビューから。「コードフリーク」等でお馴染みのサイバーガジェット社が開発したレトロゲーム互換機である。

 

レトロフリーク本体 + カートリッジアダプタ

 

自分が所持してるのは基本色のグレー。スマホぐらいの大きさの本体を、カートリッジアダプタに装填して利用する。全体の大きさはお重の弁当箱1段分くらい。

 

「レトロフリーク」最大の特長は、対応ソフトの幅広さ

 

下記11種類のハードに対応。9,000タイトル以上のゲームソフトと互換性がある

 

レトロフリーク 対応ハード
  • ファミリーコンピュータ
  • スーパーファミコン/SNES
  • ゲームボーイ
  • ゲームボーイカラー
  • ゲームボーイアドバンス
  • メガドライブ/GENESIS
  • PCエンジン/TurboGrafx-16
  • PCエンジン スーパーグラフィックス

 

レトロゲーム互換機は数あれど、ここまで多岐に渡るソフトを1台で補完できる機種はあんまり無い。自分が購入に至った最大の理由と言える。

 

ゲームの種類を自動判別してくれる

 

ゲームプレイも簡単。カートリッジアダプタにソフトを装填すると、自動的にゲームソフトの種類を判別。スムーズにゲームを開始できる。

 

FC/SFC/MD用スロット (埃カバー付)

 

↑上面。FC/SFC/MD用スロットが存在。各スロットには埃防止カバーが付いている。

 

市販のUSBコントローラーも使える

 

↑正面はこんな感じ。PCE/GB/GBA用スロットコントローラー接続用USBポート×3がここにある。

 

USBポートには付属コントローラーだけでなく、市販品も接続可能。自分が持ってるBuffalo製「レトロ調USBゲームパッド」も問題なく使えた。人数分のコントローラーがあれば対戦もできる。

 

キーコンフィグ設定も可能で、コントローラーに好きなボタンを割り当てられる。連射設定もできる等、柔軟性が高い。

 

電源/ケーブル類は背面に接続する

 

↑背面。挿し込まれた本体に電源ボタン/ACアダプタ端子が付いている。映像出力用のHDMI端子、データ保存用microSDスロットもここ。

 

映像出力は割と綺麗。どんなレトロゲームも自動的に720pで高解像度化される。レトロゲームを遊ぶには十分なグラフィックだ。アスペクト比変更・映像フィルター等の補助機能も充実。

 

レトロフリーク付属品

 

↑付属品はこんな感じ。ACアダプタとHDMIケーブル、USB有線コントローラー、各ハード対応のコントローラーアダプタが付属。必要な物は全て揃ってる印象。

 

SFC準拠の標準コントローラー

 

↑付属のUSBコントローラー。SFCを彷彿とさせるボタン配置。デフォルトでショートカットキー設定も登録済み。接続したらすぐ使える。

 

コントローラーアダプタ

 

↑コントローラーアダプタ。コレを噛ませれば、オリジナルの純正コントローラーや周辺機器を使ってゲームを遊べる。2PをUSBコントローラーにして対戦もできる。

 

メーカー希望価格は25,300円。定期的に再販されてるので、今でもネット通販で定価で買える。レトロゲーム好きやゲーム実況者にオススメの互換機だ。

 

 

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「レトロフリーク」活用術・TIPS

セーブデータの保存/コピー

レトロフリークの特長その1。本体にセーブデータを保存可能

 

本体にセーブデータを保存可能

 

レトロゲームはソフト内蔵のバッテリーバックアップ用電池が切れて、セーブデータを保存できなくなる場合が稀にある。

 

電池を変えれば解決するが…多少の手間と専門知識が必要。初心者には若干ハードルが高い。

 

だがレトロフリーク経由で遊ぶ場合、こうした問題は起きない。電池切れソフトでも、レトロフリーク本体にセーブデータを保存できる。特別な操作は不要。設定後、普段通りゲーム内セーブすればOK。

 

本体に保存したセーブデータをmicroSDにバックアップしたり、既にソフト内にあるセーブデータをコピー・保存することもできる。

 

クイックセーブ機能

レトロフリークの特長その2。最近のレトロゲー移植作でよく見る「クイックセーブ」機能を標準搭載。

 

ゲームプレイ中、好きなタイミングでクイックセーブ/ロードが可能。いつでもゲームを中断/再開できる。高難易度アクション、不可逆要素のある戦略ゲーを遊ぶ時などに有効だ。

 

標準コントローラーの場合、以下のボタン操作で実行できる。

  • Option + R:クイックセーブ
  • Option + L:クイックロード

 

クイックセーブデータは、1つのソフトに対して最大100個まで保存可能。レトロフリークで動作する全ソフトに対応している。

 

スクリーンショット撮影

レトロフリークの特長その3。ゲーム画面のスクショ撮影ができる。

 

ボタン操作でスクショ撮影

 

