わたブログ - WataRidley's Blog -

コミュ障の鳥類が贈る雑記ブログ。

ロボットACTゲーム『Panzer Paladin』が面白かった

スポンサーリンク

f:id:Wata_Ridley:20200728101513j:plain

 

また良いゲームに巡り会えた。『Panzer Paladin (パンツァーパラディン)である。

 

カナダのゲーム制作会社 Tribute Games が開発した、レトロスタイルの新作アクションゲームだ。日本語にも対応していて、Nintendo Switch と Steamで配信中。自分はSwitch版を購入した。

 

このゲームを知ったきっかけは、ファミ通公式Twitterの以下のツイート。TLをダラダラ眺めていた自分は、ツイートに埋め込まれたオープニング映像 (動画の冒頭部分) に心を奪われたのだった。

 

 

そう、カッコイイ巨大ロボットが主人公なのだ。今どき珍しい。

 

操縦する女性キャラの雰囲気といい、昔懐かしい80~90年代のロボットアニメ感が強いのも心惹かれる。『聖戦士ダンバイン』『機甲界ガリアン』など、往年の名作アニメを彷彿とさせるビジュアルだ。

 

幼少期より幾多のロボットアニメ・特撮作品を見て育った自分は、このプレイ映像を見て、否が応でも血が滾るのであった。…コレは "買い" だな。間違いない。

 

7月22日の配信開始と同時にダウンロード。クリアするまで遊んでみたのだが、自分の直感は正しかった。ビジュアル面はさることながら、ゲーム内容も意外と面白くて、プレイ後の満足度が高い良作タイトルだった。エンディングで制作者の愛を感じたよね。

 

 

今回はそんな感じの『Panzer Paladin』について、プレイ感想など交えながら、簡単にレビューしていきたい。ロボ好きは勿論のこと、古き良きアクションゲームが大好きな方にもオススメである。

  

往年のロボットアニメ風デザイン

記事冒頭でも述べたとおり『Panzer Paladin』では、往年の日本アニメを強く意識したデザインが目立つ。最近のアニメでは見かけないタイプの、どこか懐かしい感じの絵柄。

 

ゲーム中のグラフィックは、すべてドット絵で描かれていて、ファミコン・PC88などのレトロゲーっぽい印象。この時代錯誤な感じがたまらない。

 

f:id:Wata_Ridley:20200731124254j:plain

f:id:Wata_Ridley:20200731144104j:plain

往年のロボットアニメ感がスゴイ


本作の開発メンバーの1人、Jean-Francois Major氏の言によると、彼らが慣れ親しんだ日本のゲーム・アニメのリスペクトを盛り込んだという。ビジュアルに関しては、欧米で人気の高い『パワーレンジャー (スーパー戦隊)』『ヴォルトロン (百獣王ゴライオン)』などの影響が特に強いそうだ。

 

――本作が影響を受けた作品はありますか?

 

Major氏:
 何より、本作における剣を使ったプレイは『リンクの冒険』から影響を受けています。
 他には『超惑星戦記 メタファイト』シリーズや昔の『ロックマン』からの影響もありますし、ゲーム以外ですと「スーパー戦隊シリーズ」や「ヴォルトロン」「UFOロボ グレンダイザー」の影響もあります。

 

引用:目標は、『リンクの冒険』を超えるものを作ること―ファミコン風ACT『Panzer Paladin』開発者ミニインタビュー - Game*Spark

  

本作ではゲームの合間にカットシーンが挿入され、物語が進められていく。海外製のゲームだが、テキストの日本語翻訳はほぼ完璧で、特に違和感なく遊べる。コレは地味に嬉しいポイント。翻訳が気になるインディーズゲームって多いのよね。

 

ストーリーも往年のロボットアニメを思わせる、王道的な展開。凶悪な「ラヴェナス」率いる魔物軍団が、地球侵略を開始!悪の野望を打ち砕くため、人類最後の希望、正義のパワーアーマー「グリット」が立ち上がる!…といった物語になる。

 

f:id:Wata_Ridley:20200731163235j:plain

悪に立ち向かう王道ストーリー

 

主人公機「グリット」は、パラディン型のパワーアーマー。科学技術の粋を結集して開発した、人類が誇る最終兵器である。人間が乗り込んで操縦するタイプのロボだが、なんか普通に喋る勇者ロボみたいだなお前。

 

f:id:Wata_Ridley:20200731112552j:plain

普通に喋るグリットさん

  

もう1人の主人公、グリットの操縦者「フレイム」は、救助用に開発された女性型アンドロイド。超人的な身体能力に加えて、人類を救いたい!という熱いハートを持ち合わせている。人間味の強い熱血アンドロイドだ。おっぱいと髪型のボリュームが凄い。

 

f:id:Wata_Ridley:20200803111127j:plain

人類愛に満ちたフレイムさん

 

主人公に協力してくれる脇役も、往年のアニメ作品に出てきそうな懐かしい雰囲気で、個性的なキャラが多い。ゲーム攻略に役立つ重要テクニックなんかも教えてくれるぞ。

 

f:id:Wata_Ridley:20200804120019j:plain

f:id:Wata_Ridley:20200804120012j:plain

脇役キャラも懐かしい雰囲気

 

王道的なストーリー!と先に紹介したが、意外とシナリオは凝っていて、物語の途中で衝撃の事実が判明する。さらに本作ではマルチエンディングが採用されていて、複数のエンディングが用意されていて、条件分岐ではバッドエンドにもなりえる。真相は…自分の目で確かめてみて欲しい。

 

スポンサーリンク
 

キャラを交代して進む正統派アクション

『Panzer Paladin』は、正統派スタイルの2Dアクション。残機制のゲームで、穴に落ちたり、体力ゲージが0にならないよう注意しながら、ステージクリアを目指していく。

 

主人公機「グリットは、『リンクの冒険』をリスペクトした操作感。近接格闘が得意なキャラで、剣などの武器で敵を攻撃したり、シールドで身を守ったり。バックステップを使って、敵の攻撃をサッと回避することも可能だ。

 

f:id:Wata_Ridley:20200804132506j:plain

剣術と盾で戦うグリット

 

このゲームでは基本的に、グリットを操作して進んでいく。アクションが豊富で打たれ強いが、全体的に動作が重たく、瞬発力にはやや欠ける。巨大ロボを操縦している感が見事に再現されている…と言えなくもないが、操作に慣れが必要かも。

 

f:id:Wata_Ridley:20200804134705j:plain

操作は重たいが、アクションが豊富

 

『ブラスターマスター』のように、操縦席から降りた「フレイムを操作する場面も。搭乗型メカの設定を活かしたキャラ交代システムで、プレイヤーの任意で操縦席を降りられるのだ。大破したグリットから脱出して行動を続行!…なんてこともできる。

 

f:id:Wata_Ridley:20200803110256j:plain

パイロット単独で進む場面も

 

フレイムは俊敏性に優れるほか、狭い通路をスイスイ進める。ムチを使って敵を攻撃したり、ワイヤーアクションで障害物を突破できるなど、グリットとは全く異なるキャラ性能だ。フレイムに交代しなければ、進めない箇所も多い。

 

f:id:Wata_Ridley:20200801171822j:plain

ワイヤーアクションが得意

 

だが、フレイムは耐久力が低く、敵の攻撃に滅法弱い。また、グリットから一度降りると、特定の復活ポイントに辿り着くまでキャラ交代できない!という大きなデメリットもあるので、状況に応じて操作キャラを使い分けることが重要になってくる。

 

f:id:Wata_Ridley:20200731120953j:plain

f:id:Wata_Ridley:20200803174845j:plain

世界各地のステージを巡る

 

『Panzer Paladin』には、いくつかのゲームモードがある。メインとなる「ストーリーモード」では、ステージ選択画面から世界各国に飛び、その国を支配するボスを倒していく。『ロックマン』とよく似たスタイル。

 

f:id:Wata_Ridley:20200804151628j:plain

強制スクロール面もある

 

ストーリーモードでは、全13種類のステージが用意されていて、思った以上にボリュームがある。どのステージも際立った特徴があり、様々なギミックが組み込まれていて、なかなか歯応えのある難易度だ。アクションゲームの定番要素は大体揃っている印象。

 

ステージの最後に現れるボスは、どれも個性的で強敵揃い。固有のスキルを持ってたり、動作が異常に素早かったり…道中のザコ敵とは明らかに格が違う。プレイヤーの技量が試されること間違いなし。

 

f:id:Wata_Ridley:20200801174538j:plain

ステージ終端のボスを倒せ!

 

…こう書くと「高度なアクションが要求されるのでは?」と不安を感じる人も多いと思うが、全く心配はいらない。このゲームでは「武器」が大きなテーマになっていて、武器を上手に活用すれば、ボス戦を制することも容易い。以下、簡単に説明したい。

 

スポンサーリンク
 

武器を拾って戦う!そして壊す!