ボタン操作でゲーム画面を撮影→画像ファイルをSDカードに保存可能。多くのエミュレーターに標準搭載されてる機能だが、互換機でコレが出来るのは嬉しい。ファイル形式も選択可。

 

標準コントローラーの場合、Option + Y でスクショ撮影。スクショボタンの割り当て変更も可能。

 

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ROMデータの抽出・保存

レトロフリークの特長その4。ゲームのROMデータを抽出・保存可能

 

ゲームのROMデータを抽出・保存できる

 

通常のレトロゲーム機・互換機は当然ながら、カセットを挿している時しかゲームを遊べない。

 

だがレトロフリークの場合、ゲームのROMデータを吸い出して保存できる。一度ROMデータを保存すれば、2回目以降はカセットが不要になる。

 

※ 勿論、ROMデータを吸い出さず普通のゲーム機のように使うことも可能。

 

注意点は2つ。まず、ROMデータ保存にはmicroSDカードが必須。製品付属してないので自前で用意しよう。

 

ROMデータはmicroSDカードに保存される

 

もう1つが超重要。ROMデータ吸い出しの違法性について。扱い方を誤ると著作権法違反となるので厳重注意。

 

news.yahoo.co.jp

 

大前提。ROMデータ吸い出しがOKなのは "自分が所持している" ゲームソフトだけ。それ以外は違法と考えるべし。

 

手持ちのゲームを私的利用 (家庭内で個人的に楽しむ) を目的に複製する…所謂「私的複製」に該当する行為であれば問題無い。レトロフリーク使用許諾でも次のように書かれている。

 

(1)お客様は、本製品でプレイするゲームについて、記憶媒体(micro SD)にインストールしてプレイする場合は、必ずお客様自身が所有するゲームカードやカートリッジを使用しなければなりません

引用:使用許諾/ライセンス|retrofreak Support|CYBER Gadget

 

手元にあることが前提条件なので…ROMデータ抽出後、不要になったゲームソフトを売却・他人に譲渡すると即違法となる。手元に無いからね。

 

他人から借りたゲームソフトのROMデータ抽出・保存も違法だ。自分の所有物じゃないからね。コレは意外と盲点らしく、実況者が配信でやらかして炎上した事例をチラホラ聞く。

 

抽出したROMデータをコピーして他人に譲渡したり、ネット上で無断転載したりするのも完全アウト。コピーガードを除去・他のエミュレーターで遊ぶ行為もNGだ*1

 

とにかく "手元にある" ことが重要ゲーム実況等でレトロフリークを使いたい場合、ROMは使わず、普通のゲーム機のようにカセットを挿して遊ぶのが無難だろう。

 

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相性が悪いゲームもあるので注意

9,000以上のゲームソフトと互換性がある!と豪語するレトロフリークだが…完全に実機と同じ感覚で遊べる訳ではない。相性が悪くて全然遊べないゲームもある

 

特に相性が悪いと感じたのが…GBAのアクションゲーム。具体例を挙げよう。

 

ファミコンミニ版『メトロイド』は全然遊べない

 

ファミコンミニ版『メトロイド』はロクに遊べない

 

ゲーム自体は正常に読み込まれているのだが…画面がうまくロードされず所々見切れていて、プレイに支障を来している。謎の黒い棒。自分がどこにいるか分からない!

 

微妙に操作しづらい『ゼロミッション』

 

『メトロイド ゼロミッション』は操作性が微妙だった。

 

遊べなくはないが…ボタンの反応速度が遅く全体的にモッサリ。ビーム連射すると、高確率で処理落ちが発生。GBA実機で遊んだ方が快適だと思った*2

 

『ふしぎのぼうし』は大丈夫だった

 

なお、GBAソフト全般が駄目!という訳ではない

 

自分の手持ちだと『ゼルダの伝説 ふしぎのぼうし』は快適に遊べたし、SFC/MD/GBのレトロゲームは問題無かった。完全に相性の問題と思われる。

 

自分が遊びたいレトロゲームが絶対に遊べる!という保証は無いので、その点にだけ注意されたし。

 

(この辺は試してみないと分からない…自分の好きなメトロイド系は『Ⅱ』『スパメト』以外全滅…)

 

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最後に

 

以上、レトロゲーム向け最強互換機「レトロフリーク」紹介記事でした。

 

ネット検索すると、違法性に関する記事がゴロゴロ出てくるので不安になるが…個人で普通に遊ぶ分には全く問題無い。ROMデータの扱いにだけ注意しよう。

 

最近また再販されて入手しやすくなってるので、気になる人は是非。

 

*1:レトロフリークにはゲーム内のプログラムを改竄して任意コードを実行できる「コードフリーク」機能も搭載されてるが、これも違法となる可能性大なので使わない方が良いだろう。

*2:ちなみにレトロフリークのアップデートを適用したところ、多少マシになった?気がする。