『Panzer Paladin』では「武器」を使ったアクション・戦略が非常に重要になる。ゲーム開始時のグリットは、盾以外の装備を持たず、リーチが短めのパンチしか攻撃手段が無い。戦えなくはないが心もとない。

 

f:id:Wata_Ridley:20200731164629j:plain

ゲーム開始時は素手で戦う

 

武器は現地調達で入手する。道中で拾ったり、敵を倒して奪い取った武器を、ガンガン使い回していくのだ。各ステージのボスを倒せば、強力な武器もゲットできる。

 

このゲームでは100種類以上の武器が用意されていて、それぞれ属性・威力・リーチなどが微妙に異なる。カナダでは「ホッケースティック」、日本では「刀」といった具合に、各ステージの特徴が反映された武器も多く、視覚的にも楽しい。

 

f:id:Wata_Ridley:20200731153114j:plain

武器を拾って自分のモノに!

 

武器は最大4つまで装備可能で、それ以上 入手した場合は「ストレージ」に自動転送・ストックされる。ストックした武器は自由に脱着でき、次のステージに持ち越すことも可能だ。武器をジャンジャン集めて、攻撃手段を増やしていこう。

 

ただし、本作の武器は使い捨ての消耗品使い続けるうちに摩耗していき、「耐久性」の数値が0になると、壊れて使用不能になるのだ。手持ちの武器を上手にやりくりすることが、ゲーム攻略のカギになる。

 

f:id:Wata_Ridley:20200731193045j:plain

武器を投げつけることも可能

 

武器を投げて遠くの敵を攻撃することも可能で、命中すればかなりのダメージを与えられる。だが、敵にぶつけた武器はすぐに壊れるので、使いどころは慎重に。

 

この「武器を拾って壊れるまで使い潰す」というゲーム性は、『ゼルダの伝説 BotW』などに似ている。だが、本作にはオリジナリティの高い要素もある。それは、武器の自壊アクションだ。

 

f:id:Wata_Ridley:20200804174125g:plain

武器を壊してスペルを発動!

 

各武器には「スペル」という特殊効果が設定されていて、プレイヤーが任意で武器を破壊することで、効果が発動する。武器を使い潰して壊すのではなく、特定のコマンド操作で "自壊" させるのだ。

 

f:id:Wata_Ridley:20200805150026j:plain

ソードビームを放つ「ビーム」効果

 

MP消費型ではなく、武器を捨てて発動するタイプの魔法…と言えば、イメージしやすいかもしれない。「攻撃力アップ」「防御力アップ」などのバフ効果や、「強回復」などの体力回復、広範囲攻撃を発動する「サンダー」など、様々な効果のスペルが用意されている。

 

f:id:Wata_Ridley:20200805145605j:plain

「ウィング」は無限ジャンプを可能にする

 

ゲーム中では何故かサラッと紹介される程度だが、この自壊アクションは超重要テクニック。スペルの使用有無によって、ゲーム難易度が大きく左右されるのだ。

 

特にボスとの戦闘では、全体攻撃・体力回復などの効果を持つ武器を、どれだけ所持しているかが勝敗を分ける…といっても過言ではない。武器を集めて温存し、ここぞという時に強力なスペルを発動!といったプレイングをオススメしたい。

 

f:id:Wata_Ridley:20200731134336j:plain

回復系スペルは、なるべく多めに持っておこう

 

武器の用途は他にもある。例えば、道中の「チェックポイント」の有効化にも武器が必要だ。手持ちの武器を台座にブッ刺すことで、進行状況のショートセーブができる。

 

f:id:Wata_Ridley:20200801172306j:plain

簡易セーブにも武器を使う

 

このゲームでは一度死ぬと、ステージの最初からやり直しとなってしまうので、チェックポイントは絶対に活用すべきだと思う。手持ちの武器が少ない場合は、武器を取るかセーブを取るか、苦渋の決断を強いられることになるが。この辺の駆け引きも面白い。

 

f:id:Wata_Ridley:20200731165043j:plain

武器を溶かしてステータスを強化

 

持ち帰った武器を「ラボ」で消費して、体力ゲージを強化することも可能だ。気休め程度の上昇率ではあるが、やっておいて損は無い。ゲーム序盤は武器を集めまくって、ジャンジャン強化に回そう。

 

スポンサーリンク
 

オリジナル武器を作ってシェア!

 武器をテーマにしたゲーム性が売りの本作だが、なんと武器を自作することも可能だ。「鍛冶モード」でドットを打ち込み、ユーザーが自由に武器をデザインできる。

 

武器の見た目は勿論、ポイントを消費して、詳細なステータス・スペルなども細かく設定できるのだ。コレが結構楽しかったり。自分もハンマーとか作って遊んだ。

 

f:id:Wata_Ridley:20200731120410j:plain

オリジナル武器が作れる

 

TwitterSteamコミュニティを覗くと、この武器エディットを楽しんでいる人は結構多い様子。カッコイイ武器は勿論のこと、ペットボトル、抱き枕、スイカバーなど、ネタに走った大喜利デザインも散見される。自由度の高さが伺えますな。

 

ユーザーが作成したオリジナル武器は、オンラインで不特定多数のユーザーにシェアされるのだが、この共有方法がユニーク…というか結構変わっている。

 

f:id:Wata_Ridley:20200801173940j:plain

ライバルを倒すと武器が貰える

 

本作ではステージの中間地点に差し掛かると、宿敵「ホースマン」との戦闘イベントが発生することがある。このライバル戦に勝利すると、報酬としてオリジナル武器が貰えるのだ。貰える武器はランダムで、何が出るかはホースマンを倒すまで分からない。自分の予想斜め上を行った、ヘンテコ武器が貰えたりする場合も。

 

自分が作ったオリジナル武器が、どこかの誰かに使われている。意外性があって面白いオンライン共有機能と言えるだろう。せっせとギャグ武器を作成・共有して、世界中の人々を困惑させるのも一興だろう。自作した武器を、制作者自身が使えないのはチョット残念だが。

 

スポンサーリンク
 

ロボ好きにオススメの良作

 

『Panzer Paladin』…自分のような懐古主義的ロボオタクには、ドストライクな良作ゲームだった。際立って斬新な要素は無いものの、非常に丁寧に作られていて好印象。一昔前のロボットアニメ・2Dアクション成分に飢えている方にはオススメである。

 

救済措置が多くて難易度が下がった初期の『ロックマン』…というのが個人的な総評。普通に遊ぶとチョイ難しいが、ステージを周回して武器を集めれば、どんな人でも必ずクリアできるよう設計されている。ゲーム下手な自分には、丁度イイ塩梅に感じられた。

 

逆に武器を集めなければ、一気に難易度が跳ね上がるので、腕に自信のある人は縛りプレイに挑戦するのもアリだろう。クリア後には、ボスと連戦する「トーナメントモード」などが解禁されるので、上級者でも十二分に楽しめるハズだ。

 

そして何よりも、キャラを動かしていて楽しく感じられるのが非常に良い。アクションゲームでは大事なポイントだと思う。強いて言えば、もう少し武器のバリエーションが欲しかったかな。…コンセプト的に難しそうだけども。

 

気になるお値段は 2000円。単発のインディーズタイトルにしては、少々強気な価格設定ではある。今後セールで安くなる可能性もあるので、値段高ッ!と感じた人はそこを狙った方がイイかもしれない。個人的には価格相応に楽しめたけどね。

 

 

また、本作のサウンドトラックも絶賛配信中。アクションゲームに相応しい、アップテンポでノリノリな楽曲が多いので、興味を持った人は是非買い支えよう。自分も買ってしまった。Steam経由で買うとメッチャ安いのでオススメ。

 

 

ひとまず、ストーリーモードをクリアした自分だが、実績の全制覇がまだ終わっていない。帰るまでが遠足、スタッフロールを最後まで観るのが映画。そして、実績を全部埋めるまでがゲームなのだ。ここは絶対に外せないポイントである。

 

f:id:Wata_Ridley:20200804181000j:plain

実績を達成しなきゃ…(使命感)

 

しかしながら、実績リストをよく見ると「隠された宝を全部見つける」「タイムアタックのゴールドランクを取得する」など、ゲーム下手な自分には結構キツイ感じの項目も多い。コレ、全部達成するの無理くさいのでは…?

 

だが、弱音を言ってられないだろう。今後も他のゲームを楽しむ傍ら、気が向いたときに『Panzer Paladin』を遊んでみて、実績の全制覇を目指していきたい。大丈夫、きっと上手くいく (キャプテン A・エグゼター)